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水は飲んでも飲まれるな。 映画『渇水』




水は運ぶ

益も害も


綺麗な水

を汲みに行かなくても手に入る仕組み


その運用


人間が構築してきた

害を排除して水を運ぶシステム


当たり前にお金を払うに値する



ただ、水そのものは自然のもの

誰のものでもない


だからこそ無尽蔵に

無慈悲に全てを流す


人間が創り出した社会も

その中で作り上げた実績も


家族も

職場の人間関係も


自然にとっては知ったことじゃない


だけど

そんな人間社会ですら


自然の中に生まれた一雫



だからこそ

誰しもが一つの生命体で


社会人、の前に

自然に生きる人間だ



傷を洗い流したり

飲んだり飲まれながら葛藤する生き物


せせらぎと呼ぶには豪快で

濁流と呼ぶには綺麗すぎる世界で


身を任せることを選んだ人

抗うことを選んだ日



その全てに意味があった


相変わらず泳ぐのは苦手だけど

飛び込んでみたら案外楽しかったりもする


濁った世界で

塩素の匂いを纏いながら


流す涙だけは澄んでいますように

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