『LIFESPAN』で書かれなかった抗老化物質ベルベリン!!シンクレア教授も認める日本で入手しやすい薬!!
私、アポロンは音声化された書籍があれば、なるべく書籍でなくアマゾンのオーディブルのようなオーディオブックを利用します。
私は最近、マーク・ハイマン著『医者が教える最強の不老術 細胞レベルで若返る食事と習慣のすべて』というオーディブルを聴きました。
この本はアンチエイジング研究で有名なデビッド・A・シンクレア博士が推薦しています。
お二人ともアンチエイジング業界の代表的人物で、シンクレア博士が研究者として、ハイマン博士が臨床医として活躍しています。
そのためこの本とシンクレア博士の著書との間には共通の内容があります。
(断食・運動・寒冷・温熱がアンチエイジングに有効など)
私は2021年にオーディブルでシンクレア博士の『LIFESPAN(ライフスパン)老いなき世界』を購入して、聴いたのですが……
『医者が教える最強の不老術』(以下副題省略)の影響で、もう一度、『LIFESPAN』を聴き直しました。
その内容が素晴らしかったので、紹介したいと思います。
『LIFESPAN』は『医者が教える最強の不老術』ともにアンチエイジングのバイブルです。
そして、私は今回あらためて聴き直して、ある抗老化物質が書かれていないことに気づきましたので、その抗老化物質を紹介します。
まず、この本の概要を章ごとに記します。 →A
次に、この本で紹介されている抗老化物質を説明します。 →B
最後に紹介されていない抗老化物質がありますので、その物質を紹介します。 →C
Cはもし改訂版ができたら、この物質が追加されるだろうという私の予想です。
そちらに興味のある方や既に本書を読んだ方は、AとBを飛ばして目次から直接、「C 『LIFESPAN』に書かれてない抗老化物質」だけでもお読みいただけると幸いです。
A 全体の概要
『医者が教える最強の不老術』は価格4,000円、再生時間16時間2分、原著のページ数460ページという非常に内容の多いものでした。
『LIFESPAN』は価格4,500円、再生時間19時間49分、原著のページ数592ページとそれ以上の内容となっています。
非常に膨大ですので、各章について簡単な概要のみを記します。
第Ⅰ部 老化は病気である
第1章 老化は「不可避」ではない
老化は自然現象ではなく、治療可能な病気として捉え直すべきものです。
私たちが老いる理由には明確な生物学的メカニズムがあり、それをコントロールすれば、老いない可能性があります。
第2章 情報理論としての老化
老化の根本は「遺伝子情報の損失」ではなく「エピゲノム情報の劣化」なのです。
DNAは音楽CDのデータ、エピゲノムは再生機器にあたります。
再生機器が劣化すると、正しい情報を読み取れず、老化が進むのです。
第3章 長寿遺伝子とサーチュイン
寿命を伸ばす鍵はサーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)の活性化にあります。
断食・運動・温度ストレスなどの軽いストレス(ホルミシス)がサーチュインを刺激し、細胞修復力が高まります。
第4章 時間を巻き戻す
若さを取り戻すには、単に老化速度を遅らせるだけでなく、細胞の時計を巻き戻すことで可能になります。
リプログラミング技術(山中因子など)を活用し、老化した細胞を若返らせるのです。
(山中因子とは山中伸弥教授らが発見したiPS細胞にするための4つの遺伝子)
第Ⅱ部 老化のメカニズムを逆手に取る
第5章 寿命を延ばす「小さなストレス」
「カロリー制限」「断続的断食」「寒冷曝露」「高強度運動」など、軽度のストレスを加えることでサーチュインが活性化し、修復力と耐性が強化されます。
逆に快適すぎる生活が老化を加速させます。
第6章 NADとエネルギー代謝
老化とともに減少するNAD(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)は、サーチュイン活性の鍵です。
NADを増やすには断食・運動・補助的な前駆体サプリ(NMNなど)が効果的です。
第7章 リスクを下げるライフスタイル
食事・運動・ストレス管理・睡眠・環境調整など、日々の選択が老化速度に大きな影響を与えます。
エピジェネティクスの観点では、寿命は遺伝よりも生活習慣に左右されるのです。
第8章 テクノロジーと長寿
AI、遺伝子治療、幹細胞、バイオマーカー、ウェアラブル機器などが、人間の寿命と健康寿命を劇的に変える時代が来ます。
老化研究はもはや「延命」ではなく「若さの維持」へとシフトしつつあります。
第Ⅲ部 人類の未来
第9章 長生き社会のインパクト
人間が健康に100歳以上生きられる時代には、仕事・教育・医療・年金など社会システムの根本的な変革が必要になります。
長寿は特権ではなく、「新しいノーマル」になる可能性があります。
第10章 倫理とリスク
長寿社会には格差・人口問題・医療資源の不均衡などの課題も存在します。
テクノロジーの恩恵を公平に分配する倫理的議論の重要性を訴えています。
第11章 「老いなき未来」はすでに始まっている
老化を止め、若返りを実現する技術は、現実に存在します。
「少食・運動・NMN摂取・レスベラトロール摂取」で「老いない未来」の実現できます。
第Ⅳ部 実践への道
第12章 今からできる老化対策
次の習慣を日常に取り入れることで、老化を「治療」可能な対象としてコントロールできます。
・間欠的断食
・定期的名運動
・寒さ・暑さの刺激
・NADレベルの維持
・社会的つながり
B 『LIFESPAN』で紹介している抗老化物質
シンクレア博士はこの本の中で、NMNなど数種の抗老化物質を紹介しています。
日本でも『LIFESPAN』の影響もあり、NMNブームが起きました。
1. NMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)
NMNはNADの前駆体。
サーチュイン遺伝子群の活性に不可欠です。
加齢でNADが減りますと、DNA修復・ミトコンドリア機能・免疫が低下します。
しかし、NMN補給によりNADが増えて、細胞修復・代謝・炎症抑制が進み、老化を遅らせます。
インスリン感受性や血管・認知機能にも好影響が報告されています。
2. レスベラトロール
ブドウ皮などに含まれるポリフェノール。
SIRT1を間接的に活性化します。
ホルミシス(軽いストレス)を与えて、細胞を修復・防御モードに導くのです。
DNA保護、抗酸化・抗炎症、血糖調整、ミトコンドリア活性化などを通じて、カロリー制限と似た寿命延長効果があるとされます。
3. メトホルミン
糖尿病薬。
AMPK活性化により飢餓モードを誘導し、NAD増加・ミトコンドリア改善・オートファジー促進をもたらします。
酸化ストレスや慢性炎症を抑え、心血管・腎・神経など加齢性疾患の予防効果があります。
(ATPがエネルギーを発生するとAMPになります、AMPKはAMPをATPに戻す酵素)
4. スペルミジン
発酵食品などに含まれる天然ポリアミン。
オートファジーを活性化し、老廃物除去と細胞修復を促します。
炎症を抑え、免疫・認知機能を整える作用があり、動物実験では寿命延長効果も確認されています。
5. ラパマイシン
免疫抑制剤。
mTORを抑制し、細胞の成長モードを抑えて修復・オートファジーを促進します。
栄養過多による老化促進を抑えるとされます。
免疫・代謝調整やがん・加齢疾患予防の研究が進行中。
強力な作用のため医療管理下での使用が前提です。
C 『LIFESPAN』に書かれてない抗老化物質
私は今回あらためて聴き直して、ある抗老化物質が書かれていないことに気づきました。
もしもシンクレア博士が『LIFESPAN』の改訂版を出すとしたら、もう一つ抗老化物質として、私が追加すると予想している物質を紹介します。
単に私が予想しているだけでなく、実際にシンクレア博士が最近の講演などで言及している物質です。それは……
ベルベリン
です。
IG live today 6:30EST/3:30PST with @chefserenapoon on how to build muscle while maintaining a longevity lifestyle, focusing on metformin, berberine & the new molecule on the block, taurine 💪🏻 🏋️♂️ 🏃♀️ pic.twitter.com/muqaz8XiWl
— David Sinclair (@davidasinclair) June 12, 2023
シンクレア博士の公式Xにもberberine(ベルベリン)と書いていますね。
こちらのサイトはシンクレア博士がベルベリンについて語ったサイトです。
クリックすると、ブラウザによりますが日本語で読めると思いますので、参考にして下さい。
『LIFESPAN』執筆の2019年当時はベルベリンはまだ研究途上だったのかもしれません。
しかし、現在ではベルベリンのアンチエイジング効果はシンクレア博士も認めています。
ベルベリンはメトホルミンと同じメカニズムで抗老化の作用があります。
メトホルミンは日本でもアメリカでも糖尿病患者しか入手できません。
なので、せっかく紹介されても糖尿病患者でない一般の人は服用できないです。
シンクレア博士は医学博士なので、一般の人と違って入手できて、実際に服用していますが……
しかし、ベルベリンは糖尿病薬でなく、胃腸薬です。
そして、和漢薬の胃腸薬として知られる百草丸(ひゃくそうがん)の主成分がベルベリンなので、日本人には簡単に入手できる成分です。
こちらは百草丸を作っている日野製薬のブログですが、百草丸の主成分がベルベリンであることと記述しています。
ただし、ベルベリンの量は通常の1日分の服用量だけでは抗老化に必要な量の数%~数十%になります。
百草丸は薬局で売っていますし、アマゾンでも簡単に購入できます。
百草丸には2種類あり、御岳百草丸と日野百草丸です。
効能・効果として「食べ過ぎ・飲み過ぎ・胃弱・消化不良・食欲不振・胃部・腹部膨満感・もたれ・二日酔・胸やけ」など、胃腸の不快感に対応する点が共通しています。
御岳百草丸
1日分のオウバクエキス(ベルベリンが主成分)が1600mg。
オウバクエキスはじめ5つの生薬で構成されています。
日野百草丸よりも値段が安いので、私はこちらを飲んでいます。
日野百草丸
1日分のオウバクエキス(ベルベリンが主成分)が1800mg。
オウバクエキスはじめ10ほどの生薬で構成され、配合により複数のバージョンが存在します。
胃の粘膜修正の成分も配合されています。
その分、御岳百草丸よりも値段が高いです。
Bのところで紹介した5つの抗老化物質ですが、現実に私たちが摂取できないものが入っていました。
ラパマイシンなんて外科手術の際にしか使わないような物質です。
上述したようにメトホルミンは糖尿病にならないともらえません。
NMNは未だ高価ですし、レスベラトロールは赤ワインを1日に何千杯くらい大量摂取が必要です。
スペルミジンの摂取だけが実践しやすいように思いました。
『LIFESPAN』には書いていませんが、スペルミジンが最も多い物質ががあります。それは……
納豆
です。
実際にシンクレア博士は投稿記事で「In Japan, spermidine-rich natto」という表現で納豆を紹介しています。
In Japan, spermidine-rich natto, the sticky breakfast fermented soybean dish than smells like vomit, has been a staple for centuries. Natto is a great source of vitamin K and nattokinase, an enzyme shown in human trials to reverse arterial plaque
— David A. Sinclair, Ph.D. (@davidsinclairphd.bsky.social) 2025-01-30T06:37:54.352Z
もし『LIFESPAN』の改訂版が出れば、納豆も記載されるかもしれません。
私は、日本人にとって最適な抗老化物質としてスペルミジンとベルベリンがあげられる考えています。
『LIFESPAN』のオーディブル紹介と本書出版後の新しい情報を紹介しました。
本記事は健康に関する一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の疾病の診断、治療、予防を目的とするものではありません。
体調に不安がある場合は、医師等の専門家にご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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