蜂賀三月の2025年の振り返り~書籍編~
早いもので2025年も終わりそうですね。
こんにちは、蜂賀三月です。
noteさんで「年末年始 投稿キャンペーン」が開催されており、いい機会なので2025年を振り返る記事を書きたいと思います。
自分にあった出来事を全部振り返るとキリがないので、今回は『書籍編』とし、商業書籍や同人誌、イベント冊子など自分が関わらせていただいたものを振り返ります。思い出や裏話が多少入るかと。
興味のある方はお付き合いくださいませ~。
兎沢桃の曖昧な脚本
霜月透子さんからお誘いいただき、なごや守山図書館文芸マルシェに参加しました。そのときに配布した『鮫嶋くんの甘い水槽』の特典SSです。
自宅のプリンタで作ったコピー本なんですが、とにかく出来上がるまで苦労しました。SSを書く以外のところが苦手らしい。Wordと戦いまくったりAdobe Acrobat Readerと戦いまくったりしながら作った思い出が……。データができたあとも、紙を折り折りして製本ホッチキスでパチパチして本当に大変だった。文学フリマ系のイベントに定期的に出てる作家さんを心から尊敬しましたよ。
冊子の作成・準備は大変だったけど、イベント自体はすごく楽しかったのでハマる理由はわかりました。予想以上に会いにきてくれた創作仲間さんがたくさんで、本当に嬉しかったなぁ。時間が許されるのならもっとおひとりおひとりとゆっくり話したかったし、なんなら全員とお茶したかった。(迷惑)
特典SSはアルファポリスでも読めるようにしてあるので、鮫嶋くんを読んだあとにお楽しみいただければ幸いです。
5分後に煌めく世界
2025年、自分が関わらせていただいた本の中では一番話題になった本だと思います。100円ショップDAISOで買えるショートショート集の立案・企画・執筆をさせていただきました。
ありがたいことにたくさんの反応をいただき、人生初めての取材も受けました。そして、尊敬する作家さんたちと1から商業作品を創れたことは、人生で忘れることのできない経験になったと思います。
本についての経緯は個人ブログにもちょっと書きました。
今でもDAISOに行くとキラセカが置いてあるんですけど、それがちょっとずつ減っているのを見ると、なんとも言えない喜びがあります。叶うならば第2弾、第3弾と続いてほしい企画です。その執筆陣に私がいなくなったとしても、定期的にこのような本が出てほしいと心から願っています。
そういえば「私もこういう場所(100円均一)で書いてみたい!」って声も想像以上に多く届きました。物語が必要とされる場所はまだまだあると思いますし、書きたい作家さんもたくさんいるんですよね。物語が必要だと思ったときは、気軽にご相談くださいませ。色々とご協力できると思います。
Glow Café × Web Novel Labo
色々な縁が繋がり、岐阜県のカフェとコラボイベントをしました。
以前にウェノラボで「純喫茶」をテーマにご寄稿いただいた作品を小冊子(コピー本)にし、カフェに来られたお客様に無償で配布するという企画です。
珈琲のおともに「5分で読める美味しい小説、いかがでしょうか?」をコンセプトとしていました。

嬉しいことに好評いただいたようで、何度か追加で持っていきました。マジでめちゃくちゃ刷った。内職かってくらい製本したよ。
好評だったので年内にまたコラボ企画をしようかという話もしていたんですが、Glow Caféさんの方も私の方も諸々バタバタしていたので、それは叶わず。コラボの話を進めるにしてももう少し先かな?って感じです。
5種類の冊子を作ったんですが、中にはすべて読破してくれたお客様もいたそうです。
私自体は作品を執筆していませんが、作者さんの本を展示したりデザインしたりと楽しい企画になりました。冊子のデータ作るのはめちゃしんどかったですけど。
怪談一里塚
竹書房怪談文庫さんでちょい載りさせていただきました。
有名な怪談作家さんから新進気鋭の作家さんまで、ずらっと名前を並べているすごい本です。黒木あるじ先生の品評も掲載されているので、怪談アンソロジーではあるんだけど怪談を書く人のための本と言っても過言ではないかも。
これは「竹書房怪談マンスリーコンテスト 新時代怪談作家発掘プロジェクト」という公募に出した作品が収録に繋がったものです。受賞はしていないけど載せてもらえた。500文字以内の実話怪談の募集だったので、本当にちょろんとお邪魔している感じです。
竹書房怪談マンスリーには今まで何度か挑戦しているんですけど、入賞はしたことは一度もありませんでした。それがあっての今作での収録だったので、嬉しかったですね~。ただ、挑戦するなかで実話怪談の難しさは十分わかってしまったので、今後実話怪談に本腰を入れたり、活動の中心に置くことは正直ないと思っています。怪談のための取材や個人情報などの扱いについて考えると、自分のキャパじゃ創作と並行してやるのは無理だと結論づいています。
ウタ・カタ vol2 咲く
文学フリマ東京40にて販売されたホラーアンソロジーに参加しました。
どんだけ豪華な作家陣やねん!!
というツッコミを何度入れたことやら。非商業本などが信じられないほどです。
お話をいただいたとき、あとで紹介する『ニセモノ』のプロットやらなんやらにすでに取り掛かっていたんですね。なので自分をモキュメンタリーモードにしていたのもあって、ショートショートモキュメンタリー(?)みたいな作品を寄稿させてもらいました。
正直言うと今は「自分はもっとできたはずだ」とちょっと後悔しています。ほかの作家さんの作品は本当に面白くて怖かったし、ファンアートならぬファン動画(?)などを作ったりもしました。
そのあともありがたいことにお誘いいただいたのですが、今はけっこう蜂賀のスケジュールが詰まりつつあるのと、今の執筆陣と並ぶレベルの作品を寄稿するにはかなりの時間を要するのもあり、順番を飛ばしてもらっています。また絶対参加したい。
書くしか。書くしかないひとたちによるエッセイ集
EYEDEARさんのエッセイ集に参加させていただきました。
113名のエッセイ集ってすごすぎ。
私は自分の創作に対する疑問や姿勢について書きました。その答えが「どんでん返しをぶち壊す」というタイトルになっています。執筆が決まってから、けっこうな間なにを書こうか迷っていたのを覚えています。
本作を書いたことで、自分の疑問を文章にするのって大事だと思いました。疑問をSNSで消費し続けるってもったいないし(もちろん、それも悪くはないんだけど)ちゃんとした場所で形にすることで、向き合うことができる可能性や、その広がりに気づきましたね。エッセイもちゃんとうまくなりたいな。
月刊ココア共和国2025年9月号(電子版)
詩の投稿をして、佳作集Ⅱに掲載していただけました。
草間小鳥子さんの『ハルシネーション』を読んで詩に興味を持ち、わからないまま書いてみたのでした。詩がなにかはわからないですが、言葉に触れていくのは好きです。来年はもう少し詩に触れてみたい。
ラストで君は「まさか!」と言う 都市伝説
「第2回 ラストで君は「まさか!」と言う 文学賞」の受賞作が収録されました。私の作品は『無料モニター』というタイトルです。プロローグの次に掲載されていて、ほぼトップバッター。
こちらの書籍はPHP研究所さんから重版の報告をいただいています。
アンソロジーではあるけれど、人生で初めての重版です。
手に取ってくれた読者さま、素晴らしい参加作家さんのお力のおかげです。
貴重な経験をさせていただきました!! 嬉しい~!!
法政文芸 第21号「文学とSNSのコネクト」
ご依頼いただき、法政大学文学部日本文学科が刊行する文芸誌「法政文芸」第21号に寄稿しました。 掲載された作品は『時代は、私たちを作家たらしめる』というタイトルのエッセイです。この本もですが、ほかの執筆陣が豪華すぎてもうわけわかめ。なんで私は呼ばれたの? とにかくありがとう。感謝しています。
このエッセイでは自分が小説家デビューしたときの記憶から「自分が作家になっていいのか?」と悩んだときのことを書きました。この時代は、作家になろうと思わなくてもなる人もいる。その是非について。
入手方法が限られているので読んでもらう機会は少ないかもですが、自分なりに精一杯のメッセージを込めた作品です。
ニセモノ わたしの知らない「わたし」がいる
野いちごジュニア文庫から刊行させていただいた、モキュメンタリーと小説の合いの子のような作品です。
書籍のあとがきでも書いてるんですが、企画段階に考えていた話を二転三転させて今の形になりました。最初は怪異ではなくヒトコワの作品だったんです。今の形に着地して本当に良かった……! 初期の構想のままだと、たぶんすごく複雑な話になっちゃってたから。
あとは、モキュ風味を入れたいけど読書に慣れていない子でもちゃんとわかるように……と色々頑張りましたね。編集さんやデザイナーさんの力をたくさん借りて、色んな表現方法が叶いました。LI〇E風のメッセージとか絶対面倒だよなーと思いつつもお願いしたら、すごく綺麗に落とし込んでくれてるんだもん。私、感動しました!!
冥と大地がお気に入りのキャラです。
ミュシャ先生のイラストがほんまにすごくて何度も震えた。
その他
そのほか、直接の執筆はしていないですが第3回ひなた短編文学賞の審査員を今年も務めさせていただいたり、公募ガイド2025年冬号の特集に協力したり、神戸遥真先生の『作家のための校閲ゲラ対応マニュアル』のゲラ読みレビューをさせていただきました。
こうやって振り返ると自分的には本やイベントとたくさん関われた2025年だったな~と思ったりします。素敵な縁や貴重な機会をいただいて、本当にありがとうございました。
そして2026年は…
振り返りと言いつつ2026年のお知らせをしちゃうんですが、さっそく1月に新刊が出ます!!
しかも、集英社みらい文庫さんから!!!!!!!!!!!!!

絵:瑛之介
1月21日に発売なんですが、また発売前に色々情報が出てくると思います。今月発売のみらい文庫の作品には『鏡鬼』のさきどり特集が掲載されているチラシも封入されているので、ぜひチェックしてください!!
私、児童向けの作品を書くと決めてから、かな~りみらい文庫の作品を読んでるんですよね。「いつかみらい文庫でも書かせてもらえたらな~なんて夢見すぎか……ドゥフ」みたいな妄想してたのに……妄想もとい夢が叶ったよ。嬉しすぎる。新年がこんなに楽しみになる日がくるなんてね。
ほんまに面白くなってるので全国の男子女子たちその親御さんもぜひ手に取っていただけたら嬉しいです。
来年もたくさんの作品や本に向き合っていきたいです。
そのためにも、まずは今日から頑張るぞぃ。
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