ざっくり学ぶ、AOGのきほん
航空業界のニュースや空港の現場で、「AOG」という3文字のアルファベットを目にしたことはないでしょうか。AOG=Aircraft On Groundの略で、文字通り「地上にいる=飛べない状態の航空機」を指します。機材の故障や整備、部品欠品などで運航不能になった機体を、いかに早く復旧させるか。航空業界では最高優先度のサービス区分として扱われ、その裏側では極めて専門的な物流オペレーションが24時間365日動いています。今回は、この「AOG」のきほんをざっくり学んでいきましょう。
AOGとは何か
AOGは、整備や部品交換の必要が生じて運航から外れている航空機の状態を示す業界用語です。航空会社の予約・運航システム上でも「AOGステータス」として登録され、関係各所に最優先の対応を促します。原因は、エンジン部品の不具合、消耗品の不足、機体損傷、定期整備のスケジュール超過など多岐にわたります。共通しているのは「その機体を一刻も早く飛べる状態に戻す必要がある」という点です。
なぜAOGは重大なのか
ここから先は
1,414字
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?
