開いた壁の向こうは、一面の氷原だった
氷狼はいるわ氷の女王の手下はいるわ

レオは来た?
ここへ来た?

ヒュウヒュウ鳴る風のように問われる

レオって誰だよ
知らんよ

答えぬなら!

だから答えないんじゃなくて知らんの!!

って言って聞いてくれる氷の魔物どもでもなく
ああ
バーものの
惜しまれつつ閉店か!
って思ったとき!

関係ない者を巻き込むな!

美しい鋭い声が響いたかと思うと、私の視界が白に輝いた
白いライオンがそこにいた
大きくてひたすら美しい
レオかパンジャ~ジャングル大帝の~かって感じ
レオ、
ああ、
ライオン!!

あなたのところにあるあれを!
金色(こんじき)の!

ししゆず??

冷蔵庫から取り出して、眼前に突き出すと、太陽のようなそれはいきなり激しく輝きだし、店内から壁外の氷原までも、強く熱く照らし始めたのだった!

ああ!!
太陽の使いが!!
ここにも!!!

氷の女王と眷族が、溶けかかりながら退いてゆく
レオも溶けてゆくが、その中から、線の細い美形の騎士が現れたではないか

そしてししゆずさまもまたみるみる形を変えてゆき、騎士にふさわしい美しい姫になってゆく
(手のひらから降りて!重い!骨折れる!!)

ゆずししさま!

ししゆず姫!

二人はひしと抱(いだ)き合い、そのまま壁外~既に氷の世界は尽きて、みずみずしい緑野になっている~出ていった・・・

あとには閉じた壁と私とししゆずさまの包装紙
ししゆずさまはもちろんいない

でもとりあえず、

なんか一つのファンタジーは大団円となったらしい・・・


※ あとでゆきさまに謝られた
  氷の女王とは遠縁だそうだ

  わがままだし、
  他系統だから
  あまり関わりは無いのだけどね

  とのことだった


#ものの町日常
#連作の弐拾八

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NN/主題歌挿入歌カラオケ次回は何とin仙台。出張なんかしちゃってみるぜっ それでも地球は回っている