[都市伝説的考察] 熊本にある謎の古代遺跡「トンカラリン」 いまだに全てが不明の地下通路
熊本県玉名郡和水町(旧菊水町)。のどかな里山に、巨大な石造りの地下通路が眠っています。その名は「トンカラリン」。石を投げ入れると「とん、から、りん」と音がすることから名付けられました。
「誰が、いつ、何のために」作ったのか今でも謎のままです。地元には「昔からあるコウモリ採りの穴」としか伝わっていません。
今回は、トンカラリンに迫ります。
1. トンカラリンとは
トンカラリンは、精巧に石が積まれた「総延長約464メートル」にも及ぶ巨大な地下通路群です。(地上もあり)石だけを組み合わせた「空積み」という技術で作られています。
地下の隧道部分と、地上の開渠部分が交互に繰り返される特殊な作りをしています。幅や高さは一定ではなく、大人が立ったまま歩ける場所もあれば、四つん這いにならなければ通り抜けられない場所もあります。

2. 公式の調査
過去に複数回の調査が行われましたが、結果は出ていません。
第1回調査(1974年・熊本県教育委員会) 行政の公式見解は、「農業用水路」というものでした。 しかし、この説には当時から大きな反発がありました。水を流すために、大事業となる精巧な石積みをする必要がないからです。さらに、トンネル内部の段差や階段が、水をスムーズに流す構造になっていないという欠陥が指摘されました。
第2回調査(1993年・菊水町教育委員会) 測量を中心とした調査が行われましたが、遺物などが発見されず、年代の特定には至りませんでした。
第3回調査(2001年・再調査) 周辺を調査した結果、「第2のトンカラリン」「第3のトンカラリン」と呼ばれる遺構が発見されます。これにより、一帯が広大な「複合的な巨大施設」であることが明らかになりました。
3. 専門家の見解
専門家たちの見解は、内部から祭祀用の遺物が出土していないことから、宗教施設説には慎重です。
すぐ近くにある鶯原城跡と関連づけ、秘密の抜け道、あるいは物資の隠し場所だったとする見解があります。
また、もともとあった深い地割れを、石で補強して、貯蔵庫や水路に転用したという見解もあります。
しかし、どれも決定打に欠けています。
作家の松本清張は「邪馬台国の鬼道の場であり、神がかりになるための暗鬼道である」と主張しました。

4. 周辺遺跡-江田船山古墳
トンカラリンと木葉山、熊野神社は、一直線に並んでいます。木葉山は、古代に山岳信仰があった山です。レイラインなのでしょうか。
ここからは、トンカラリンを知るために、周辺遺跡を見ていきましょう。
徒歩圏内には、国宝「銀錯銘大刀」が出土した「江田船山古墳」があります。この地域が、古代から繁栄していたことが伺えます。

5. 周辺遺跡-前原長溝遺跡のコーンヘッド
さらに周辺の遺跡を見て行きます。「前原長溝遺跡」からは、「長頭頭蓋骨(コーンヘッド)」が発見されました。甕棺と呼ばれる棺の中から、体を折り曲げた屈葬の状態で、3人の女性の長頭頭蓋骨が見つかっています。
コーンヘッドといえば南米などが有名です。宇宙人に紐付けられることもありますね。
不可解なのは、周辺一帯の遺跡を探しても、長頭の風習が根付いていた痕跡がないということです。

6. 周辺遺跡-チブサン古墳の宇宙人壁画
隣の山鹿市にある「チブサン古墳」は、色鮮やかな壁画が描かれた装飾古墳です。
そこに描かれた壁画の人物は、考古学的には、王や呪術者とされていますが、『宇宙人』ではないかと言われています。角のような三角形の頭、丸い目、両手を上げた姿が特徴です。

7. まとめ
トンカラリン付近には、多くの特異な遺跡が残っていました。一つひとつがミステリーに包まれています。少しだけエジプトを彷彿させる遺跡。もし、これらの遺跡どうしが関連あるものであれば、そこには私たちも知らない何かが息づいていたのかも知れません。
