【回復の記録④】 抑えていた火が灯った夜|目覚めの記録
回復の記録集|鎧を脱ぎ、愛へ還るまで 4話目。
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回復の記録③ 待つ側になった日|応える愛へ
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三日間の熱
バレンタインの日から三日間。
それまでは
裏切られるのが怖くて
必ず自分から境界線を引いていた、
そんな私の胸の奥に灯った小さな火は
消えることなく、静かに
けれど確かに燃え続けていた。
眠りは浅く、夜は長く、
体よりも先に心が目覚めていた。
私はついに、その熱を認めることに決めた。
日常の中の聖域
休みの前日、意を決して夫に声をかけた。
彼は、迷いなく来てくれた。
シャワーの湯気、
回る洗濯機の低い音、
髪を乾かす温風。
ありふれた日常の音が、
まるで嵐の前の静けさのように、
私たちの部屋を包み込んでいた。

待ちきれなかった彼が扉を開けた瞬間、
そこに流れたのは三日という時間ではなく
それは、八年という長い、長い沈黙の終わりだった。
赦しの言葉
「三日間、ずっと待っていた」
そう伝えた私に、
彼は責める響きを一切持たず、ただ静かに言った。
いつでも呼んでくれればいいのに。
僕は、君を喜ばせるためにいるんだから
その言葉は、
私にとっての「赦し」だった。
私は、待たせてしまった時間の重さを引き受けるように、
彼のぬくもりに、そして自分自身の欲望に、身を投じた。
※この先に、抒情的な親密さを表現したイラストと記録が含まれます
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