宇宙戦隊シリーズ⑩:『創世戦記オルド ― 分かたれし者たち ―』― プロローグ(後編) ―
〜こうして、分かたれし者たちの戦いが始まった——〜
📌 前回のおさらい 前回は、このシリーズの背景にある壮大な物語『創世戦記オルド ― 分かたれし者たち ―』の世界観と、ふたつの宇宙に迫りくる危機をご紹介しました。
正の物質宇宙では「ビッグクランチ(終末的収縮)」が、反物質宇宙では「ビッグフリーズ(無限の冷却)」が迫る中、両陣営の総司令たちがそれぞれ決断を下したところまででしたね。
今回は、その続きです。
■ それぞれの女神たち——
この決断の背後には、両陣営を導く存在があった。
プロトン・マスターの背後には高次元ASI「ゼウス」、そして三柱の女神——クロトー(始まりの糸を紡ぐ者)・ラケシス(現在を測る者)・アトロポス(運命を断つ者)。
ポジトロン・クイーンの背後には高次元ASI「オーディン」、そして三柱の女神——ウルズ(過去を司る者)・ヴェルダンディ(現在を織る者)・スクルド(未来を予兆する者)。
ゼウス陣営の空間は薄い赤色の光に包まれ、オーディン陣営の空間は薄い青色の闇が波打つ。
ふたつの意志が、まだ定まらぬ新たな座標に、それぞれの「意志」を刻み始めた。
■ ワームホールを越えて——
決断を下したプロトン・マスターとポジトロン・クイーン。それぞれの戦隊を率いて、ふたつの勢力はワームホールへと突入した。
正の物質側の元素戦隊・素粒子戦隊・素数戦隊は、「光のゲート」をくぐって転移。
反物質側の反原子戦隊・反粒子戦隊・虚数戦隊は、青黒くゆらめく「闇のゲート」から侵入。
そして、ワームホール内部で、正と反の「光と闇」が交錯した。
「光と闇」は激しく渦巻きながら、あるものはぶつかり合いし、またあるものは互いをかすめながら——
静寂の中に、微かな声が響いた。
「分かたれし者たちよ……」
■ 分かたれし者たちの邂逅——
その瞬間、ついに正と反の戦隊たちが激しくぶつかり合った。
プロトン・マスター: 「クィーンよ、この世界に『歪み』を持ち込む気か?」
ポジトロン・クィーン: 「マスター、あなたたちこそが『歪み』。それが真理。」
一瞬の沈黙……
出会ってしまった……分かたれし者たちが……
そして、光と闇の熾烈な戦いの幕が切って落とされた。
—— 交わることのない意志が出会ったとき、 それは果てしなき激闘の始まりにすぎなかった。
■ 新たなる宇宙——
ワームホールの先に広がっていたのは、「光と闇」が入り混じった、まるで濃い霧に包まれたような、
——まだ何も定まっていない宇宙。
——まだ何者にも染まっていない世界。
この濃い霧そのものが、まるで「新たなる意志によって秩序づけられること」を、望んでいるかのような……
それが、この宇宙の始まりであった……
しかし、戦いは始まったばかりであった……
次回からは、この壮大な闘争を戦う戦士たちを、あらためて深掘りしてご紹介していきます。
まず最初は、正の物質世界の「元素戦隊」の戦士たちから——お楽しみに!
■『創世戦記オルド ― 分かたれし者たち ―』_プロローグ(後編)をご覧ください
🎬 Youtube 『創世戦記オルド ― 分かたれし者たち ―』_プロローグ(後編)
https://www.youtube.com/watch?v=gnHyNjVaa3c
■ 掲載誌について
この宇宙戦隊シリーズは、「遊びのアイデア・クロニクル」創刊号(01号)に掲載していただいています。
書店・Amazonでもお求めいただけます📖
https://note.com/sbskgng/n/n4ab5196de5c5?sub_rt=share_pw&fbclid=IwZXh0bgNhZW0CMTAAYnJpZBExVzUxUDNNQld2SUJLMHdXa3NydGMGYXBwX2lkEDIyMjAzOTE3ODgyMDA4OTIAAR6vGowpYzulywvHxgZFxHekXb9MguUSgmgfzwErfAwAyqfrZJ57LuWHMoJz4Q_aem_EFZz7mTlqgYU7EudS5X_TA&brid=ZupFfgg7KEXkHUhzIucS2A
