朝、ウォーキングをしていると、カラスが超低空飛行で背後から攻撃してきます。2羽連携のケースもあります。自分はただ歩いているだけなのに、どうしてカラスは攻撃的行動をとるのでしょうか。

❓ 最近、公園や周辺をウォーキングをしていると、カラスが強い鳴き声で威嚇したり、背後から猛スピードで襲ってきてスレスレを飛んでいきます。逃げても、それを何度も繰り返します。2羽連携のケースもあります。鋭いくちばしを持っているので、ぶつかったら大けがとなりそうです。自分はただ歩いているだけで、攻撃態勢を取っていないのに、どうしてカラスは攻撃的な行動を取るのでしょうか。
🅰️ 何故、カラスは攻撃してくるのでしょうか。カラスが攻撃してくる主な理由は「繁殖期の防衛行動」です。特に、春〜初夏(3〜7月頃)は、巣やヒナを守るために、警戒心が非常に強くなり、人が近くを通るだけで「敵」とみなされることがあります。
カラスの繁殖期は、3月下旬から7月上旬頃です。巣をつくり、卵を産んでヒナを育てます。このため、この時期に、巣や、巣から落ちたヒナの近くを通る人を「侵入者」と判断し、ヒナを守るため、人を威嚇したり、攻撃したりすることがあります。特に、5〜6月は攻撃性がピークとなります。
カラスは、繁殖期には巣やヒナを守っています。巣は、電柱・街路樹など高所にあり、人からは見えにくいため、人は気づかずにカラスの縄張りに入ってしまうことが多くなります。歩道橋・階段・坂道など、カラスの巣より高い位置に立つと「ヒナを狙う敵」と誤解されやすくなります。巣立ち前のヒナは地面に降りることがあり、親鳥は極度に警戒します。この状況では、特に攻撃が激しくなります。
上の図表をみてください。攻撃直前には、「カァッ! カァッ!」と短く強い鳴き声を発します。攻撃の前兆サインです。頭上を旋回し、電線や枝をつついて音を出します。
カラスは人の背後から超低空飛行で近づいて威嚇します。後ろから人の頭をめがけて飛んできます。人の後頭部をかすめるように飛んで追い払おうとします。カラスの攻撃はほぼ「後頭部」狙いです。
カラスは光る物に強く反応します。特に頭部の光り物は狙われやすいので、光るアクセサリーを外して、帽子や傘で、後頭部を守りましょう。
黄色や赤など目立つ色も警戒を招きやすいとされています。 カラスは人の顔や服装を記憶し、5年以上覚えていると言われます。過去にカラスを刺激した人に似た服装・体型の人も誤認されることがあります。
今すぐできる身を守る最も効果的な方法は、カラスを見つめない・刺激しないことです。目を合わせると「敵意」と受け取られます。
攻撃を防ぐためには、傘などを肩にかつぐようにして、頭の上に上げるとよいでしょう。カラスは羽が接触するのを恐れて近寄りません。傘をさすだけでほぼ防げます。また、頭を保護するために帽子をかぶるのも有効です。
また、朝のウォーキングであれば、巣のあるルートを避けることです。毎日同じ道を通ると覚えられやすいので、別ルートに変えるのが有効です。
カラスの攻撃を避けるためには、巣やヒナに近づかないことが一番ですが、抜本的に被害を解消するためには、カラスの巣を撤去したり、落ちているヒナを回収する必要があります。個人でやるのは危険です。地方自治体に連絡しましょう。
