【銀色詩】ウジ虫合唱曲
愚痴愚痴 陰口 悪口 聞こえる言葉の刃物が
ぼくをめった刺しにしてくるよ あちこち傷だらけだ
特別取り柄などないのに 「きみはきみらしく」って言われても
なんか胡散臭く思えるよ ごめんね こんなぼくで
重ねて 連ねて 編み込んだ猜疑の網が
いつの日も ぼくの足をとるから ぼくを絡めとるから
明日が来なければ 苦しくもないけど
昨日を生きてきた 意味も死んでしまう
それだけの理由で おめおめと生きてる
くだらない命を 認めてくれますか
無視無視 弱虫 泣き虫 助けを求める悲鳴を
わたしは見殺しにしてきたよ うじうじ腐りかけだ
心底ろくでもないのに 「どうぞお大事に」って言われてさ
なんか申し訳ない気分だよ ごめんね わたしなんかで
重ねて 続けて 犯してきた罪の縄が
いつまでも わたしの手を縛るから わたしの首絞めるから
諦めてしまえば 悔しくもないけど
幸せじゃないなら 死んだも同然だ
それをわかりながら しがみついて生きる
醜いウジ虫を 赦してくれますか
重ねて 束ねて 紡いできた意地の絹が
いつの日か ぼくを包み込むなら わたしを抱きしめるなら
昨日を生きてきた 幸せじゃないまま
明日が来なければ 諦めてしまえば
考えてるうちに 追いつめられてくよ
だけどそんな日々も かけがえがないなら
くだらなくてもいい しがみついて生きよう
命の輝きを ぼくも わたしも もってる
かろうじてもってる
【TALES】で月間総合ランキング1位(現代ファンタジー)「極東のテン」を公開中!!
よければ読んでくださると幸いです(>人<)
よろしくお願い致します🐳
いいなと思ったら応援しよう!
この「お話」や詩のなかで、
言葉にならなかったなにかが残ったとき、
その置き場所として、そっと置いてくださって構いません。