オフチョベットしたテフをマブガッドしてリットにして焼いたもの(インジェラ)を食べる
友人仲間での忘年会、今年は自分の誕生日に当たりました。ので、何か普段は食べない料理を食べたいということになり、中目黒「クイーンシーバ」さんにエチオピア料理を食べに行ってきました。

人が多かったので撮りませんでしたが、店内にはアフリカのインテリアや楽器を筆頭に、天井にはシマウマの毛皮(!)まで飾られていました。また、店内のテレビで流れている音楽はすべてアムハラ語のMVで、雰囲気に没頭できます。

今回は「トラディショナルコース」を頼みました。ドリンク別とはいえ、中目黒で3630円なので相当お安く感じます。
1品目はサラダ。エチオピア感はなし。

2品目はレンズ豆のサモサ。アフリカ東側はインドの影響も強いのでよく食べられている、らしいです。そういえば香港・重慶大厦で食べたサモサもタンザニアの人が作っていた気がします。

せっかくなのでお酒を頼みます。友人は店員さんの「強いですよ」という警告に構わず「アベベ・ベキラ」というスピリッツを頼みましたが、警告通り驚異的な度数の高さでした。
私も一口いただきましたが、触れた瞬間に舌と唇が痺れ、吸気だけで昏倒しそうになりました。痺れといえば中国の白酒ですが、そちらは飲み込んでから来るもの、そもそも飲めるものなので、全然比べ物になりません。
そういえば、エチオピアにはお酒を主食にする人々もいるというのを思い出しました。高度数のお酒といえばロシアのイメージでいましたが、エチオピアは隠れたスピリッツ大国なのかもしれません(現地で昏倒する勇気はない)。

私の方はハニーワインを頂きましたが、こちらは度数に対して口当たりが良く、別の方面で危険です。ボトルはアムハラ語だったので詳細不明ですが、一般的には白ワインと同様10-15%くらいのようです。美味しいので調子に乗ってグイグイ行ったらすぐ寒くなってしまいました……

このあとは串焼きが来ました。手前2本が鶏肉、奥2本がヤギ肉です。以前食べた和食(?)や東トルキスタン料理に比べ、スパイスの辛味はしっかり出ている一方、スパイスらしい香りや肉の臭みは殆どないです。クセがないのでスッキリして食べやすいです。
(個人的には、多少の臭みがあるのもそれはそれで好きです)

さて、メインに大本命のインジェラがやってきました。オフチョベットしてマフガッドしてリットにして焼いたアレです。
大皿に広げたインジェラの真ん中には、かなり辛味の強い牛肉カレー(?)が載っており、周囲を人数分のサラダ・レンズ豆ペースト・エスニック炒り卵・マトン煮込みが取り囲んでいます。

もう一皿、別にインジェラおよびダボ(食パン様のパン)が提供され、こちらで上の料理を食べていきます。
インジェラのお味ですが、酸味があってライ麦パンに似た味わいです。口当たりはクレープ生地そのもので、多孔な形状にそれぞれの料理がよく絡みます!
対するダボにも独特の香ばしさはありますが、インジェラに比べるとだいぶ控えめの感があります。

真ん中の牛肉カレーはスパイシーで味も濃く、少しの量でインジェラがどんどん消えます。一方、スクランブルエッグやマトンは控えめなので、生地の味が軽いダボの方が合っていますね。
上の料理を大方食べきると、敷いてあったインジェラに手がつきますが、こちらはエキスが染み込んでいて、複雑な風味が楽しいです。
デザートはヨーグルトということでしたが、かなり牛乳プリンやパンナコッタに近かったです。濃厚さの割に発酵感は感じられず、クセがないのでどんどん行けてしまいます。

エチオピアコーヒーもさっぱりしたハーブの風味で、食後にぴったりです。

そんな感じであっという間に1時間過ぎてしまいました。同じ時間帯に3グループほどいらっしゃいましたが、いずれもにぎやかな雰囲気でした。ムードが良い意味で高級すぎないので、パーティーにおすすめです。(了)
