横浜と汐路にいくお客様
総文字750
失語症と思われていたお客様が最近よく「歌う」
しかも、曲は様々で、「どんぐりころころ」「ほたるのひかり」「月の砂漠」
最近のマイブームは「憧れのハワイ航路」だ。
晴れた空
そよぐ風
港、出船の ドラの音楽し
なんですが、何度も一緒に歌っても彼女は横浜に行く。音感はなくなっているので、歌うと言っても「朗読」に近い。でもかわいい。
「はーれたそらー、そーよぐかぜー」
「みなとーよこはまーふんふんふーん」
惜しい。
この三日くらい毎日歌ってテイク40くらいなんだけどなかなか横浜から帰ってきてくれない。
後半は
のぞみ 果てない
あのアロハオエ
「しおじーはてなーいー」
「あのーふんふんふーん」
希望ではなく、汐路?
いや、名古屋市であってるし、汐路は果てないけど、わたし名古屋市の住所全然しらんがな。
というか、ここ汐路のある区ではない。
でも最後は、
「あーあーあー、あこがれーのハワイーこおろー」
ちゃかちゃん(合いの手)で終わる。
彼女が歌うとなんかかわいい。
そして、彼女が歌うと唾が出るので、誤嚥リスクが下がっていいことだ。
「歌好きなの?」と聞くと
「うたすきなの?」とおうむかえし
「カラオケ行ってたんですか?」と聞くと
「カラオケ友達といってた」とたまに返答がある。
もっと調子がいいと、「うたはいいねえ」という。
毎日FM愛知のかかる部屋で、歌は最近の曲が多過ぎてしらんと思うので、なんかお客さんに懐かしい曲でもできたらなあと思いつつなかなかね。
今の職場ならばギターができたと思うけれども、介護じゃないから勝手なことも出来ないし、これがナーシングの難しさ。
そもそも、未練を残したくないから、全て「すててきた」ので、わたしがもうギターを弾くことはないだろうな……
やる時は防音のある家で、「新しいギター」と道具を揃えてまた一からやり直したい☺️
