いよいよ女一人旅 -気まぐれな日誌(2026年3月20日)
いよいよ週末から一人旅に出ます。
普通の人にとっては何でもない話ですよね。
でも私の場合,初めての経験なのです。
今までは,家族旅行しかしたことがありませんでした。修学旅行にも行っていません。30歳になったというのに,みっともないですよね。
家族と離れて旅をしなかったのには二つ理由があります。一つは心臓に持病があること,そしてもう一つは臆病だということです。
もし一人で旅行に出て,旅先の見知らぬ土地で具合が悪くなったらどうしようと怖がっていたのです。
薬をもって過度な運動さえしなければ大丈夫と言われているのですが。
今は両親が数年前に他界し,姉はとっくに(私を見捨てて)嫁ついでいます。だから一人旅をしないと,私はこれから先,自宅と勤務先,そしてその近所しか見られないことになります。
それで,30になったら,どこかに旅行しようと決意していました。
いよいよ週末,それを決行するときが来ました。
有休もとり,指定席と宿も予約し,車中と夜に宿で読む本は Kindle にて購入。荷造りは勤めから帰ったらする予定です。
旅先は信州方面です。本当は黒部峡谷に行きたかったのですが,最初は無理せず,身体にやさしい旅を計画しました。
この旅が人生を良い方向に転換できるきっかけになると嬉しいのですが。
でも,多分,旅から帰ってきても,何も変わらず,これまで通りのような気がします。
まあ,人生なんてそんなものですよ。
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余談
じつは旅行が怖くてできないことを自分の中で正当化するため,これまでカントという人を利用していました。
イマヌエル・カント(1724-1804)はドイツの有名な哲学者で,ケーニヒスベルクに生まれ,一生ケーニヒスベルク(かその近郊)から出たことのない人でした。
体が弱くて旅行はしなったようです。また日々,規則正しい生活と散歩を欠かしませんでした。
どのくらい規則正しかったかというと,近所の人が散歩中のカントを家の前で見かけると,時計を合わせたというエピソードがあるくらいです。
私は規則正しい生活だけはカント先生の真似を志しています。それは良いのですが,カント先生も旅していないから自分も旅をしないと,自分に言い聞かせていました。
カント先生ごめんなさい。(>_<)
カントってどんな人?
じつは,カントの本当にすごい所は規則正しいことではありません。身体はケーニヒスベルクから一歩も外にはでなかったのに,彼の頭脳は人間の思考の奥底まで行って,認識の仕組みを深く研究したり,そうかと思ったら,世界の地理を研究する。果ては太陽系まで旅していたのです!
実際,カントは「太陽系が形成されたのは,宇宙の塵がだんだんと引力で集まったからだ」というカント・ラプラスの星雲説を提唱しました。
カントの頭脳って,一体どんなふうになっていたのでしょうね。あまりに凄すぎる。
ちなみにドイツからは,カントだとかゲーテだとか,すごいスケールの人が沢山出ています。資本論のマルクス,あのアインシュタインもドイツ生まれです。
これまでの日誌:
*)本作品の登場人物,団体等は実在のものと関係ありません。
挿絵は Adobe Firefly + Gemini2.5 +Veo3.1Fast を使って作成したイメージ画像です。
© Copyright 冬魅 Aequus, Mar., 20, 2026.
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