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急にお金が必要になったのですが、カードキャッシングと、カードローンキャッシングはどう違うのですか? 利用にあたっては、貸金業法の総量規制やリボルビング払いの仕組みを理解しましょう。

(出所)金融機関等が提供している情報から筆者作成

❓急にお金が必要となりました。自分の給与や貯蓄では賄えない金額です。友人から「カードキャッシングや、カードローンキャッシングを利用しては」というアドバイスをもらったのですが、どういう商品なのでしょうか。必要最低限の借り入れで、早めに返済したいのですが。

🅰️ カードキャッシングは、買い物ができるクレジットカードに現金を借りる機能が付帯しているキャッシング枠の利用のことです。ショッピング枠とは別に設定されています。適用金利は高く、少額向き、急ぎの現金向きです。

カードローンキャッシングは、消費者金融や信販会社、銀行が提供している借入専用のローン商品のことです。お金を借りるためだけのカードです。適用金利は、カードキャッシングに比べれば低いのですが、金利水準は高い商品です。計画的な返済ができます。

まず、共通点からみてみましょう。上の図表のオレンジ色のところをみてください。いずれも資金使途は自由です。ただし、事業性資金には利用できません。借入するのに担保や保証人は必要ないのですが、最初に審査があります。職業や年収などの属性情報や、これまでのクレジットカードやローンの返済状況からみた信用情報などが審査基準となっています。

注意点ですが、借入総額には、貸金業法の総量規制があります。総量規制とは、消費者金融やクレジットカード会社などの貸金業者からのカードローンの借入総額が、年収の3分の1を超えてはいけないとする法律上のルールです。年収の3分の1を超える借入がある場合、原則として新たな借入はできません。過去に多重債務者が増えたことが社会問題となり、返済能力を超える貸付を防ぐために導入されました。銀行のカードローンは総量規制の対象ではないのですが、各銀行が自主的に上限額を設定しています。

上の図表で、カードキャッシングとカードローンキャッシングの主な相違点について、比較してみてみましょう。借入金利は、カードキャッシングは年15%~18%と高金利です。一方、カードローンキャッシングは年2%〜15%と、比較すると金利は低いのですが、他の金融商品と比べると高めの金利です。

利用限度額は、カードローンの方が大きくなっています。借入のしやすさは、クレジツトカードのキャッシング枠があればカードキャッシングは即借入可能です。返済方法は、カードキャッシングは一括返済かリボルビング払い、カードローンキャッシングは毎月一定額の返済です。

リボルビング払いとは、クレジットカードの利用件数や金額にかかわらず、毎月の支払い金額がほぼ一定になる支払い方法です。しかし、注意点があります。毎月の支払額を一定にできますが、総支払額が重くなりやすい支払方式です。

未払い残高に対して年15%程度の手数料(利息)が毎月発生します。最初は多くが利息に消え、元金がほとんど減りません。利用残高が減らなければ、手数料の負担も大きくなり、支払い期間が長期化します。リボルビング払いは、月々の負担を軽く見せる代わりに、総負担が重くなる仕組みなのです。

家計に余裕があるときや臨時収入があったときは、利用残高の繰上げ返済や一括返済が可能です。毎月の支払い金額とは別にまとまったお金を返済すれば、支払い期間が短くなり、手数料の負担軽減が期待できます。繰上げ返済や一括返済は、口座引き落としやATMなどで行うのが一般的です。

少額をすぐに借入し、なるべく早く返済できる人はカードキャッシングが便利です。一方、まとまった金額を借りたいときや繰り返し借入したい方は、カードローンキャッシングが向いています。

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