煩悩を断ち切れる日は訪れるか
仏教の高校に通っていた。
2歳違いの姉も、同じ学校だった。
高校1年生のある日、高校3年生の姉に言われた。
「一緒に出家しない?」
お茶しない?のノリで。
おそらく、受験勉強につかれていたのであろう。
私は、答えた。
「悪いけど、私は煩悩と共に生きていくよ。
出家は、大人になってから考える。」
姉は
「そうだよね、あんたはそういう子だよ」
と言って、去っていった。
あれから30年以上の月日が流れた。
出家を誘った姉は、ボーリングにはまって世俗にまみれて忙しく動き回っている。
出家を断った私は、煩悩にまみれた妄想の中で生きている。
noteの自分のページが"~したい"で埋まっているのをみて、煩悩を断ち切って出家する日はずっと来ないだろうなと思った。
今度、姉にも「あのとき、早まって出家しなくてよかったね」と言ってやろうと思う。
東京ローカル 岩男さんの「岩男を笑わせろ杯」に参加しました!(389文字)
