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感じとる、小さな幸せ

HSPだとわかって、
まずは
「そうだよね」と自分を受け止めることが
できるようになったこと。

それは私にとって
一歩前進ではありました。

でも、
そんな簡単なことではなかったんです。

『「繊細さん」の本』の中には
HSPのいい面もたくさん書かれていました。


「いい面もいっぱいあるんだ」

そう思う一方で、
「じゃあ、私のいいところは?」

そう考えると、
なかなか出てこなかったんです。



むしろ浮かんでくるのは
自分の欠点ばかり。


常に自分を責めてきたから
悪いところを見つけることだけは、
得意になっていました。

「これはいいところかもしれない」

そう思っても
「そんなのは、いいところって言えないよ」

もうひとりの自分が
すぐに否定してくる。


そんなことを繰り返して、
いつの間にか、いいところ探しに
疲れてしまいました。


だから、
一度いいところ探しをやめました。



その代わりに、
意識するようになったことがあります。


それは、
小さな『うれしい』を
流さずに感じること。


おいしい。
楽しい。



もちろん
今までも感じていました。
でも苦しいことや不安なことばかりを
深く考えていて、
幸せな気持ちを
じっくり味わうことを
していなかったんです。


マイナスな感情は
向き合わなければ、
いけないものだと思って
何度も何度も考えるのに。



幸せな感情は
「よかったな」で
終わらせてしまっていた。


小さなことを感じとれるという
自分の持っているものに
気づいていなかったんだと、
その時、ハッとしました。


私は家事の中で
洗濯が一番好きなんです。



干している時に、
ふわっと香る柔軟剤の香り。



「この服、汚れてきたなぁ」

「今日も頑張ってきたんだな」



洗濯物から
家族の頑張りが垣間見える。
そんな瞬間が私はうれしいんです。



澄みわたる空。

懐かしさを感じる草花の香り。




こういうことに、
心を動かされて泣けてくる。



どうして涙が出るのか
自分でもわからない。



悲しいわけじゃない。
でも胸がいっぱいになるんです。



でも、泣いていたら、
気を使わせるから
人がいたら、ぐっと我慢したりして。




そんなことも、
小さなことを感じとる力だったんだぁって。



「私、今までもずっと
小さな幸せを、ちゃんと感じとっていたんだ」



自分の大切な価値に
気づくことができました。



「これは、私のいいところなのかもしれない」



そう思えた時、初めて
「変わり者だから」ではなく

「私だから感じられるもの」として
受け取れるようになりました。



小さな幸せは、
特別な出来事の中だけではなく、
何気ない毎日の中にも、
ちゃんとあったんです。



だから、今でも私は、
今日の小さな幸せを
ひとつひとつ大切にしています。







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