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美術展感想|パウル・クレー展 兵庫県立美術館編 2|原点回帰の街

愛知県美術館編… vol.1 スイスの思い出vol.2 蛾の踊りvol.3 完結編
兵庫県立美術館編… vol.1 巡回展を追いかけて


懐かしい海沿いを歩きながら

「何かが私を呼んでいる」という直感に従い、わざわざ新幹線で出向いた愛知でのクレー展だったが、再び「何かが呼んでいる」気がして兵庫県立美術館での巡回展にも行ってみた。

思い返すと、兵庫県立美術館を訪れたのは2017年の怖い絵展以来、八年ぶりだった。

クレー展の後、美術館の裏の海沿いを歩いた。神戸で過ごした大学時代、ここは私のジョギングコースだった。

2025年4月撮影 なぎさ公園

あの頃の私は未来の自分をうまく想像できなかったけれど、案外現在の私は決して悪くない方向性で進めている。

一体何処で間違えたんだろうと嘆く夜もあったけれど、私はその時その時で最善と思える選択をしてきたように思う。

自分が何者であるかは、能力で決まるのではない。どんな選択をするかじゃ。

『ハリー・ポッターと秘密の部屋』より
アルバス・ダンブルドア先生の格言

神戸の《海辺の夕暮》に呼ばれて

ただ一つ欲を言えば、大学にもう一度通いたい。

学生の頃は何事にも無気力で興味がなく、ただ流されるままに卒業してしまったけれど、いまは学びたいことが沢山ある。

こうしてエッセイもどきの感想文を書き始めてはみたけれど、趣味とはいえ美術や映画の知識は皆無だし、日本語表現にも自信がない。あと、心理学や精神医学についても学んでみたい。

当時はあの時間の貴重さに気付かなかったけれど、もしもタイムスリップして当時の私に「もっと勉強しておけ」などと説教したとしても、きっと無意味だったに違いない。2025年まで生きたからこそたどり着いた感情だと思うから。

懐かしい海沿いを歩きながら学生時代を振り返り、そんなことを考えた。

私を呼んだのは神戸の海だったのかもしれない。

リオネル・ファイニンガー《海辺の夕暮》1927
光の描き方が好み

美術館の建築について

建築についても知識がないけれど、私が訪れたことのある国内の美術館の中で、ここは六本木の国立新美術館に次いでインパクトのある建物だと思う。

2025時4月撮影 兵庫県立美術館

このリストに掲載されている45件のうち、私は8件のみ訪れたことがあるが、まだまだ行ったことのない場所が沢山あるなあと思う。

青木野枝《Offering/Hyogo》2025
阪神•淡路大震災30年
ヤノベケンジ《Sun Sister -なぎさ-》2015
阪神•淡路大震災20年

美しいものを美しいと思える感性を失くさないように生きたい。

fin.

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