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AI画像のデザイン、どれも似てる? 差がつくのは『背景』『写真』の扱い方だった

AIのおかげで、バナー制作のハードルはぐっと下がりましたよね!
Webデザイナーじゃなくても、プロンプトを数行書いたら、たった数十秒でデザインが完成。
まさにデザインの電子レンジ…!

なんて便利だ…と感心すると同時に、こんなザワザワが湧いてきませんか?

「これ、誰でも作れるってことだよね」
「じゃあ、自分に依頼する理由って何だろう…」

でもね、よーく見るとプロとの差ってちゃんとあるんです。
それは「背景」と「写真」。
今回は、この2つを鍛えてくれたデザイン本を2冊紹介します。
本のテクニックを応用した作例つきです。


「これ、AI画像っぽい」

※本記事はAmazonアソシエイトリンクを含みます。2冊とも手元に置いて読み返している本です。


AIで生成したバナーは、こんなところが気になりませんか?

「きれいだけど、要素が多くてごちゃついてる」
「他の人のバナーも、デザインが同じに見える」

AIが作りがちな盛り盛りバナー


AIは、見栄えのするデザインを作るのが得意。
でも、そのまま使うと情報量が多くなりすぎて、視線がすべってしまうんです。
一番見せたいのは何か伝わりにくくなっちゃうんですよね。


たとえばnoteでも、情報量の多いサムネイルが並ぶ中に、シンプルで余白のあるバナーがあると、ふと目が止まりますよね。


AIの物足りなさやごちゃっと感を改善するのは、特別なセンスではありません。
デザインの調整テクニックです。


なかでも初心者とプロの差が出やすいのが、「背景」と「写真」の扱い方。


主役の文字や人物、商品は、みんな一生懸命作り込みます。
でも、その主役をどう引き立てるかまでは、意識して学ばないとなかなか身につきません。
私も駆け出しのころ、主役の写真や文字を作り込んで、背景まで気が回らず「なんか物足りないね」とダメ出しされた経験が何度もあります…

逆に言えば、このスキルを身につけると、

どこを直せば伝わりやすくなるか
何を足し、何を引けば見やすくなるか

そう判断しながら、AIに指示を出す側になれるんです。
AIに置き換えられるのではなく、AIを使ってデザインの完成度を上げる側になりたい…!


そのためにまず鍛えたいのが、『背景』と『写真』を扱う力。
その力を伸ばしてくれたのが、これから紹介する2冊です。
どちらも最近読んで、「AI時代のデザインにも役立つ!」と感じた本。
さっそく1冊目から紹介しますね。



1冊目:
『イラストが映える デザイン背景のきほん』


まずは、この本のアイデアを取り入れた作例をお見せしますね。

まず「背景を塗る」の章から。
左から、バイカラー・影を入れる・装飾を加えるアレンジ例です。
主役以外をフラットに塗ることで、注目度が上がり、絵に深みが出ます。



つづいて「フレームをつける」の章。
左から、安定感のある四角形、柔らかく上品なアーチ、柄を合わせて色をまとめるアレンジ例です。
フレームは、注目して欲しい部分にフォーカスし、画面に奥行きが出てインパクトを与えてくれます。


📗どんな本?

タイトルだけ見ると「イラストレーター向けの本」。
でも、「主役をどう引き立てるか」というデザイン本でもあります。

「背景を塗る」
「フレームをつける」
「関連性のあるモチーフを描く」
「フォントを添える」
「レイアウトする」

といった、 すぐ取り入れられる簡単なテクニックが満載です。
著者さんはデザイナーとしても活動されている方で、解説の視点もデザイン寄りなんです。


✒️読んだ感想

実は最初、「イラストの本か……」と購入をためらっていました。
でも、表紙がかわいかったので思わずジャケ買い!
これが当たりでした。

「先週提出したデザインで取り入れたかった…!」と思わず後悔してしまう、デザインの基礎を応用したアイデアの数々。
参考例のイラストも可愛くて、パラパラ見ているだけで楽しい一冊です。


特に使えると思ったのは、背景を塗るだけ、分けるだけ、フレームで囲うだけで主役が立つアイデア。
「今すぐできるアレンジ」がそろっているので、煮詰まったときの処方箋として使えます。


AIが生成する「背景がうるさい・関係ない装飾が多い」画像を、シンプルに手直ししたいときのアイデアリストとしてもおすすめ。

このほか、モチーフ、配色、フォント、レイアウトなど、 自分でデザインするときにも、AIに指示するときにも使えるデザインアイデアがたくさん載っています。

こんな方におすすめ
✅背景がうるさいAI画像を整えたい
✅主役が目立つバナーを作りたい
✅あしらいや背景の引き出しを増やしたい

気になった方は、試し読みで目次だけでもチェックしてみてください。



2冊目:『デザインは写真が9割』


まず、作成したAI画像をお見せしますね。
この本の解説を、そのままプロンプトとして使って出力しました。

20代女性向けアパレルのおしゃれで今っぽいセール広告を作成
日の丸構図、背景シンプル 写真と文字を強調
文字は写真の上に 四隅に英字フォント
著作権に気をつけること
アスペクト比1:1



顔は下向きの女性の写真に、風景写真を重ねて人物が考えていることやストーリー性のあるネガティブを表現してください。 
シンプルなカラー構成で、内向的なイメージを作成してください。 
アスペクト比1:1



下記は有料の写真素材です。
全体がちょっと暗いので修正してみます。

これを明るく、透明感ある印象にしてみます。

明るく濁りをとるレタッチで、透明感のある仕上がりにして。



映画のようなエモーショナルな広告クリエイティブ。 
どこにでもある風景に存在しないもの。
非現実的かつリアリティのある合成写真。



2階調、レトロな紙、ロックやパンクを表現して。



📗どんな本?

デザイン書では数少ない「写真の扱い方」に絞った一冊です。

「構図とトリミング」
「レタッチと加工」
「色と光加工」
「写真のデザインテクニック」
の4章。

上向き・正面・後ろ姿といった構図が与える印象の違い。
レタッチや、色と光の演出。
さらに、カメラマンへの撮影ディレクションについても踏み込んでいます。


さらに冒頭で紹介されている「画像優位性効果」。

写真は、見る側に多くの情報を瞬時に伝えることができる

これも、Webデザイナーなら体感としてうなずけるはずです。
写真を制すれば、自ずとデザインを制することができるんですね!



✒️読んだ感想

特に参考になったのは、イマイチな例をBefore→Afterで見せてくれるところ。
「なんとなく決まらない写真」の原因はなにか、どこを直せば良くなるのか具体的に説明しています。

そして、この本は「AI画像生成の教科書」にもなるということ。

AIに写真風のビジュアルを作らせるとき、私たちは「カメラマンにディレクションする側」なんですよね。


構図・光・トリミングの語彙を持っているかどうかで、プロンプトの精度も、生成画像のクオリティも大きく変わってきます。
写真を「選ぶ・直す・指示する」側としての基礎体力がつく本です!


✅構図、光、トリミングを言語化したい
✅写真っぽいAI画像の違和感を直したい
✅AI画像を納品できるビジュアルに近づけたい

ひとつでも当てはまった方は、まず試し読みがおすすめです。



AI時代、デザイナーの価値は「仕上げ」側に。


AIのおかげで、ビジュアル素材は誰でも作れるようになりました。

だからこそ、これからのデザイナーの価値は、出てきたものを見極めて整え、クライアントに納品できる状態まで仕上げる「」だと思うんです。

そして、その目はセンスではなく、知識で作れます。
今回の2冊は、まさにその教科書。

どちらから読むか迷ったら、こんな選び方がおすすめです。

『イラストが映える デザイン背景のきほん』
✅背景がうるさいAI画像を整えたい
✅主役が目立つバナーを作りたい
✅あしらいや背景の引き出しを増やしたい

『デザインは写真が9割』
✅構図、光、トリミングを言語化したい
✅写真っぽいAI画像の違和感を直したい
✅AI画像を納品できるビジュアルに近づけたい

どちらも作例が豊富で、パラパラ眺めるだけでもデザインの引き出しが増えていきます。
脳にインプットして得た知識は、今後どんなAIツールが出てきても応用が効くはずです。


この記事で紹介した作例は、ほんの一部。
「デザインが物足りない」「他のデザイナーと差別化したい」といったお悩みのある方は、ぜひ手に取って実践してみてください。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました✨️

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さかいさとみ | フリーランスWebデザイナー@AmotDesign 少しでも役に立ったと感じていただけたら、応援いただけると次の記事を書く元気が湧きます。 いただいたサポートは、より良い記事を届けるための執筆時間の確保に使わせていただきます。