80年代半ばからいつもずっと
80年代半ばにすい星のように現れ、巨大な衝撃と鮮烈な記憶を残したソロ・アーティストを振り返る。今回は尾崎豊さんに続いてスタートしました渡辺美里さんのシリーズ3日目。最終回となります。
昨日はデビューアルバムの「eyes」の曲と思い出を振り返りました。いくら大型とはいえひとりの新人アーティストのデビューアルバムとは思えない超豪華な製作陣によるハイクオリティな楽曲を、美里さんが自分の色に染めて堂々と歌い上げた出色のアルバムでしたが、このアルバムからしてすでに今に続く、みんなが知っている「渡辺美里」が完成していたともいえる気がします。
何度も比較して恐縮ですが、尾崎豊さんが全国区で出てきたときにはどうみても、どう考えても一般的な不良だったとは思えず、その圧倒的に美形なビジュアルと歌唱力、そして歌詞の世界観の広がりを前にして、誰もが「ただ者のわけがない」と別格に感じたのと同様に、最初からアイドルばりに可愛かったし歌も抜群に上手かった美里さんも存在感がずば抜けていて、とても普通の10代に見えなかったし普通の新人歌手のひとりとも思えなかった。
さらに、「これはただ者のわけがない」と誰もが思ったのは尾崎さんと同じだけど、美里さんの凄いところは「eyes」や「My Revolution」の初期微動から今日に至るまで全く変節がないということではないでしょうか。
その後もコンスタントに活動し、ヒット曲も多く世に送り出しながら、いつどの曲を聴いても広がるイメージは「eyes」の頃とほとんど変わりません。
その後はバンドブームとなり、いろんなバンドが次から次へと出来てきましたが、それとは別に美里さんの曲は高校生になっても聴いていました。それは私だけというわけではなく、いろんな同級生とカセットの貸し借りをしていた記憶があります。
高校の時に好きでよく聴いていたのは「Lovin' you」と「嵐が丘」です。熱かったですね!2曲とも「My Revolution」も収録されている美里さん2枚目のアルバム「Lovin' you」の曲でアルバム自体は中学生の頃に発売されています。ファースト以上に話題曲、ヒット曲、名曲目白押しなのですが、私はなぜかこのアルバムは購入しませんでした。
そこから時を経て、高校1年生の時に同じクラスの梶田君にカセットを貸してもらってハマった記憶があります。全然仲がいいわけでなく一緒に遊んだことも一度もない梶田くんに借りたこともすごく印象に残っています(^^;
「Lovin' you」は岡村ちゃんヴァージョンも好きですけど、美里さんが優しく丁寧に歌いあげるのが心地よいですね。ピュアな美里さんにぴったりな名曲だと思います。「嵐が丘」は歌詞が好きだし、イントロからしてぐっと胸に迫りますね。
美里さんで一番の思い出は大学生になってから、1992年のメリーゴーランドツアーのスタジアム公演のうちのひとつ、西宮スタジアムへライブを観に行ったことです。あれは本当に素晴らしくて良い思い出になりました。
当時、神戸の大学に通っていたいとこが声をかけてくれました。いとこはサークルの仲間と相当前の方の席で、私はもうひとりのいとことやや後方の席で拝見しました。
今みたいなめちゃくちゃな夏の暑さではなくTシャツなら汗をかかない程度の暑さだった夏の夜、生温かく吹き抜ける夜風が本当に気持ちよかったです。観客も超満員で一体感もあったし、西宮スタジアム自体も格調高くて雰囲気は最高でした。そんな環境で生の「My Revolution」も聴けたし言うことなし!
ライブの後はいとこ3人で「秋吉」というチェーン店の居酒屋で飲みあかし、いとこの下宿に戻っても尽きることなく語り明かし、本当に楽しかった。
というわけで、私の学生時代の1,2を争う飛びっきりの思いでは美里さんとともにあります☆
