農業って儲かるの?パート2〜市場出荷の場合、1日の売り上げは?〜
農業の収入がわからないあなたへ

農業をやってみたいけど、いくら稼げるのかわからないとか、想像しにくいってことありませんか?
イメージとして、きついだけで収入と見合ってないんじゃないか、売り上げはどのように入金されるのか。やり方次第と言われても、そのやり方がわからない。どんなやり方を選べば良いか参考になれば嬉しいです。
収入をわかりやすくするために、葉物野菜が1束150gの100円で単価を設定します。ちなみに1箱25束入だとした場合、1キロ当たりの単価は666円です。
JA出荷の場合の手数料構造

1、部会(JAの組織)JAに出荷、運搬JA手数料、運送会社への運賃合わせて、売り上げ金額の12〜14%(JAや部会によって全然違います)。
補足ですが、ここは本当にいろんなパターンがあります。作物によっても違います。僕が経験したものを書いています。
↓市場仲卸や小売に売られていきます。その際に、市場手数料がかかります。7〜8%かかります。
JA、運賃、市場合わせて、約19%〜22%が手数料がかかります。

実際の出荷量と収入の目安

このパターンでは1日いくら稼げるのか。
葉物野菜の出荷量は、ハッキリ言ってビニールハウスの規模(棟数)が多いほど、差が顕著に表れます。僕がいる地域では、平均すると15棟ぐらいと思います。
一棟が縦50m✖️横5.4m🟰270平米。
これぐらいの規模感の人で、1日当たり
春・冬は20ケースから30ケース
夏・秋は5ケースから20ケースです
夏場は作るのが難しいので、出荷量の誤差の範囲が広いです。しかも、近年は夏が長く、秋が短い傾向なので、誤差を広くとっています。
1箱25束入✖️1束100円🟰2500円
20ケース✖️1箱2500円🟰50000円
30ケース✖️1箱2500円🟰75000円
ここからJA、運賃、市場手数料を引くと、
20ケースの場合、39000円〜40500円残ります。
30ケースの場合、58500円〜60750円残ります。
さらに、1か月の出荷出来る日数(市場が開いている日)が平均で22日ぐらいなので、20ケースずつ出荷し続けた場合は、858000円〜891000円が残ることになります。
30ケースずつ出荷し続けた場合は、1287000円〜1336500円が残ることになります。
ここから肥料代、ダンボール代、人件費等、経費を引いたり、消費税とか何やかんやありますが、とりあえず置いといて、あくまで今回は手数料のみをフォーカスしています。

JA出荷のメリットと現実

手数料高いですよね?
直売所の方がマシって思いませんでしたか?
手数料だけを考えると直売所の方が安くすみます。
この出荷の仕方のメリットは、売れ残らない、全てお金に変わるということ。全て買い取ってくれます。めちゃくちゃ酷いのは無理だと思いますが。
JAの役割もあります。
部会はJAの組織なので、販売を委託しています。要は自分の代わりに売ってくれるということ。販路も拡大したり、販売計画を立てたりという役割があります。
この部分に不満を抱く方が多いのも事実ですが、一応担ってくれています。
代金回収の面でも楽です。別の言い方をすると、生産者は出荷するだけ。他の細かい業務はJAがしてくれます。
いろいろ叩かれがちなJAですが、基本的には農家の味方です。
JA自体に問題がある側面も多々あるとは思いますが、生産者が日々繋がっているのは、JAの部会担当者です。
JAの部会担当者の力量によって、売り上げ金額は大きく変わります。非常に重要なポイントです。
自分に合うやり方を見つけよう

部会出荷のメリットとしてもう一つ。直売所とは違うのは、組織なので関わる人の数が違います。いろんな情報を得たりします。規模拡大の情報は部会の方が入りやすいと思います。
直売所をメインでされている方は部会を否定しがちで、部会に入っている方は直売所を否定しがちですが、売り方も考え方もまるで違うので、比べられるものではありません。
自分のやり方に合う方を選べば良いと思います。
JAを通して市場に出荷するこのやり方で稼いでいる方はたくさんいます。
また違う記事で、「農業って儲かるの?パート3、直売所の場合の1日の売り上げ」を取り上げていきます。

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