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ノアザミとアメリカオニアザミ

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ノアザミ(野薊、学名: Cirsium japonicum)
キク科アザミ属 の多年草。花期は5~8月。
アザミは世界中に250種以上、日本に生息しているものだけでも150種以上あり、専門家でも見分けるのは難しいとのこと。
秋咲きの種が多いアザミ類の中でこのノアザミは例外的な春咲きで、最もよく見かけるもの。中国植物名(漢名)は、大薊(たいけい)。

細い糸のような筒状花だけが集まった花が咲き、花が咲き終わった後にはタンポポのような綿毛になり、種を広い範囲に拡散させる。
ノアザミは他のアザミとも交配することができるので、各地でその土地に生えているアザミとの雑種が見られたり、時には新種が発見されることもある。
花の下にある総苞を触ると、粘液が出ていてベタっと粘るのもノアザミの特徴。

葉は、ノアザミには、根生葉(根際から生える葉)と茎葉(茎の中部から生えてくる葉)があり、花の時期にもこの根生葉が残るのがノアザミの特徴。下の写真は根生葉(根際から生える葉)だと思う。

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違う場所で見たもので、花の周りにあるのが茎葉(茎の中部から生えてくる葉)。

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見た目も、生える場所も、ノアザミによく似たものにノハラアザミがある。
違いは、
●分布は、本州(中部地方以北)
●ノハラノザミの花期は8~10月。
●花が茎の先に2、3個集まって上向きに咲く。
●総苞は触っても粘らない。

下は、トゲトゲしさが半端なく、見るからにオニ!という感じがあり、すぐにわかった。全草にトゲがある印象で、なかなかのインパクト。

ノアザミの全草を、生薬名「大薊(タイケイ)」と呼び、止血効果が高いとされ、鼻血や喀血、血便、血尿などに用いられてききた。



アメリカオニアザミ(学名: Cirsium vulgare)
キク科アザミ属の多年草。花期は7~9月。
名前に「アメリカ」とついているけれど、ヨーロッパ原産!
ヨウシュオニアザミ、セイヨウオニアザミと呼ばれることもある。
北米から輸入された穀物や牧草に混ざって持ち込まれ、もともとは北海道に多かったそう。要注意外来生物。
ニホンジカや牛などの家畜はこれを食べない。

頭花を1~3個上向きにつける。根生葉は花期には残らない。
総苞は触っても粘らない。
在来のアザミの仲間と異なり、葉のふちだけでなく全体に鋭いトゲをもつひれ(翼)があり、触るとケガをすることもある。

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