びわ湖の夕日 マジックアワーって何だ?
写真を撮られる方なら一度は聞いたことがあるであろうパワーワード。
それは「マジックアワー」。
日の出や日没前後の薄明かりの時間帯は、まるで魔法のように美しい写真が撮れてしまうことから、写真家の間ではこの時間帯はマジックアワーと呼ばれているんですよね。
このマジックアワーについては、実は私も言葉としては知っているけど、厳密な定義まではあやふや状態。今回は少ししっかり調べてみました。w

実はマジックアワーは一日に2度、日の出と日没の前後にあるのですが、ここでは私が毎日のように撮影している日没前後のマジックアワーに絞って考えます。
また、マジックアワーの定義がサイトによってかなりまちまちでしたので、ひとまずWikipediaの記述をベースに話を進めます。
先ず、マジックアワーとは正確にはどの時間帯を指すのでしょうか?
マジックアワーは日没を挟んでゴールデンアワー〈太陽が消えゆく時間帯〉とブルーアワー〈太陽なき時間帯〉の二つを合わせた時間帯を指します。そして、ブルーアワーは時間の経過とともにさらに「市民薄明」「航海薄明」「天文薄明」の3段階に分かれ、これらを経て次第に「夜」へと入っていくわけです。
それらの区分は太陽高度によって分けられ、区分ごとに空に特徴的な変化が見られます。調べていくうちに、他にも「トワイライトタイム」や「宵」などの言葉がいろいろ出てきて煩雑になりましたので、できるだけシンプルに時間系列であらわしたのが以下の表です。


では、マジックアワーの時間帯はなぜ空が美しく見えるのでしょうか。
それには次の3つの理由があげられるそうです。
太陽の距離が遠くなることで、長い波長の赤い光が目に届くから。
空気中の水蒸気量が多いことで、より濃く鮮やかな色となるから。
太陽が傾いて一次光源がなくなるので、空の色だけがはっきりするから。
なるほどねえ。このあたりはまたの機会に詳しくやってみましょう。

さて。マジックアワーの中でも、私は日没後のブルーアワーの時間帯が好きです。特に最近の私が狙っている「突然西の空全体が真っ赤に染まる現象」が起きて、その後空の色が紫や青に刻々と変化しながら夜に入っていく航海薄明から天文薄明にかけての時間帯がいいんです。条件がいいと深い青色の「ブルーモーメント」やピンク色の「ビーナスベルト」を見ることもできますしね。
ちなみに、古くからの日本の言い方で表すとこの時間帯は「黄昏時」ということになるんですよね。
「たそがれ」は、江戸時代になるまでは「たそかれ」といい、「たそかれどき」の略である。夕暮れの人の顔の識別がつかない暗さになると誰かれとなく、「そこにいるのは誰ですか」「誰そ彼(誰ですかあなたは)」とたずねる頃合いという意味である。
この風習は広く日本で行われた。「おはようさんです、これからですか」「お晩でございます。いまお帰りですか」と尋ねられれば相手も答えざるを得ず、互いに誰であるかチェックすることでヨソ者を排除する意図があったとされる。
「おお。黄昏時といえば、知る人ぞ知る吉田拓郎の名曲「黄昏に乾杯」じゃないか。NSPのヒット曲「夕暮れ時はさびしそう」もあったよな。」と思われたそこのあなた。今どきの若い人は絶対に知らないでしょうから、私と一緒に口ずさみましょうね。w

また、日の入り後のブルーアワーの時間帯は「宵」あるいは「宵のうち」とも言います。この時間帯は「逢魔時(おうまがとき)」あるいは「大禍時(おおまがとき)」とも呼ばれていて、昼でも夜でもない狭間。化け物や妖怪などの魔物に出会いやすい時間なんですよね。
というわけで、魔法のように美しい写真が撮りたいからと言って、こんな時間にびわ湖岸に一人でいると百鬼夜行に出くわす危険性もあるわけで、ある日突然私が行方不明になったら、「あら。annonさんったら、鬼について行っちゃったのね。」と思ってくださいね。ウヒヒ。w
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