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今日の居酒屋wagaya 一人のためにそして誰かのために

ある程度年を重ねてくると口に出していい事と一生黙っていた方がいいのかなという出来事に出会う事がある。
しかし自分の中で消化できない事は誰かに聞いてもらいたい時もある。
だが大勢のいる場所や知らない人のいる場所では話せない、話したくない時もある。反面嬉しい事もある。でも自慢ととられることにも抵抗がある。そんな時に黙って聞いてくれてどこにも話が漏れていかないだろうなという居場所が居酒屋wagayaである。
今日もまた旅人が訪れる。





旅人; 「こんばんわ!」
ママ; 「お久しぶり!カウンターでいい?」
旅人; 「ありがとう」
ママ; 「楽しいことあった?生き生きしてるね~!」
旅人; 「なんでわかるの?」
ママ; 「顔がね何か・・楽しそうというか、にやけてるよ!
     恋でもしてるの?」
旅人; 「恋? 久しぶりに聞いたなその言葉!そんな日本語まだあるんだ 
     ね?」
ママ; 「何言ってんの! あるでしょ!」
旅人; 「ごめん。忘れてた!
     今私の顔が楽しそうに見えるならそれは仕事のおかげだね。
     仕事が楽しくてさ、まだわからないこともたくさんあるけど
     デイサービスに来る人たちの一人一人に(今日は何してもらおう
     かな)って考えるだけで楽しくなるんだよね 」
ママ; 「あらまっ!仕事に恋してるってことなの? 寂しい女ね!」
旅人; 「寂しい女で悪うございましたね!(笑)ビールお願いします!」
ママ; 「今日は麻婆豆腐だけど辛いの大丈夫?」
旅人; 「全然オッケーですよ!うれしい!」



ママ; 「お仕事楽しそうでいいじゃない!」
旅人; 「そうなのよ!みんなと普通にしゃべって、でも、
     昨日もね、朝デイサービスに来て血圧測定してる間にちょっと
     具合が悪くなった方がいて、血圧も80台、意識混迷状態だった
     んだけど、その時の職員の対応がとっても良かったのよ。
     状態観察する人、施設に連絡する人、他の利用者に不安を与えな
     いように対応をする人、入浴介助する人、
     少ない人数の中でそれぞれが動けるって素晴らしいなと思ったの
     ね。時間にして20分くらいかなぁ。
     その利用者さんはその後血圧もサチュレーションも落ち着いて
     きたんだけど、とりあえず入居施設に帰っていただいて、ほかの
     利用者さんは普通通りに過ごしていただいたってわけなのよ。
     施設の中で、とりわけデイサービスのように一つの部屋で十数人
     が同じ空間に一日中いるという事は、そこで起こっていることに
     対しての不安や心配がほかの利用者さんにも伝わっていくという
     事だから、できるだけ早く日常の空間に戻してあげることが必要
     なんだよね。
     利用者さんによってはね、良かれと思って席替えしたことが原因
     で血圧が上昇し、不安状態が持続する方もいたからね。
     いつもの環境、変わらない環境の中で過ごすことで気持ちが安定
     し、機能訓練も作業療法も続けていけることもあるんだよね。
     だから今回の職員の対応は素晴らしかったと思っているんだ。」


ママ; 「そんなことがあったんだね。
     一人のために、そしてほかの誰かのために協力できるって
    いいね!」
旅人; 「だから何となく嬉しくてね、ママに会えてよかった。
     たくさん喋ったからきょうはこれで帰ります。
     聞いてくれてありがとう!」
ママ; 「また聞かせてね!こちらこそありがとう!」

旅人; 「そうだ忘れるところだった!
     母の日プレゼントにね、息子が紀州の梅干しを送ってくれたので
     ママにもお裾分け!良かったらどうぞ!」

ママ; 「ありがとう!大好物よ!」
    「気を付けてお帰りくださいね!」





居酒屋wagayaへようこそ!
又のお越しをお待ちしております!













     

     

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