<104>「拒食症センパイからコウハイへのメッセージ」8月24日
元神経性やせ症(拒食症)患者が
20年前の入院日記を転載
今日は、
世の拒食症の皆さまへのメッセージがありますw
いまのワタシではなく
拒食症で入院真っただ中の「当事者」が
"似たような人"に向けたメッセージを
書いていたのでした
1分50秒
8月24日
隣のベッドいなくなっちゃった。
ワタシ、
避けるみたいに過ごしてたのに
「隣がコウラちゃんでよかった」
なんて言ってもらっちゃって、
タオル&クリームプリン・じゃがりこ
もらっちゃったりして、
罪悪感。。
ちくしょぉ・・
何にも動じず、ズ太いヤツに
早くなりたい。。
患者Kさん元気でね。。
そのKさん親子見て、
「母子依存」
てのを存分に見た感じがする・・
スゴいの
お互い、お互いに甘えてる感じ。
ネコなで声で会話するし、
母は幼児言葉なかんじだもの。
「会いたくて会いたくて、タクシーできちゃった」
・・の、言葉が
とてもコワい一言に
聞こえてしまった。
あと
「入院」は必要なのだけど、
「入院してもイミなし」
な患者さんを見た感じ。。
てのは、もう
「家に帰りたい」
しか頭になく、
ここにいること自体が
なんの治療にもなってないの。
ここに居続けることも
納得できてないし、
何もすることない上に
母親と離れるもんだから
「大丈夫か;?発狂しそうだが・・」
と、思える雰囲気してるの。
「退院できない人だが、退院したほうがヨイ」
患者サンだった・・
こんな人も初めて見た。
あ、
患者Sさんから
ミニメロンパン1コもらった。
「食べませんか?」
「みんなには内緒で」
・・と、
言って1つもらった。
でも、
なんかフシギなかんじ;
Sさんは、
今だけだとは思うけど、
表情がなく能面。
昨日、
M先生とお話してるときに聞いた
「拒食症の彼女」
のはなし。
M先生の、
「入院したら外出れない。母親と会えない」
などの制限聞いて
「えっ・・・・」と、
つまったらしい。
その条件に動揺したんだね。
ワタシだったら、
そんな条件出されても
ここ入ってたなぁ
・・実際、入ったしw
ケータイもパソコンも、
どんなハード条件つきつけられても
入っていたろう・・
と、考えると、
それだけセッパ詰まってたんかな
と、思った。
次。
M先生は、その彼女に
「あの患者さんはこう死んだ、ああ死んだ」て、
実例話したらしい。
M先生面白いw
その話に、
彼女は大泣きだったって。
・・「泣ける」と聞いて
若干ホっとした。
まだ、
"あったかい心"が残ってる。
人間性が残ってるというか・・
だから、
まだ自分で立ち直る力が
どこかに残ってるのではないかと。
しかも
「食べてきますから」
とか、言ったらしい。
自分から「食べる」て、
言ったらしい。
「おお、"食う"気持ちを持ってる・・」
と、感心した。
そこから一口、
口に運ぶのが大変この上ないけど、
そんな意志があるあたり、
まだ「ゼロ」じゃないぞ、
と思った。
ガンバレ、彼女!!
ここに入ってくんなー。
家で治れば、
ホントそれに越したことないぞー。
ヘンなヤツいっぱいいるぞー笑
回診なんか
「動物園の動物」みたいなんだぞー。
M先生におどされたことが
ショッキングだったのなら、
一口だ!
まず一口、
バナナ1カケ、
くえ!
ここに来るなよー
ワタシみたいに"つながれる"ぞー(IVH
M先生から、
「ホント、どこかに最後のエンジェル貴女がいたのね」
と、ホメられた。
入院前は
ビールばっか飲んでたこと教えた。
なんか、
それもまたアブナイらしい・・
ビタミンBがちょー減って、
なんとかなるとか・・
なんだっけ
「ハイジン」になる、
てことだけ覚えてる;
今日の昼食ね、
また
「スキップ」しそうになった。
まぁ、
そのイライラして・・
したら、看護師Sさん、
ラップかけてよせておいてくれた。
ワタシがご飯受け取る様子が無かったので、
「ここにおいておくよ」て、
"放ったらかし"にして行ってくれた。
ごめんちゃい、ワガママで・・
チャーハンが油っこかったぁ・・
20年後の「振り返り」
隣がコウラちゃんでよかった
患者仲間さんから言われて
嬉しくもこそばゆかった言葉です
当時のワタシは、
他人がキライです
(今もかもだけどw)
同じ部屋の人がひとまず嫌で
積極的には関わらなかった
思えば、
仲良くしてくれる患者さんたちは皆、
向こうから声をかけてきてくれた気がします
ただ、どうも、
その侵襲性とは真逆を行くワタシの態度が、
この隣人にはちょうどよかったみたいなのです
そんな相性もあるのですね
「入院してもイミなし」
精神科には、
一定数こういう患者さんはいると思います
身体科も精神科も同じですが
治療意欲は必須
どんなとこに課題があって
何をどう超えれば生きやすくなるのか
現実的にとらえる力が
患者さんにも必要です
拒食症の致死率
精神科って、
想像できると思いますが
「死」に直結するものは
身体科に比べて少ないのはその通り
ですが、
神経性やせ症(拒食症)
についてはそうではないようですね
しっかりと
「死ぬ」疾患
理由は餓死
多臓器不全とか、
体がフラついて頭を打つとか、
飢餓状態ゆえに起こる
疾患・事故で
死を迎えることが珍しくないのが
拒食症です
ワタシは
その話を聞いても
何も響かなかった
死ぬなら死ねばええやん
とか、
死ぬとか言われても生きてるし
とか、
だいぶ他人事
ので、
この「拒食症の彼女」は
泣けるだけまだ
正気を保っている
望みのある段階だ
・・と、
当時のワタシは
感じたのだと思います
入院なんか
しないに越したことないのは当然
この期間で
ワタシは何ができたんだろう
友人と旅行も行けたし
カレシも作れたし
就活できたし
ワーホリくらい行けたかもしれない
ハタチのキラキラをなにも経験せずに
半年の間ずーっと病棟で過ごして、
その半分はIVHにつながれて
身動きが取れなかったわけで
やりたければ止めませんが、
オススメはしない
その前に
拒食症を手放す方をオススメします
やっぱり看護師さんのファインプレー
食事をそれなりに
食べるようになってきていますが、
何度も話す通り、
拒食症というのは
健康的なストレス処理ができないゆえの
異常行動化現象
ので、
いくら食べるようになってきているとはいえ、
ストレス耐性は小学生
ちょっと負荷がかかると
すぐに食事をプイってします
そんなワタシを見て、
看護師さんも要領を得ており・・
放置術を使ってくれますw
「食べろ食べろなんて言わないさ」
見たいな態度で
フイっとされるのですが、
そうしてもらっているとワタシは、
徒然に食事に手を伸ばすのです
保護猫が徐々に家のご飯食べるようになっていく図
みたいな感じ?w
で、結果、この日は残さず
チャーハン食べたらしい
看護師さんのファインプレーでした
蟹コウラ
