26-27J2第2節横浜FC対ジュビロ磐田観戦記&レビュー
横浜FC3-1ジュビロ磐田
@MUFGスタジアム(国立競技場)
得点者
横浜FC
髙江麗央、ルキアン、島村拓弥
磐田
ジョアン・ヴィクトル
国立競技場での試合
今節の試合は、横浜FCホームの試合であるが、中立地のMUFGスタジアム(以下「国立」と呼称)での開催となった。
ジュビロの試合が国立で行われるのは、サンフレッチェ広島に勝利し優勝した2010年ヤマザキナビスコカップ以来であり、新しい国立になってからは初めてのことである。
自分にとっても、国立は初めてジュビロの試合を観て、そしてジュビロを好きになった、思い出の地である。自分が初めてジュビロの試合を観たのは2001年10月17日FC東京戦で、この試合は、清水範久のハットトリックや金沢浄、中山雅史のゴールにより5-2でジュビロが勝利した。ちなみにFC東京の2ゴールのうち、1ゴールはジュビロ前監督の三浦文丈によるものである。あのとき、ジュビロの攻撃的サッカーに惹かれて追いかけ始めて今年で25年目。そんな節目に再び国立でジュビロの試合を観られるというのは、勝手ながら感慨深かった。



JUBIPASS
今節はアウェイ扱いながら、ジュビロのグッズショップが出張販売を実施。
今季のジュビロは、試合毎にJUBIPASSというステッカーを販売しており、今節もあったことから、アウェイでも販売されるようである。
雨の中並んで無事買うことができたが、別売りでJUBI-PASSPORTというパスポート風ノートもあり、これにステッカーを貼ると、本当のパスポートのように行った試合が分かる記録帳にもなるとてもいいグッズである。
今季もたくさんの試合を観に行って、このパスポートをステッカーでいっぱいにしていく所存である。


スタメン発表~角起用~
𝗧𝗵𝗲 𝗦𝘁𝗮𝗿𝘁𝗶𝗻𝗴 𝗫𝗜
— ジュビロ磐田 (@Jubiloiwata_YFC) August 16, 2026
明治安田J2リーグ|第2節
🆚横浜FC
📆8/16(日) 18:00
🏟MUFGスタジアム#横浜FC磐田#ジュビロ磐田 pic.twitter.com/TqXKJcc0Qz
(ジュビロ磐田公式X)
スタメンは前節から、
右SB為田大貴→川﨑一輝
右WG佐藤大樹→角昂志郎
と2枚の変更となった。
角は前節は出場なしという悔しい結果となり、雪辱を期したスタメン出場となった。
また前節、前半で負傷交代となった金子大毅が問題なくスタメンに入っていたのは安心した。
さらにゲームチェンジャーには、特別指定の桑原航太や新加入の野澤零温や小原基樹が入っており、これでジュビロはわずか2試合で今夏の新加入選手が全員メンバー入りを経験したこととなった。
新加入選手への期待値の高さが窺えるが、その一方で昨季から在籍している選手たちの逆襲にも期待したい。
守備における迷い
特に前半、ジュビロは横浜FCに押し込まれチャンスを作られる形となったが、その最大の要因は、システムの違いにより、誰がどこでプレスをかけるのか迷ってしまったことだと考える。
ジュビロのシステムは4-2-3-1であったのに対して、横浜FCのシステムは3-4-2-1で、後ろ3枚のビルドアップに対してファーストプレスを最前線の太田龍之介が行ったが、後ろが狙いを絞れずにいたため、簡単にかわされることが多く、そこのズレから徐々にスペースを与えてしまったり、前線の選手たちがプレスに行くか迷っている間に縦パスを通されることになっていた。
また、後ろではサイドの守備で劣勢を強いられることが多く、右では一輝の後ろのスペースに走り込んだ選手を使われクロスをフリーで入れられるシーンが何回かあり、左では村田透馬のスピードに松原后らが翻弄され、シュート性のクロスを入れられるシーンがあった。
横浜FCの選手たちの走り込むタイミングや運動量、そしてパス回しの連動性は素晴らしくチームとしての完成度の高さを見せた一方、ジュビロは対応が後手になってしまっていた。当然ジュビロも横浜FCに対するスカウティングを怠っていたわけではなく、どちらかと言うとピッチ上での修正力が不足していたのが劣勢に陥った原因である。サッカーにおいて全てが準備どおりに進むなんてことはないわけで、予想外の事態に陥った際に、どれだけ早く解決策を見出し対応するかが重要であり、ジュビロはその面においても改善が必要である。
その一方、球際の部分では、しっかり戦えていたと思う。特に2CBのダニーロとユーリ・ララのブラジルコンビは、しっかり身体を入れてボールを奪うなど、デュエルにおいて強さを見せた。ユーリは本職ではないものの、直近2節のパフォーマンスを見る限り、現時点では彼らがベストコンビであるのは間違いない。
攻撃において欠ける最後の質と意図
ここまで守備の問題について語ってきたが、それより深刻なのは攻撃の方だ。正直ずっと言っている話なのだが、未だに払拭できておらず、ジュビロに染み付いた欠点である。
前半も横浜FCのハーフコートゲームというわけでは決してなく、ジュビロも横浜FCのゴール近くに迫るシーンはいくつかあった。しかし、川合徳孟が抜け出したシーンは、最後もたついて寄せられたことでシュートは相手にブロックされ、角が右サイドで抜け出したシーンではクロスがゴールラインを越えてしまった。その他のシーンでも最後のところでパスがずれてしまったり、相手に当ててしまうなど相変わらずファイナルサードにおける攻撃の質が良くなかった。試合を通じて惜しかったシーンは流れの中だと、前後半それぞれ1つずつあったイアゴ・テレスのポスト直撃とGKに防がれたシュートぐらいだった。
しかし、それよりも許せなかったのは、横浜FCが1人退場し、数的有利に立った後の攻撃である。当然、闇雲にクロスを放り込めばいいというわけではないが、ジュビロのサイドにおけるパス回しは相手を全然揺さぶれておらず何の意図があるのか分からなかったし、その上に時折ずれたり、相手に奪われたりするものだから目も当てられなかった。
これもジュビロが長年改善できてない部分で、例えば0-2で負けていて、1点返した際、ジュビロに流れが来ているのに、今節のようにもたついてなかなかシュートに持ち込めず、結局そのまま敗れてしまうということがよくあった。今節も結局数的有利の状態になってからPKの1点のみに終わった。
最後に
試合終了後、挨拶に来たジュビロの選手たちに対してブーイングが浴びせられた。まだ2節なのにと思うかもしれないが、何節だからというより、前述のような内容で昇格争いのライバル相手に完敗を喫したことが問題なのである。
選手たちも当然、まだ2節だからなんて考えておらず、ここまでの戦いぶりを問題視している。そうなのだから自分たちサポも当然ストイックに求めていかねばならない。喜楽だけを享受するのではなく、共に戦い、喜怒哀楽を共にし、さらには苦しみも共にする。それこそがサポとして大切なことだと自分は思う。一番いけないのは百年構想リーグのときのようにどうせ駄目なんだろという雰囲気がスタジアムに蔓延することだ。そんなことは二度と起こしてはいけない。
国立競技場は、ルヴァンカップや天皇杯の決勝も開催される場所である。今節は悔しい思いをしたが、そう遠くない未来にジュビロがここで再び歓喜を掴み獲ることを願ってこれからも応援していきたい。
磐田、磐田、俺たちの磐田
いざ進めよ誇りを胸に
今魅せてくれゴールで
歓喜を掴み獲ろう
磐田行こうぜ俺たちと共に
