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月が二つある世界「二重ノ月」を作っています


最近、**「二重ノ月(ふたえのつき)」**という異世界を少しずつ作っています。

この世界の夜空には、月が二つあります。

ひとつは、大きな銀白の月「銀月」
もうひとつは、小さな青紫の月「紫月」

人々は二つの月の下で暮らし、旅をし、ときには地図から消えた古い道を辿ります。


大きな銀白の月と、小さな青紫の月。 二つの月が浮かぶ異世界「二重ノ月」。

もともとは、曲を作るための世界でした

この世界を作り始めたきっかけは、実は曲作りです。

私は普段、AIを使いながら音楽を作っています。

曲を作っていると、ときどき、

「次は何を歌えばいいんだろう」

と手が止まることがあります。

そんな時、歌詞だけを直接考えるのではなく、

  • どんな空の下で

  • 誰が歩いていて

  • どんな景色を見て

  • 何を思ったのか

というところから考えた方が、曲のイメージが広がるのではないか。

そう考えました。

そこで生まれたのが、

「月が二つある世界」

という、ごくシンプルなイメージでした。

最初は本当に、それだけでした。


月が二つあるなら、その下を歩く人がいる

世界を考え始めると、不思議なものでした。

月が二つある。

では、その月を見上げる人は誰だろう。

そこから旅人が生まれました。

現実的で、危険な道では撤退も選ぶジン

森や土地の気配を読む、若いエルフのティア

小柄で身軽な旅の吟遊詩人、ニコ

そして現在は、四人目となる若い人間の魔法使いも加わりつつあります。

彼らは世界を救う勇者ではありません。

魔王を倒す使命もありません。

古い道を歩き、失われた記録を拾い、宿場で話を聞きながら旅をする人たちです。


古い道を記録しながら旅をする人々。戦うことより、歩き、調べ、戻ることを大切にする。

旅人がいるなら、道が必要になる

旅人が生まれると、次に道が必要になりました。

すると、

  • 人や荷が行き交う主街道

  • 村へ続く脇街道

  • 森に飲まれた古道

  • 記録にしか残っていない失われた道

が生まれました。

道があるなら、そこを支える人も必要です。

宿場町ができました。

食堂の女将が生まれました。

道標を守る老人が生まれました。

行商人や巡回兵、記録院の職員も生まれました。

最初は「月が二つある」というだけだった世界に、少しずつ暮らしが増えていきました。


人の道が細る場所――「奥境」

旅の範囲を広げていく中で、**奥境(おくざかい)**という場所も生まれました。

奥境とは、

人の道が細り、古い記録だけが残る場所。

険しい地形。

深い霧。

特殊な潮。

月の影響。

崩れた古道。

忘れられた集落。

そうした理由で、人の往来が少なくなった土地です。

ただし、魔物が跋扈する「魔境」ではありません。

昔は人が住み、道があり、暮らしがあった場所もあります。

今はただ、人の記憶や地図から少し外れてしまった。

そんな秘境的な土地です。

たとえば、

  • 月映え湿原

  • 沈み森

  • 月霧の谷

  • 眠り潮の入り江

といった場所を考えています。


人の道が細り、古い記録だけが残る場所。旅人たちは、そうした土地を「奥境」と呼ぶ。

旅をするなら、お腹が空く

そして、ある時ふと思いました。

旅人は何を食べるんだろう。

そこから始まったのが、二重ノ月の異世界めしです。

宿場町の煮込み。

焼き根菜と腸詰め。

旅人の豆鍋。

港町の魚料理。

潮待ち宿の魚鍋。

森の宿の朝食。

月を見ながら食べる菓子。

古道を歩くための携行食。

もちろん、名前や世界内設定には架空の要素があります。

ただし料理そのものは、できるだけ

「現実でも作れそう」

という感覚を大切にしています。

光るスープや、空中に浮かぶ果物ではなく、

「この宿なら本当に出てきそう」

「旅人が本当に食べていそう」

と思える料理です。


二重ノ月の異世界めし。架空の料理名でも、実際に作れそうな食事を目指しています。


気づけば、世界からまた曲が生まれていた

ここが、自分でも一番面白いところです。

最初は、

曲を作るために世界を作った

はずでした。

ところが世界が広がるにつれて、今度はその世界から曲が生まれるようになりました。

たとえば、

  • 「月がふたつある理由」

  • 「消えない月」

  • 「焚き火の夜」

  • 「ランタンの下で歌おう」

など。

二つの月。

夜の森。

古い道。

焚き火。

宿場町。

ランタンの灯り。

旅人たち。

世界の中に景色や暮らしが増えるほど、歌の種も増えていきました。

いつの間にか、

曲 → 世界

だった流れが、

世界 → 曲

へ戻ってきたのです。

そしてまた、その曲から新しい景色を考える。

少しずつ、全部がつながり始めました。


派手な異世界ではないかもしれません

二重ノ月は、今のところ魔王討伐の物語ではありません。

ダンジョン攻略が中心でもありません。

転生して特別な能力で無双する世界でもありません。

もちろん魔物や怪異は存在します。

危険な道もあります。

けれど、この世界で自分が大切にしたいのは、

  • 誰と歩くのか

  • どんな景色を見るのか

  • どんな宿に泊まるのか

  • 何を食べるのか

  • どんな歌を覚えるのか

ということです。

言い換えるなら、

「戦う異世界」より、「歩く異世界、食べる異世界、泊まる異世界」

なのかもしれません。


旅の途中には、何も起きない夜もある。二重ノ月では、そんな時間も物語にしたい。

この世界を、少しずつ育てていきたい

今後は二重ノ月を、いくつかの方向から少しずつ形にしていくつもりです。

キャラクター

旅人たちだけでなく、女将、行商人、道標守、巡回兵、流しの音楽家など、この世界で暮らす人々。

風景と奥境

古道、宿場町、港町、月底道、月映え湿原、沈み森。

異世界めし

世界の中の料理だけでなく、いつか現実で再現できるレシピにもしてみたい。

旅の記録

まずは第一章として、地図から消えた宿場を巡る物語「消えた宿場の灯」を考えています。

音楽

この世界から生まれた曲も、少しずつ紹介していきたいと思っています。


ひとつの世界が、少しずつ生き始める

最初は、曲作りで行き詰まった時のための小さなアイデアでした。

月が二つある。

本当に、それだけでした。

そこに旅人が生まれました。

旅人が歩く道ができました。

道沿いに宿場ができました。

宿場に灯りがつきました。

食卓に料理が並びました。

地図の外には奥境が生まれました。

そして、その夜を歌う曲が生まれました。

今では、自分でもこの世界がどこまで広がっていくのか分かりません。

だからこそ、少し楽しみでもあります。

月が二つある世界「二重ノ月(ふたえのつき)」。

キャラクター、風景、旅、異世界めし、物語、音楽。

ひとつの世界が少しずつ広がっていく過程を、これから記録していこうと思います。

もし気になってもらえたら、この先も少しだけ旅に付き合ってください。🌙


今後の予定

これからnoteでは、

  • 二つの月について

  • 旅人たちの紹介

  • 奥境の記録

  • 異世界めし

  • 第一章「消えた宿場の灯」

  • 二重ノ月から生まれた音楽

などを、少しずつ紹介していく予定です。

異世界「二重ノ月」、制作中です。

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