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十三香は魔法の様な不思議な中国混合スパイス

今回はおいしいだけでない、私が魔法の粉と感じるくらいの不思議な香辛料の話です。
私が毎日使っている香辛料は何種類かありますが、その内の一つを紹介します。

それは十三香(シーシャンファン・じゅうさんかおり・じゅうさんこう)という調味料です。
十三味味香(シーサンウェイウェイシャン)とも……
13種類の香辛料を調合したミックススパイスです。

13の香辛料が重層的で、私は立体的な味を感じました。
しかも、時間差で香りが途中で変化するのです。

私は十三香を初めて食べたときから、中毒といえるほど気に入りました。
複数の香辛料を使いますが、これは特に気に入って、肉料理にも魚料理にもかけて、みそ汁にも入れます。

ひと手間で元の料理の味を変えることをよく味変と言いますが、まさに味変の究極の調味料なんです。
今ではかけないと何か物足りない感じになっています。

ただし、十三香は普通のスーパーでは販売されていません
中華料理の専門店くらいしか取り扱っていないのです。
実際に私の住んでいる近くのスーパーには1つも置いている店はありません。
そんな店頭ではなかなか入手できない十三香がアマゾンで販売されています。
私はアマゾンで定期的に購入しています。


A.十三香の成分

最初に13種類のスパイスのそれぞれの香り役割・伝統的に使われてきた背景について調べましたので、紹介しましょう。

1.八角(スターアニス)

  • :甘くほのかな苦味を伴う薬草的な甘さ

  • 香り:濃厚でスパイシーな甘い香り

  • 役割:全体を包み込む甘さのベース

  • 背景:消化促進・食欲増進

2.花椒(ホワジャオ、中国の山椒)

  • :舌が痺れる麻味と柑橘系の苦味

  • 香り:爽やかで痺れる刺激的な香り

  • 役割:口中をリフレッシュ

  • 背景:血行促進、殺菌・鎮痛作用

3.陳皮(ちんぴ、乾燥みかんの皮)

  • :ほのかな甘さと柑橘の苦味、渋み

  • 香り:爽やかで軽やかな柑橘香

  • 役割:油っこさを中和しバランスを整える

  • 背景:胃腸を助け、咳止め効果

4.桂皮(シナモン)

  • :甘くスパイシーで温かみがある

  • 香り:ウッディで甘い香り

  • 役割:甘味と辛味を橋渡し

  • 背景:血糖安定、冷え改善、抗菌作用

5.丁香(クローブ)

  • :強烈な甘苦さ、薬草的で重厚

  • 香り:濃厚で甘くスパイシーな香り

  • 役割:肉の臭み消し、深みを加える

  • 背景:抗菌、防腐、鎮痛効果

6.小茴香(フェンネルシード、ういきょう)

  • :甘く爽やかで青みを感じる

  • 香り:アニス風の清涼感ある香り

  • 役割:全体に軽さを与える

  • 背景:健胃、膨満感の緩和

7.孜然(クミン)

  • :香ばしく苦みのある辛味、土っぽさ

  • 香り:強烈なエスニック風香り

  • 役割:羊肉などクセある肉の主役スパイス

  • 背景:消化促進、抗酸化

8.胡椒(黒胡椒・白胡椒)

  • :鋭い辛味と刺激

  • 香り:スパイシーで清涼感ある香り

  • 役割:全体を引き締める

  • 背景:代謝促進、発汗、抗菌

9.良姜(ガランガル)

  • :ショウガより苦渋味が強く柑橘風味

  • 香り:清涼感のある土っぽい香り

  • 役割:辛味に温かみを与える

  • 背景:健胃、鎮痛、冷え改善

10.荜茇(ロングペッパー)

  • :甘みを帯びた柔らかい辛さ

  • 香り:胡椒に似るがまろやか

  • 役割:辛さの角をとり調和

  • 背景:消化促進、強壮作用

11.肉豆蔲(ナツメグ)

  • :ナッツのような甘苦さ、ミルキー感

  • 香り:甘く柔らかいスパイシー香

  • 役割:肉にコクと重厚感

  • 背景:消化不良改善、鎮静作用

12.甘草(リコリス)

  • :自然な甘さと少しの苦味

  • 香り:穏やかな甘い香り

  • 役割:調和剤として全体をまとめる

  • 背景:咳止め、抗炎症

13.乾姜(ドライジンジャー)

  • :辛味と苦味が強い

  • 香り:温かみあるスパイシー香

  • 役割:辛さを補強し体を温める

  • 背景:消化促進

B.十三香の味・香り変化の秘密

甘さ・辛さ・苦さ・痺れ・爽やかさが重層的で、立体的な味を私は感じました。
しかも、口に入れた瞬間咀嚼中飲み込んだ後変化するという時間差を私は感じましたし、それがこの香辛料の魅力です。
口に入れた瞬間は甘味、咀嚼中は辛味、飲み込んだ後は苦味を感じるという不思議な香辛料です。
具体的には次の通り。

a.口に入れた瞬間

八角・桂皮・小茴香の甘い風味がします。

b.咀嚼中

花椒・孜然(クミン)の痺れとスパイシーさを感じます。

c.飲み込んだ後

丁香・肉豆蔲(ナツメグ)・甘草の甘苦さが余韻に残ります。

これが、食べている途中で味が変わる秘密なのです。

C.五香粉との違い

実は十三香は五香粉(ウーシャンフェン・ごこうふん)の進化バージョンなんです。
五香粉だと普通にスーパーでも売っていますね。
もちろんアマゾンでも。

五香粉は十三香の成分の内、次の成分を使っています。

1.八角(スターアニス)

2.花椒(ホワジャオ)

3.桂皮(シナモン)

4.丁香(クローブ)

5.小茴香(フェンネルシード)

実は、私は十三香を知る前はずっと五香粉を食べていました。
しかし、一度でも十三香を食べてしまうと、五香粉では物足りなくなります。
ぜひ、どんな料理にも合いますし、十三香を使ってみてはいかがでしょうか?

本記事は調味料に関する一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の疾病の診断、治療、予防を目的とするものではありません。
体調に不安がある場合は、医師等の専門家にご相談ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。
次回は12月19日(金)午前10時公開です。
少しでもご参考になれば、スキを押して下さい。