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こんな仕事納め 第3のリベロ Vol.60

雪解け間近の北の空に向かい―♪箱にプリントされた粋なコピーにつられ、今は亡き谷村新司の名曲をハミングしたくなった。

2枚頼めば半額とは、1枚はタダ同然。魅力的な条件が、葛藤に駆り立てる。加齢やら、明日の仕事やら、問題だらけだった健康診断の結果やらが脳裏をよぎったものの、受け取る箱は2つになった。

昨年来、平日を暮らす職場近くのアパートで、初めて頼んだ宅配ピザ。こんな生活も、来年6月で丸2年になる。違約金が生じる期間を過ぎれば退去する計画だから、ここで過ごす年末も最後かと、ささやかな「忘年会」を思い立った。

今月は、2週連続の6連勤があった。1週間前、19日の金曜日の時点で出勤日数は17日となった。その間、土曜日も夕刻まで働き、休めたのは日曜日のみ。Jリーグの閉幕と、リーグワンの開幕と、甲子園ボウルの現地観戦が続いては、体力も気力も乏しい私がnoteに向き合う余力は無かった。

今年の始めのことを思い返すと、感慨深いものがある。不眠に苦しみ、仕事始めの日を早々に欠勤し、ついには1月末から40日余りの休職を経験した。復帰から10か月あまり経ち、それなりに忙しい日々も、なんとか乗り越えられるまでになった。

Sサイズなら大丈夫かと、40代の胃袋を顧みずに頼んだハーフ&ハーフ2枚。マヨじゃがと炭火焼ビーフに、エビ好きはガーリックシュリンプとダンシングレモンマヨシュリンプを組み合わせた。母の叱咤激励、心療内科の先生の援護、異動が叶ったこと、確かに回復できたこと。6畳ワンルームの片隅で4種類の味を口に運びながら、ひとり幸せを噛み締めた。