Nikon1v1|魚眼レンズを試してみた
ニコワン + マウントアダプターFT-1でひきつづき遊んでます。
※ 以下『FT1 + Nikon1v1』は「ニコワン」と表記。
今回は2006年9月に発売された『Tokina AT-X 10-17mm f/3.5-4.5 DX Fisheye(以下、AT-X107魚眼)』魚眼レンズを持ち出しました。
Tokina AT-X 107 Fisheyeについて
超広角ジャンルのなかでも魚眼レンズは、対角180° 前後、もしくは円周180° 前後の画角を有しており、極端な樽型歪曲像が特徴のとてもクセの強いレンズです。

この「AT-X107魚眼」は、APS-Cセンサー用(以下、ニコンDX)の魚眼レンズでありながら、ズームにより画角変化を楽しめることが最大の特徴であり、ニコンDXでズーム10mmの場合に対角画角180°魚眼を実現してます。
ズームリングには、10・12・13・14・15・17の焦点距離が記され、180°・134.6°・124.3°・115.4°・107.7°・95.0°(等距離射影を仮定した計算値)の対角画角で撮影できます。
さらに最短撮影距離14cm(センサー面から)と短いのも、このレンズを楽しめるポイントです。
魚眼特有の歪みがでますが、主被写体にグッと接近しつつ、周囲を広範囲に撮れる面白さがあります。


余談として、ニコン純正では2003年7月に「DX10.5mm f/2.8(旧製品)」が発売され、同時期にDXセンサーのデジタル一眼レフ「Nikon D2H」を発表しました。
その後、2007年11月に初のフルサイズセンサー(以下、135判)機である「Nikon D3」、翌年7月に「D700」が登場しましたが、135判対応の純正魚眼はフィルムカメラ時代に発売した「AI AF Fisheye-Nikkor 16mm f/2.8D(1993年9月発売・旧製品)」だけ。
135判対応の新魚眼レンズは「Nikon D5」の発売後、しばらく後の2017年6月30日に「NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E ED(旧製品)」がようやくの登場でありました。
広角域に不利なはずのAPS-C対応魚眼は登場が早めでしたが、135判はずっと旧式レンズのままでありながら、135判ミラーレス機「Z7(2018/09/28発売)」「Z6(2018/11/23発売)」が登場するわずか1年3ヶ月前にFマウント魚眼レンズを新発売したのが興味深いです。
ニコワン+AT-X107魚眼
外観はコンパクトでニコワンに違和感なくハマってる感じです。レンズ一体式フードがアクセントになり、見た目が格好いい♪

ニコワン装着時「861.2g(実測値)」とずっしりしてますが、FT1の細い鏡胴をがっしり握れるので、持ち歩きは苦になりませんでした。
前玉が飛び出し気味なのと、一体式アルミ製フードはかなり柔らかいので、取り扱い要注意です。
ギア駆動のAFなので、FT1経由ではフォーカスエイドを頼りにMFすることになります。でもニコワンのEVFでMFするのは難しく感じました。
背面モニターは試してません。
わかってたことだけど・・・
そしてニコワン装着では、10mm時の対角線画角が91°(等距離射影の計算値)になります。
魚眼レンズ特有の歪みが目立たなくなり、このレンズの最大の面白さをニコンDXのようには活かせません。
上が「D300」、下が「ニコワン」を用いて、画面中央にある防波堤に横づけした船にMFしてます。正対してるので魚眼っぽさを感じにくいでしょうか?


次はアイレベル・ややチルトダウン気味での撮影。
手持ちなので厳密比較はできてません。
漫然と構えて撮ってしまうと退屈な写真になりがちな、超広角の特徴がよく出てるのがD300の画像。

もっと意図的にチルトアップ、ダウンをしつつ、近づいて撮れる何かを見つけられれば面白くなりそうです。

と言いつつ、超広角でだだっ広い風景を撮るのも好きで、これまでさんざん撮ってきました。
こんな場面ならレンズをもっと降ろして、さらに上下にふって使うと、歪が強調されて面白くなりそうです。←だったらやれよ(^o^;)

Fisheyeの画角は楽しめないが・・・
ニコワンではめっちゃ寄れる標準レンズ的に使うと面白いかもしれない!と、思ったのが下の場面でした。
17mmにセットして、足元が許す限り近づきつつ百合の蕊にMFしてます。
レンズ性能ではもちろんもっと近寄れます。

撮影距離は若干離れ気味ですが、それでも絞りf4.5で背景がいい感じになってくれました。なぜにワイド側じゃないのか?は、この撮影距離では余計なものがたくさん写るので、あえてテレ端で撮りました。
AT-X107魚眼のズーム17mmの撮影倍率は0.22倍ですが、それを135判換算にすると45.9mm・0.59倍になります。なので見かけはハーフマクロに近い雰囲気で撮れるのです。
ちなみにニコワンでの17mm時には、対角画角53.5°になります。

このレンズをにニコワンで積極的に使うか?といわれると・・・1NIKKOR11-27.5mmがあるので、それはないというのが正直な印象です。
やはりAT-X107魚眼は「フィッシュアイレンズ」として使ってこそなので、ニコンDXと組み合わせるのが楽しいレンズです。
そしてFT-1マウントアダプターを使うなら、換算2.7倍をガッツリ楽しめる望遠レンズがよいと再認識しました。
PENTAX K マウント用レンズ
このAT-X107魚眼レンズ、実はPENTAXとTokinaの共同開発のレンズです。
光学系が共通しており、ペンタックスはKマウント用、トキナーはニコンFマウント用、キャノンEFマウント用に開発しました。
外観はもちろん、コーティングも別開発とされていて、またペンタックス独自の「クイックシフトフォーカス」が一番の違いでしょうか?
それは「AF/MF切り替えスイッチ」などを介さずに、ピントリングを回せば常時MFが可能で、AFからシームレスにMFできる便利な機構です。
AT-X107を購入当時、その「クイックシフトフォーカス」がとても羨ましかったのを思い出します。
すでにトキナーでは旧製品となってますが、ペンタックスでは新コーティングと着脱可能フードの採用、そして135判機のK-1 Mark II にも対応させるなど、アップデートが図られて今も現行品です。
さて、購入当初は「甘ったるいなぁ!」と感じていたホワイトカラーのボディですが、FT-1+Fマウントレンズ装着時の見た目が最近はとても気に入っています。
独特の操作にも慣れ、EVFを覗きながらメニューボタン押しで各種設定もできるようになり快適に使っております。
以上、私の「Nikon1v1」の使用感でした。
間違い表記がありましたらコメントで教えてくださいませ。
