畳の厚さは「快適さ」の証!15mmと50mm、プロが教える本当の選び方
こんにちは、佐賀で170余年続く「青畳工房」の畳マン六代目です。
新築やリフォームで和室を作る際、皆さんは「畳の厚み」を気にしたことはありますか?
実は、畳の厚さ一つで、足への衝撃や、将来「表替え(張り替え)」ができるかどうかが決まってしまうんです。
今日は、意外と知られていない「畳の厚み」のメリット・デメリットを、畳職人の目線で本音解説します!
1. 「極薄畳(12mm〜15mm)」の落とし穴
最近のハウスメーカーさんの住宅では、フローリングの厚みに合わせて15mm程度の非常に薄い畳が使われることが増えています。
メリット: 段差がなくバリアフリーにしやすい、床暖房に対応しやすい。
デメリット: クッション性が低く、歩くと「硬い」と感じやすい。また、芯材が薄いためヘタリやすく、将来的に「表替え(表面だけの張り替え)」ができず、丸ごと買い替えが必要になるケースが多いんです。
「安く済むから」と薄くしすぎると、後々のメンテナンスで高くついてしまうこともあるので注意が必要です!
2. バランスの「中厚畳(30mm前後)」
リフォームなどでよく使われるのが30mm前後の厚みです。
15mmよりはクッション性があり、将来の張り替えも可能な場合が多いです。ただ、最高級の畳表を使おうとすると、畳表の「張力」に芯材が負けてしまい、綺麗に仕上がらないこともあります。
3. 職人イチオシ!「標準的な厚み(50mm〜60mm)」
昔ながらの、どっしりとした50mm前後の厚みが、実は最もおすすめ。
最高の踏み心地: 適度なクッション性があり、膝や腰への負担を和らげてくれます。
一生モノの付き合い: 芯材がしっかりしているので、何度も「表替え」をして、長く愛用することができます。
素材が選べる: ほとんど全ての畳表や畳縁を組み合わせることができ、本物の畳の風合いを最大限に楽しめます。
番外編:お寺などで見かける「二畳台」
ちなみに、住職さんが座るような格式高い場所では、畳を2枚重ねたような、通常の2倍以上の厚みを持つ「二畳台(礼盤)」という特別な畳も存在します。厚みは格式の高さでもあるんですね。
最後に:後悔しない和室作りのために
「畳はどれも同じ」と思われがちですが、厚みによって暮らしの質はガラリと変わります。
もしハウスメーカーさんから「薄い畳になります」と言われたら、ぜひ一度「厚みを持たせることはできますか?」と相談してみてください。
「どの厚みが我が家にベストかな?」と迷ったら、いつでも畳マン六代目にご相談を!あなたのお家にぴったりの「極上の踏み心地」を一緒に見つけましょう。
【お知らせ】
この記事は、青畳工房公式ブログの内容を、note読者向けに再構成したものです。より詳しい芯材の種類や施工例については、ぜひ元記事もチェックしてみてください。
🏠 青畳工房(株式会社WT)
佐賀で170余年、江戸時代から続く技術を大切にしながら、家族が笑顔でほっとする空間作りを目指しています。
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