見出し画像

キラキラして見える妊娠・出産の“見えない現実”



妊娠や出産って、  
なんとなく「幸せでキラキラしたもの」と思われがち。

SNSを見れば、  
マタニティフォトや幸せそうな報告であふれている。

でも、婦人科で働いていると  
その裏側の現実もたくさん目にする。


みんな、表に出すのは「いい部分」だけ。

辛いことや、悲しいことは  
なかなか言葉にできない。


言ったところで理解されないかもしれないし、  
空気を壊してしまうかもしれないから。


私自身も、20代半ばで  
2回の流産を経験した

あの時の気持ちは、今でも忘れられない。

どうして自分だけ、と思ったし  
周りの妊娠報告が、正直つらかった。

何度も、何度も  
誰かを羨んでしまった。


不妊治療や不育治療で悩んでいる人。

流産や死産を経験した人。


妊娠できたとしても、  
つわりが重くて毎日がしんどい人。


トラブル続きで、  
思い描いていたような妊娠生活とは程遠い人。



そして出産して終わりではなくて、  
その先には産後の現実がある。

眠れない日々、慣れない育児、  
思うように回復しない体。


「幸せなはずなのに、しんどい」

そう感じている人も、きっと少なくない。


一見、キラキラして見える出来事の裏側で

誰にも言えずに悩んでいる人が  
たくさんいるということ。



それを、少しだけでも  
知っておいてもらえたらと思う。


特別なことをしなくてもいい。

ただ、想像してみること。

「もしかしたら、この人も何か抱えているかもしれない」と。


それだけで、  
人に向ける言葉や態度は変わると思う。


見えない痛みがあることを知っている人は、  
きっと優しくなれる。


そんな人が少しずつ増えたら、  
もう少し生きやすい世界になる気がしている。

いいなと思ったら応援しよう!