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茶室の畳は「職人の真骨頂」。一級技能士が語る、炉畳・台目畳の奥深き世


こんにちは、佐賀で170余年続く「青畳工房」の畳マン六代目です。

皆さんは「茶室」に入った時、足元の畳をじっくり見たことはありますか?
実は茶室の畳には、日本文化の深淵と、僕ら畳職人の古い知識・技術がぎっしりと詰まっているんです。

今日は、茶道に欠かせない「炉畳(ろだたみ)」や「台目畳(だいめだたみ)」について、職人目線で解説します。


1. 技術が試される「炉畳」の切り欠き

茶室といえば、一角に火を熾す「炉(ろ)」がありますよね。この炉が設けられている畳を「炉畳」と呼びます。

この畳、実は縦横1尺4寸(約42.5cm)を四角くくり抜いたような形をしています。
「ただ切るだけでしょ?」と思われるかもしれませんが、ここが職人の腕の見せ所。切り口を美しく仕上げ、炉縁(ろのわく)がピタリと収まるように作るのは、非常に高度な技術が必要なんです。

ちなみに、炉を使わない季節には、同じ大きさの小さな畳をはめ込んで穴を塞ぐこともできるんですよ。

茶室の畳

2. 茶室独特の空気感を作る「台目畳」

茶室特有の畳に「台目畳」というものがあります。
これは、通常の畳の「4分の3」ほどの長さしかない、少し短い畳のこと。

この中途半端な長さの畳があることで、茶室に独特の奥行き感や広がりが生まれます。限られた空間を広く、あるいは格式高く見せるための、先人の知恵が詰まった畳なんです。

3. 採寸こそが、一級技能士の真骨頂

茶室の畳替えは、僕らプロにとっても非常に神経を使う仕事です。
なぜなら、お部屋の四隅が完璧に「直角」であることは、まずあり得ないからです。

特に古い建物やこだわりの茶室では、木の曲がりや壁の微妙な角度の違いが複雑に絡み合っています。そこを1ミリ単位よりも小さな厘単位で精密に計測し、寸分の狂いもなく畳を製作して、ビシッと納める。

これこそが、一級技能士である畳マン六代目が最も燃える瞬間でもあります!

複雑な構造の茶室

最後に:茶室の畳には、おもてなしの心が宿る

茶室の畳縁(ヘリ)には、黒や茶、紺といった落ち着いた色が好まれます。これは、主役である茶道具や季節の花を引き立てるため。

一見すると気付かないような細かな工夫や苦労。それらが積み重なって、あの凛とした茶室の空気が作られているんです。

茶室の畳替えをご検討の際は、技術と情熱をもって取り組む畳マン六代目にぜひお任せください。あなたの茶室でお会いできるのを楽しみにしています!

【お知らせ】
この記事は、青畳工房公式ブログの内容を、note読者向けに再構成したものです。より詳しい採寸の裏話や施工事例については、ぜひ元記事もチェックしてみてください。


🏠 青畳工房(株式会社WT)

佐賀で170余年、江戸時代から続く技術を大切にしながら、家族が笑顔でほっとする空間作りを目指しています。

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