変容が起こる!次世代マネジメントスクール Ascension of Management Theory(AMT)のすごいところ
始めに:AMTはすごいプログラムなのでは?
はじめまして。
Ascension of Management Theory(AMT)で教頭として、講座の運営を行っている、正田昂大です。
Ascension of Management Theory(AMT)は、
経営を入り口に、社会・経済・貨幣の前提を問い直し、
「奪い合い」から「分かち合い」への転換を目指す、
新時代のマネジメントスクールです。
(Ascension of Management Theoryの概要・詳細については、ぜひ以下をご覧ください!)
私はずっと、真剣に企業や個人に向き合う中で、
「人や組織は、どうすれば本質的に変わるのか?」
という問いを持ち続けてきました。
現在、AMTの運営に1年以上関わらせてもらっている中で、率直に感じていることがあります。
それは、
AMTは個人の本質的な変容を促す、すごいプログラムなのではないか?
ということです。
なぜ、そう感じるのか?
その理由を、自分なりにきちんと言語化してみたいと思い、このnoteを書きました。ぜひ読んでいただければ幸いです!
自己紹介
まずは簡単に、私の自己紹介をさせてください!
・大学卒業後、大企業向けの組織・人材開発コンサルティング会社に入社し、首都圏・関西エリアの複数の大手企業に対して、
次世代リーダー育成や戦略構築の伴走支援にプロジェクトリーダーとして携わってきました。
・その中で次第に、企業の中に根付いている「構造そのもの」に対して疑問を持つようになりました。
・その問いへの手がかりを求めて、Ascension of Management Theory(AMT)に第1期生として参加。
・その内容に強い衝撃と可能性を感じ、現在は運営メンバーとして講座運営やコミュニティづくりにも関わっています。
・また、自律分散的な生き方を体現するために独立し、現在は個人事業主/フリーランスとして、複数企業の組織開発プロジェクトのマネジメントやファシリテーター・コーチとして人や組織の変容支援に携わっています。
AMTはすでに1年半ほど運営という立場に関わりながら私自身も変化してきましたし、いろんな方の変化や葛藤を見てまいりました。
AMTの学びを説明する「変容的学習」の考え
AMTのすごさを説明するにあたり、手がかりとして引用するのは、
「批判的成人教育(Critical Adult Education)」
という教育学の一領域です。
この分野は、日本ではあまり知られていない印象です。
翻訳や研究の蓄積が限られていることに加え、社会構造や権力といったテーマにも踏み込むため、やや扱われにくい背景があるからだと感じています。
簡単に言うと、成人が社会や自分の前提を問い直しながら学び、変容していく教育理論のことで、
有名なのがジャック・メジローが提唱した
変容的学習(Transformative Learning)という考え方です。
アメリカの成人教育学者ジャック・メジローは、
大人が経験を通じて
「価値観や世界の見方を根本から変えるプロセス」を
「変容的学習(Transformative Learning)」と名付けました。
私たちは誰でも、過去の経験や育ってきた環境によって作られた無意識の思い込みや、物事の捉え方の枠組みを通して世界を見ています。
しかし、人生の中で「今までの自分の価値観や常識では、どうにも対処できない出来事(方向喪失のジレンマ)」にぶつかることがあります。
その行き詰まりをきっかけに、
「そもそも自分の考え方の前提が間違っていたのではないか?」と
自らを問い直し、より柔軟で広い新しい視点を獲得していくプロセスが
「変容的学習」です。
メジローは、人がこの根本的な変化を遂げていくプロセスを、以下の10のステップで説明しています。
【変容的学習の10のステップ】
1. 方向喪失のジレンマ
今までの「当たり前」や「成功パターン」が通用しない出来事(ショックな出来事や、違和感の蓄積など)に直面し、行き詰まる。
2. 罪悪感や羞恥心を伴う自己吟味
「今まで気づかなかった自分がおかしいのだろうか」「恥ずかしい」といった感情を抱えながら、これまでの自分を深く振り返る。
3. 前提の批判的評価(思い込みの問い直し)
「なぜ自分はそうあるべきだと思い込んでいたのか?」と、自分が無意識に信じていた常識やルール(認識論的・社会文化的・心理的な前提)を根本から疑う。
4. 他者との共有の認識
「この悩みや葛藤を抱えているのは自分だけではない」「他の人も同じようなプロセスを乗り越えてきたのだ」と気づき、孤独感から抜け出す。
5. 新しい可能性の探索
これからの新しい生き方、新しい役割、周囲との新しい関わり方の選択肢を探し始める。
6. 行動計画の策定
新しい自分になるために、具体的にどう動くかの計画を立てる。
7. 知識とスキルの習得
立てた計画を実行するために必要な学び(新しい知識やスキル)を身につける。
8. 新たな役割の暫定的な試み(お試し)
学んだことを活かして、新しい役割や行動をまずは「お試し」で実践してみる。
9. 能力と自信の構築
新しい役割や人間関係の中で経験を積み、少しずつ自分に能力と自信をつけていく。
10. 新しい視点の生活への統合
獲得した「新しい物事の捉え方(パースペクティブ)」を自分の人生の土台としてしっかりと組み込み、新しい生活をスタートさせる。
このプロセスは、
無意識に自分を縛っていた前提や枠組みを手放し、
より自由に、自分の意思で生きられる状態へと移行していくプロセス
とも言えます。
そして、この一連のステップを初めて見たときに、
「これ、AMTで起きていることそのものではないか?」
ということを感じました。
ここからは、この変容学習のプロセスとAMTの学びを重ねながら、
・なぜAMTがすごいのか?
・どのようにして、講座の名前にもなっている“Ascension=次元上昇”につながるのか?
その構造を紐解いていきたいと思います。
AMTのすごいところ①: 違和感を抱えた人たちが集まってくる場になっている
まずAMTのすごいところとして感じるのは、
参加している人たちが共通して、
ある種の違和感を持っている
ということです。
例えば、
・今の社会の仕組みはどこかおかしい気がする
・これまでの企業経営でやってきたけど、このままでいいのか
・このままの働き方で本当にいいのか
・もっと別の可能性があるのではないか
こうした、
まだ言葉になっていない違和感
を抱えた人たちが集まってきます。
これまでの成功パターンや常識が
どこか通用しなくなり始めている。
しかし、その理由はまだはっきりとはわからない。
この違和感こそが、
その人のAscension(=次元上昇)の出発点になります。
AMTではこうした違和感をかかえている人たち、そしてその理由を明らかにしたい、知りたいと、探究心を持っている方々が自然と集まってきているのが特徴だと思います。
(26年3月現在、累計150名の方にAMTに参加いただいています。)
AMTのすごいところ②: 学ぶ中で感じるジレンマが「前提の書き換え」を促す
AMTでは、武井浩三さん(たけちゃん教授)が長年探究してきた知見をもとに、社会構造や経済システム、組織の仕組みといったテーマが体系的に扱われます。
特に前半では、世の中の権力構造や、お金の発行メカニズムなど、普段は触れることの少ない「社会の前提」そのものに踏み込んでいきます。
その中で多くの参加者に起きるのは、単なる理解を超えた感情の揺らぎです。
ショックや怒り、これまで信じてきたものが崩れる感覚…あるいは無力感。
そうした体験を通して、自分の内面が大きく揺さぶられ始めます。
さらにAMTでは、
「奪い合いの企業経営」から「分かち合いの地球経営」へ
という、新旧のパラダイムが対比的に提示されます。
ここで生まれるのが、強いジレンマです。
これまでの前提の中で努力してきた自分と、
新しい価値観・世界の可能性が同時に見えてしまう。
その結果、
「このままでは限界かもしれない」
「しかし手放すのは怖い」
という、二つの世界のあいだに立つ状態が生まれます。
この体験を通して初めて、
自分が「当たり前」としてきた前提が、決して自明ではなかったと気づき、
そこに疑いの目を向けるプロセスが始まります。
これは、メジローの変容的学習でいう
1.方向喪失のジレンマ
2.感情を伴う自己吟味
3.前提の批判的評価(思い込みの問い直し)
にあたるプロセスです。
つまりAMTでは、単に知識を得るのではなく、
世界の見方そのものを書き換える体験が起きていると言えます。
そしてこのフェーズこそが、
Ascension(次元上昇)の重要な起点になっているとも感じます。
この構造をしっかり扱っている学びの場は実は少ないのではないか?と感じており、
AMTがユニークな学びの場になっている所以なのではないかとも思います。
AMTのすごいところ③: 「自分だけじゃなかった!」という安心が、新しい世界への一歩を生む
AMTでは講座期間中、ラーニンググループが設けられ、
・学びのレポートを相互に共有する
・複数回の対話の時間を持つ
といった機会が用意されています。
「AMTのすごいところ①」で述べたように、
参加者は立場こそ異なるものの、
どこか共通した違和感や問題意識を持っています。
そのため、自然と安心・安全で、かつ率直に語れる場
が形成され、対話も非常に深く、濃いものになっていきます。
その中で、
普段はなかなか言葉にできなかった
・違和感
・疑問
・葛藤
を共有していくと、
グループの中で共感や共鳴が生まれます。
そして多くの人が、ある瞬間にこう気づきます。
「この違和感を持っていたのは、自分だけじゃなかったんだ!」と。
この気づきは、非常に大きな転換点になります。
それまで個人的な問題だと思っていたものが、
実は構造的な問題であり、
みんなが心のうちでは思っていた共通的な問題であった
と認識されるからです。
メジローも、変容的学習のプロセスにおいて、
「自分の不満や葛藤が他者と共有されていると認識すること」
が極めて重要なステップであると述べています。
これは、
4.他者との共有の認識
5.新しい可能性の探索
に該当する段階です。
この「自分だけじゃなかった」という感覚は、
単なる安心感にとどまりません。
それは次第に、
行動へのエネルギー
へと変わっていきます。
・みんな同じように感じているなら
・この違和感には意味があるのかもしれない
・だったら、一歩踏み出してみよう
そうした内側の変化が、
新しい世界への一歩
を後押しします。
このように、AMTにおける対話のプロセスは、
単なる意見交換ではなく、
前提を問い直し、物事の見方・考え方が
Ascension(次元上昇)し、新しい世界への移行を支える基盤
として機能しているのだと捉えています。
AMTのすごいところ④: AMT終了後もつながるアルムナイコミュニティの存在
ここまでのプロセスを経て、
AMTの学びは単なる理解で終わりません。
むしろここからが本質的なフェーズに入ります。
AMTでは最後に、
卒業論文
という形で、
・ここまでの学びを通して見えてきたこと
・自分が向き合うテーマ
・これから実現していきたい未来
・そのための具体的なアクション
などをまとめていただきます。
一見すると、学びの総まとめのように見えますが、
実際にはこれは
「新しい生き方・関わり方の設計」
に近いものです。
そして、卒論を書いてからは、実践のフェーズに入っていきます。
AMTの卒業生の多くは、実際にアクションにつなげている人がたくさんいらっしゃいます。
これは、しっかり自分自身と向き合い、新しい生き方の選択への
決意が固まっているからだと思います。
もう少し言うと、
一度でも分かち合いの地球経営という世界観に深く触れた人は、
確実にその方向へと進み続けていくんだろうなと感じています。
それは、「AMTのすごいところ②」でも述べた通り、
単なる知識としてではなく、
世界の見え方そのものが変わり始めているからです。
しかし、今の社会はまだ、
「奪い合い」の世界観が
まだまだ多く存在しています。
その中で、
「分かち合い」の世界への
を実践していくことは、
簡単なことではありません。
新しい世界への実践しようとしても
自分一人だけだと、どうしても不安になってしまったり、
これでいいのかと迷う機会がたくさん出てしまいます。
これを支えるのが、AMTの講座終了後も関われる
AMTアルムナイコミュニティの存在です。
アルムナイでの交流や学び直しなどを通して、
同じように各自の持ち場で挑戦しているAMTの仲間がいることを実感し、
もう一度チャレンジしてみようと思える。
この応援し合う文化がAMTアルムナイコミュニティにはあります。
AMTで学んで、一度の理解や決意で終わるのではなく、
コミュニティの力も借りながら
何度も揺れながら、行き来しながら、少しずつ自信を持ち、移行していく
ことが自分自身が変化をしていくために重要なプロセスです。
そしてこのプロセスこそが、
AMTが掲げている
Ascension(次元上昇)
の正体なのではないかと思っています。
メジローの変容的学習理論で言えば、
ここはまさに
6.新しい可能性の探索
7.行動計画の策定
8.知識やスキルの獲得
9.新しい役割の試行
10.能力と自信の構築
に対応するフェーズです。
最後に
ここまで、メジローの変容学習論の10ステップを用いながら、
AMTがなぜすごいのか?を解説してまいりました。
AMTの学びを通して、
確実にAscension(=次元上昇)は進んでいきます。
そしてそれは、
どこか遠くの理想の話ではなく、
自分自身の日々の選択や行動の中で、少しずつ実現されていくもの
だと思います。
きっとこれを最後まで読んでくれたあなたは、
すでにAMTのお仲間かもしれません。
よかったら、一緒に学びませんか?
そして分かち合いの世界で地球を共同経営していきましょう!
AMTコミュニティメンバー一同お待ちしております!
(参考)
Mezirow, J. (1991). Transformative Dimensions of Adult Learning. Jossey-Bass.
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