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玉子料理は簡単だけど奥深い

中華屋さんで長いこと料理をしてきた私は、カニ玉や天津飯をよく作っていました。
注文も多く、自然と手が覚えていった料理です。
そんな経験から、いつの間にか
「玉子料理は得意なほうだ」
と、自分の中で思い込んでいました。
中華屋さんを辞めて、社員食堂で働き始めた頃。
そこでは、毎日出汁巻き玉子を焼いていました。
ところが、いざ作ってみると、思うように手が動かない。
火加減、混ぜ方、巻くタイミング。
頭では分かっているはずなのに、体がついてこないんです。
正直、それはかなりショックでした。
料理人として入っているのに、できない料理があることを恥ずかしく思って、しばらくは結構凹みました……😢
それでも、そのままにはできなくて、
家に帰ってからもフライパンを出し、出汁巻き玉子を巻く練習をしていました。
なんとか巻けるようにはなりましたが、しばらくして担当を外れ、作る機会もなくなりました。
その後、オムレツを作ることもありました。
オムレツはカニ玉と似ているようで、やっぱり少し違う。
カニ玉は中華鍋。
出汁巻き玉子は、玉子焼き器。
オムレツは、フライパン。
道具が違えば、扱い方も違います。
同じ玉子料理でも、火にかけてからの混ぜ方や返し方はすべて別物。
オムレツに関しては、作りはしますが、
今でも正直、プロみたいには作れません😅
どうにか形にしている、というのが本音です。
見た目では分からなくても、食べてみるとちゃんと違いが出る。
そこに、玉子料理の難しさがあるのだと思います。
最近は、お家で出汁巻き玉子を作ることもあります。
形は少し崩れてしまいましたが、まぁ家だから良し、ということで😅
それでも、あの頃に苦労して身につけた技術ですから、
家で巻きながら「できているな」と感じられる瞬間があります。
完璧じゃなくても、ちゃんと身についている。
フライパンの上でその感覚を楽しみながら、今日も玉子を巻いています。

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