「畳を替えたいけど、タンスが重くて動かせない」と悩むあなたへ。現代の畳屋事情を教えます。
こんにちは。佐賀で170年以上続く畳屋「青畳工房」の畳マン六代目です。
「畳がボロボロになってきたし、そろそろ綺麗にしたいな……」 そう思い立った時に、真っ先に頭をよぎる不安。それは「あのクソ重たいタンスや本棚、どうしよう?」ではないでしょうか。
「昔は家族総出で家具を動かして準備した」という記憶があるご高齢の方や、腰痛が心配な方ほど、このハードルは高く感じてしまうものです。
今日は、そんな「家具移動の不安」を抱える方へ、現代の畳屋さんの本音と実情をお話しします。
1. 結論:家具の移動は「畳屋」に任せて大丈夫!
まず、一番お伝えしたい安心ポイントはこれです。 今の畳屋さんは、家具の移動も含めてサービスの一環としているところがほとんどです。
昔のように、お客様が事前にゼーゼー言いながらタンスを空っぽにして、隣の部屋へ運ぶ……なんて必要はありません。
僕たちプロは「家具スベリ」という専用の道具を使い、重たいタンスもスルスルと安全に動かします。「えっ、そんなに簡単に動くの!?」とお客さんに驚かれることもしばしば。

たとえ3畳の小さな部屋に家具がぎっしり詰まっていても、畳の下に家具を逃がしながら作業できるので、部屋からすべて出す必要もないんですよ。
2. でも、これだけは「お願い」したいこと
「全部お任せ!」と言っても、スムーズに作業を進めるために、いくつかご協力いただきたいポイントがあります。
割れ物や貴重品は避けておいて: タンスの上のガラス細工や、本棚の高級な花瓶などは、事前に安全な場所へ移しておいてください。
お布団は畳んでおいて: これ、実は切実です(笑)。使ったままの布団が敷いてある部屋に入るのは、僕たちもちょっと気が引けます。お母さんのように布団を畳むのは、僕らの仕事ではないので……!
お子さんの部屋は「事前チェック」を: 特にお年頃の息子さんの部屋! 作業中に予想外の「エッチなもの」が出てくると、お互いにめちゃくちゃ気まずい空気が流れます(笑)。これ、畳屋あるあるなんです。事前に片付けておいてくださいね。
3. 「引越し屋さん」ではない、ということの理解
一つだけご注意いただきたいのは、僕たちはあくまで「畳を替えるための移動」をしている、という点です。
「ついでに1階のタンスを2階に運んでほしい」といった、畳替えに関係のない家具移動は、専門の引越し業者さんにお願いしてくださいね。壁を傷つけたり、怪我をしたりするリスクがあるため、本業以外の移動はお断りすることがあります。
4. 最後に:もう、家具で畳替えを諦めないで
「重たい家具があるから、うちはもう一生この畳でいいわ……」 そんな風に諦めてしまうのは、本当にもったいないことです。
綺麗な畳になると、お部屋の空気までガラッと変わります。 その「最初の一歩」である家具の移動は、僕たちプロが全力でサポートします。
「これ、動かせるかな?」と不安になったら、まずはLINEやお電話で気軽に聞いてください。「あ、そんなに気楽でいいんだ!」と思ってもらえるはずですよ。
【お知らせ】 この記事は、青畳工房公式ブログの内容を、note読者向けに再構成・加筆したものです。家具移動の際の注意点など、より詳しく知りたい方はぜひ元記事もあわせてご覧ください。
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