睡眠麻痺|起きてるし聞こえてる。でもどうしても動けない

ナルコレプシーには、特徴的な他症状があります。

ナルコレプシーの症状
・日中の過度の眠気(重度)
・情動脱力発作(突然の一時的な筋力低下発作)
・入眠時または覚醒時の幻覚
・睡眠麻痺
・夜間の睡眠障害

私の場合は、眠気の他に、情動脱力発作(カタプレキシー)と睡眠麻痺があります。

【カタプレキシー】
笑うと箸を落としちゃう

情動脱力発作とは、感情の起伏があった時に瞬間的に力が抜けてしまう発作です。人によっては倒れ込んだりということもありますが、私の場合は、本当に一瞬力が抜けるだけで、膝が「カクッ」となる、持ってるものを落とす程度です。
感覚としては膝カックンされた時みたいな感じですね。
私は、特に笑った時に起こります。怒ったり泣いたりという時にも起こるようなのですが、そもそも日常的にそんな心を揺さぶられるほど怒ったり泣いたりしないので、あまり感じません。
逆に、食事中は会話を楽しむことが多いので、面白い話題が出るとたまに箸を落としてしまいます。私は軽度なケースだと思いますので、情動脱力発作で強く困ったことはありませんし、あまり普段の生活では意識していません。

【睡眠麻痺】
動きたい…けど動けない…!


日常的に意識が向くのはむしろこちらです。
これは、『意識は覚醒しているのに、身体が眠っていて動かせない』というものです。いわゆる金縛りと同じらしい。私の場合、どれだけ「動きたい!」と思っても身体は全く動かず、他の人に触ってもらったりすると、ふと動けるようになります。

「睡眠麻痺」という名前で認識はしていなかったのですが、これは中学生の頃からよく経験していました。
授業中、周囲からは居眠りしているように見えるけど、実は授業を聴いているという、謎現象が発生していたのです。
「こいつ、居眠りしているな」と先生が当ててきても、実は聴こえていたから答えられる、という周りの人からしたら不思議な現象です。
時々、「天才か?」と好都合な勘違いをしてもらえました(笑)
また、車で移動中にもよく睡眠麻痺になっていて、私は寝ていると思った両親が、子供には秘密の話をし始めるが、全部聞こえてしまっていた、などなどありました(笑)

動きたいけど身体が全く動かないというのは、案外恐ろしいものです。でも、何回かあると自分でも慣れてしまって、「まあそのうち動けるだろう」という気長な気持ちでじっと待つという術を身につけました。

この二つの症状、厄介な側面もありますが、私の場合軽度なこともあり、そこまで大きく困るということはありませんでした。
妊娠するまでは…。

子供を授かり、出産するにあたって、ナルコレプシーであることは懸念の一つでした。
眠気も勿論不安でしたが、もう一つ不安だったことが、情動脱力発作で「赤ちゃんを落としたり怪我させたりしてしまわないか」ということです。
結論としては、困ることは無かったのですが、当時は家族や産院のスタッフさんと沢山相談して対策をたてました。
このお話はまた後日。

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