"選ぶ自由"が苦手な息子を見て気づいた、キャリアの選び方
「自由な保育がいい」
子どもの個性を尊重して、自分のペースで、自分の興味のままに。
息子(現在5歳)が認可外保育園に通っていた頃、その理念には心から共感していました。
でも実際の息子の様子は、思っていたのと少し違いました。
なんとなく、落ち着かない。
情緒が不安定気味。
「自由でのびのび」のはずが、本人はどこか持て余しているような雰囲気がありました。
その後、認可保育園に転園してから、息子は明らかに安定していきました。
決まった時間に、決まった流れで過ごす毎日。
一見「画一的」に見える環境の方が、うちの子には合っていたんです。
今日はそんな息子を見て、自分のキャリアについても考えた話をします。
認可外→認可で見えた変化
息子が通っていた認可外保育園は、自由保育の理念を大切にしている園でした。
一日の過ごし方も、子どもの興味によって大きく変わります。
決まりきった時間割は少なく、子どもの「やりたい」を尊重するスタイル。
しかし、息子はなんとなく落ち着きがなく、情緒が不安定気味な日が多かったです。
※前提、このとき私がフルタイムで働いており、息子と関わる時間が少なかったことで荒れていたということもあると思いますが。
で、認可保育園に通っている現在。
認可は真逆で、毎日決まった時間に、決まった流れで過ごします。
息子の様子は明らかに変わりました。
落ち着いて過ごせるようになり、情緒も安定。
自由 = 子どもにとって良いこと、というわけではないのかも、と思いました。
何が違ったのか、4つの仮説
不思議だったのは、認可外にも一日の流れ自体はありました。
完全に無秩序だったわけではありません。
それなのに、何が違ったのか?
いくつか思い当たることがありました。
①ルーティンの幅
認可外は、流れの大枠はあっても、その日の活動内容は子どもの興味次第で変わりやすいスタイルでした。
認可は、活動内容まで含めてかなり固定的です。
②選択肢の量
自由保育は「次何して遊ぶ?」を自分で選ぶ場面が多かったです。
認可は「次はこれ」と決まっている分、選ぶ負荷がありません。
③集団のまとまり方
認可外は異年齢混合・少人数で自由に動き回れる分、周りの子の動きも読みにくく、刺激が多くなりがちでした。
認可は同年齢クラスで集団行動が揃っている分、周囲の動きも予測しやすいのかもしれません。
④大人からの声かけの量
自由保育は「見守る」スタンスが強く、大人から能動的に次の活動へ誘導する場面が少なめでした。
認可は先生主導の声かけが多そうで、「次は何をするか」を都度教えてもらえる安心感があるのかもしれません。
心理学的な裏付けもある
2024年に発表された家族のルーティンに関する研究では、毎日の食事や遊びの時間など、繰り返し起こる日常の流れが、子どものメンタル安定や養育者との信頼関係に役立つとのことです。
つまり、私が息子を見ていて感じた「自由すぎると逆に落ち着かない」という実感は、気のせいではなく、研究の裏付けがある現象なんですね。
自分自身へのキャリアに紐づけて考える
ここまで「息子の話」として書いてきましたが、ふと気づいたことがあります。
これ、息子だけの話じゃないかもしれない。
私自身、振り返ってみると「選ぶ」という行為そのものが、結構ストレスに感じるタイプなんです。
メニューを決める、服を選ぶ、休日の予定を決める。
選択肢が多ければ多いほど、楽しいというより、疲れる。
息子が見せていた「自由すぎると持て余す」反応は、もしかしたら私から引き継いだ気質だったのかもしれません。
そしてこれは、私自身の「働き方」の話にも関係があるなと。
私はずっと「いずれは独立して、フリーランスとして働きたい」と思ってきました。
会社員という枠の中にいることに、窮屈さを感じる瞬間もあります。
時間も裁量も、もっと自由に使えたら。
そう思って、2028年末の独立を目標にしていました。
しかし、完全に自由な働き方は裏を返せば「全部自分で決める」ということです。
何をやるか、いつやるか、どう進めるか。その全部を、誰にも委ねずに選び続ける。
あれ、これ、私大丈夫?笑
選ぶこと自体にストレスを感じやすい私にとって、それは本当に理想の状態と言えるのか。
多分、私は独立したとしても、自分なりに枠組みやルーティンを意図的に作っておく必要があるのかもしれません。
自由に憧れながらも、自分に合った枠の作り方を、今まさに模索中です。
同じように「会社員という枠」の中でキャリアを考えてきた記録は、こちらのマガジンにまとめています。
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