魔女のハーブは、あんまり甘くない 1ー1 魔女の旅立ち(1)
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"A cozy fantasy story of a witch, her bitter herbs, and the gentle secrets they hold"
○おしゃれなストリート(昼)
おしゃれな雰囲気のストリートの奥に<魔女 &ハーブのお店>と、レトロな看板が掲げて あるお店がある。
ショーウィンドウには、たくさんのハーブの 瓶と魔女の人形と、本がならんでいる。
ガラス越しに、2人の女性が、見える。
○お店の中(小さな厨房)
ユイ「アカリ、これ、すっぱあい!」
ユイ、カウンターで、大きな声をだす。
アカリ「え、ユイちゃん、どうかしたの?」
エプロン姿のアカリが、厨房で、おどろいた 顔。
ユイ「ア、アカリ…。だから、このハーブティー、すっぱいって!」
アカリ「……そうかなあ、すっごい美味しいと思うけど。なんせ、当店オリジナルのハーブティーですから」
アカリ、ちょっと、得意そうな顔。
ユイ「(困惑顔で)アカリ、あんた、どんな舌を、してんのよ?」
アカリ「でも、香りは、いいでしょ?」
ユイ「ま、まあ、香りはいいけど……」
アカリ「ね、この、あんまり甘くないのが、いいんだから」
ユイ「(苦笑い)っていうか、すっぱいんだって……。 あれ?」
ユイ、窓の外を見て、驚く。
ユイ「アカリ、出たよ!」
アカリ「?」
ユイ「ほら、あの虹!」
アカリ、窓の外を見る。
港の空に、大きな虹が、かかっていた。
アカリ「(おどろいて)わあ、すごい!」
アカリ、厨房から出て、ユイと並んで外を見 る。
アカリ「今年に入って、もう3度目だよ!」
アカリ、はっとした表情。
アカリ「あれは、きっと、魔女が創った虹だよ」
ユイ「(おどろいて)え、魔女?」
アカリ「うん、ほら」
アカリ、奥の本棚から<魔女の奇跡>とタイ トルされた本を取り出してくると、ページを めくって、ユイに見せる。
魔女が創りだしたとされる、さまざまな奇跡 が、ページのなかに描かれていた。
ユイ「ん〜。だけど、魔女とは、関係ないんじゃない?」
アカリ「(首をふって)ううん、ゼッタイ魔女の奇跡だよ、あれは」
アカリ、じーっと、本に夢中。
ユイ「(お店を見回して)…、それにしても」
ユイ「いったい、このお店、何冊の魔女の本が、置いてあるの?」
ユイ、困惑したように、アカリを見る。
アカリ「(苦笑い)いや、自分でも数えたことないな……」
アカリ、指で、ほっぺたをかく。
ユイ「(両手を広げて)やれやれ……」
壁の時計が、3時をさす。
それと同時に、 店のトビラが鈴の音を立て て 、 ゆっくり開く。
2人とも、トビラの方を見ると、若い女性が立 っていた。
アカリ、おどろいた表情。
女性「……こんにちは」
アカリ「いらっしゃい…ませ」
アカリ、なぜか、かたまる。
ユイ、(?)と不思議な表情。
女性「(目をつむって)とっても、いい香りがするんですね、このお店」
アカリ「(ややつまって)は、はい……」
女性「(感心したように)魔女の本やグッズも、こんなにたくさん……。ああ、このハーブティーを、いただけます?」
女性、メニューに、目を通しながら言う。
アカリ「は、はい、かしこまりました……」
アカリ、どこかぎこちなく、厨房へもどる。
女性、ユイの隣に座る。
ユイ「(小声で)すっごい美人……」
アカリ、ハーブティーをいれる手が、小さく、 ふるえている。
ユイ、不安な表情で、アカリと女性を交互に見 る。
壁の時計が、3時5分をさす。
アカリ「……おまたせいたしました」
アカリ、ハーブティーを、女性の前におく。
女性、いちど、匂いをかいで小さく微笑むと、 ティーカップを持ち、ゆっくりと口に運ぶ。
アカリとユイ、緊張の視線を女性にむける。
女性「……まあ、おいしい。あんまり甘くないんですね。私、こういうの大好き」
アカリ「ほ、本当ですか、ありがとうございます」
女性、ほほえみながら、ハーブティーを、一気 にのみほす。
女性「ごちそうさま。とても、おいしかったわ」
女性、お代をカウンターにおいて、ほほえむ と、お店を出てストリートに消えていく。
アカリ、女性が消えた方角を、だまって見てい る。
ユイ、わけがわからないといった表情で、ア カリを見る。
ユイ「…… ねえ、アカリ、さっきからどうしたの?」
アカリ「(力なく)うん……」
アカリ、ユイを見ないまま、口をひらく。
ユイ「なんか、急に、そわそわしちゃって……」
ユイが、じっと、アカリを見つめる。
アカリ「…あの人が、魔女だよ」
アカリが、つぶやく。
ユイ「……え?」
ユイ、不思議な表情になる。
○港がよく見える丘公園(夕方ごろ)
アカリ、港がよく見える丘公園の芝生でスキッ プしていると、ぴたっとスキップをやめて、柵 のむこうに見える港を見る。
アカリ「あー、港が、キレイ」
アカリ、指で四角形をつくり、港をズームす る。
アカリ「あれ……?」
アカリ、公園のベンチに四角形を移すと、人 が、いるのが見えた。
アカリ「あれって、まさか……?」
アカリ、走ってベンチのそばに行くと、昼間 の女性が、横たわっていた。
アカリ、女性の苦しそうな表情を見ると、自 分の手を、女性のひたいにあてる。
アカリ「すごい熱……!」
アカリ、公園の電話ボックスに入って、タク シーを呼ぶ。
アカリ「なんで、こんなとこに……?」
アカリ、女性の胸に、なにか光るものに気づ く。
アカリ「……?」
まもなく、タクシーのライトが公園に近づいて くるのが見えて、アカリは手を挙げる。
○お店の前(夜ごろ)
お店のまえにタクシーがとまり、ドアが開く。
アカリ、女性をかついで2階の自室にはこぶ と、ベッドに寝かせる。
アカリのベッドで、寝息をたてる女性。
そばで、魔女の本を読んでいるアカリ。
やがて、女性が、目を覚ます。
女性「ん……」
アカリ「(うれしそうに)よかった、大丈夫ですか?」
アカリ、女性の顔を、のぞきこむ。
女性、おどろいた顔を、アカリにむける。
女性「あ、あなたは、昼間の……」
アカリ、小さく、わらう。
アカリ「これを、飲んでください。元気出ますよ」
アカリ、トレイにのせたハーブティーを、女性 に出す。
女性、体を起こしてカップを手に取ると、小さ くほほえんで飲む。
女性「…おいしい。あんまり、甘くなくて」
アカリが嬉しそうにわらうと、女性も笑う。
女性、カップをアカリに渡すと、また眠りに つく。
アカリ、毛布を女性にかけると、窓の外を見 て、目を開く。
港の空に、大きな虹が、かかっていた。
アカリ「あれ、いきなり空に、虹が? え…?」
アカリ、ベッドの女性の胸から、小さな光が放 たれているのを見て、目をひらく。
アカリ「……え、ええ?」
女性の体から、さらに強い光が、放たれはじ めた。
アカリ「ひ、光ってる……?」
アカリ、虹と女性を交互に見て、がくぜんと する。
アカリ「や、やっぱり……!」
アカリ、魔女の本を、床におとす。
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She is a Witch?🌈

[Pitch / For Producers & Publishers]Title: The Witch's Herbs Aren't So Sweet (魔女のハーブは、あんまり甘くない)Genre: Cozy Fantasy / Slice of Life / WitchcraftLogline: A heartwarming, dialogue-driven fantasy drama about "Yui," a clumsy human girl, and "Akari," a mysterious herbalist witch. Together, they heal the weary hearts of visitors through bittersweet herbal teas and daily magic.
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