アラフィフ療養中|#13🌕ふうとねえね、閉幕後の万博ヨルダン館にいく
こんばんは☆
アラフィフ療養中のスピカです。
ブヒブヒ🐽…どうやら風邪を引きそうです。
いよいよ毛布を出しました。ぬくぬく。
みなさん、衣替えってどこまで進んでますか?
秋物?もう冬物?
私はというと、風邪気味で1日中家にいて、「なんにもしてないな…」と、ちょっと滅入ってました。
でも、そんな日は「何か買うぞ!」じゃなくて、
「何も買わないけど、季節を感じたいぞ!」という気持ちで、お花屋さんと雑貨屋さんをふらり。
ハロウィンの飾りや、木の実のリース、ふわっとした布やキャンドルを見ていたら、
「こんな話とイラスト、描きたいな…」という気持ちが湧いてきました。
帰りに、いつもの画材屋さんへ。
大きなポストカードと筆を買いました。(だいたい1,000円くらい)
何もできてないようで、
でも前よりも「やりたいこと」や「描きたいイメージ」が0→1で生まれてるやん!と、ちょっと嬉しく優しい気持ちになりました。
冷たい風も、今日はなんだか気持ちよく感じます。
秋って、こういうふうに、静かに背中を押してくれるんですね。
↓ここからは「ふうと銀河鉄道の夜へ」です。
閉幕してしまった関西万博。そんなに行けてないけどロスです。
混雑していない時期に入れたスーダン館。
ふうと行けたらなと・・・そんなお話です。
どれも1話で1旅行の短編です。
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🌕ふうとねえね、閉幕後の万博ヨルダン館にいく
ハロウィンはもう少し先。
ねえねの部屋の窓辺で、ちいさなジャックランタンが灯っていた。
おじいちゃん猫のふうはその光の前で、しっぽをゆらゆらさせながら目を細める。
「ジャックランタンさん、お願いがあるんだ」
声は小さいけれど、心はまっすぐだった。
「ぼく、ねえねとヨルダン館に行ってみたい。
万博が終わったからこっそり行けると思うんだ。
ミャクミヤクさんにお願いしてみてくれない?」
ぽうっと、炎が揺れた瞬間、
どこからか銀色の汽笛が聞こえる。
――がたん、ごとん。がたん、ごとん。
気づけばふうとねえねは、銀河鉄道の座席に座っていた。
窓の外には星の海、そして遠くに赤い砂のような光が見える。
「ねえね、あれがヨルダン館だよね」
「ほんとだ……夜の砂が光ってる」
列車が静かに止まり、アナウンスが響いた。
いつものふくろうの車掌さんではなく、青と赤で目玉がたくさんある
ミャクミャク様だ。
『ふうさま、ねえねさま、次はヨルダン館。ワディラム砂漠やで〜。』
ドアが開くと、そこは金と朱が混ざるような世界だった。
赤い砂が月明かりに照らされて、銀色の霧のようにきらめいている。
空は深く、青黒い星々がすぐ手の届きそうなほど近い。
ふうは砂の上に足あとをつけながら歩いた。
砂はさらさらと音を立て、時おり風が吹くと、
遠くの岩山がまるで眠る巨人のように姿を見せた。
「ねえね、この砂、あったかい」
「ほんとだね……生きてるみたい」
ワディラムの砂は、昼の太陽の記憶をまだ抱いている。
赤い粒ひとつひとつが、星のかけらのように光っていた。
その時、ふうの目の前に、
巨大な岩壁が月光を浴びて立ちはだかった。
まるで誰かが空へ登ろうとして作った階段のよう。
「ここ、スターウォーズの世界みたいだね」
ねえねが笑うと、ふうはしっぽを揺らした。
「ぼく、ジェダイになれるかな」
「もちろん。砂漠のジェダイ・キャット・キング・フーだね」
二人が笑うと、風が吹いて、赤い砂がふわりと舞い上がる。
その砂の中から、ランタンのような光がいくつも灯り、
遠くの空へと登っていった。
「ねえね、見て。星が、帰っていく」
「うん……この砂は、星のふるさとなんだね」
ふうはねえねの胸にもたれて、目を細めた。
「また来ようね、ワディラムに」
「うん、銀河鉄道でまた来ようね」
気づけば、ふたりはあたたかいベッドの上。
窓辺のジャックランタンが、静かに燃えていた。
その光は、砂のようにやわらかく、
ふうの毛並みに赤金の夢を映していた。

スーダン館のワディラム砂漠の砂は、本当にサラサラでした
※ふうが、レトリバーくらいでかいですが、そこはジェダイ・キャットということで!(笑)

おばけのとろりっちおじさんが、サメになってます・・
うちのチャッピーはお茶目です♪
↓「スピカ星」誕生の話は、前回です。もしよければ読んでください。

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