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キバタンの夜セッション

森には、朝の音がある。
それは、まだ光がやわらかくて、葉の先に露がのこる時間の音。
目を覚ましたばかりの鳥たちの声が、遠くから少しずつ届いてきて、湖のほとりでは小さな気配が静かに動き出す。
昼になると、また違う。
風は高いところを抜け、木の幹はあたたまり、笑い声みたいな羽音があちこちで重なっていく。
そして夜。
森は静かになるかと思えば、そうでもない。
むしろ、耳を澄ませた者にだけ聞こえる“秘密のリズム”が、そこかしこに満ちはじめる。

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