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kashikoi
療養中に出会った1匹の猫④~猫は今日を生きていた~
前回、体に負担がかかりながらも、猫が乗り越えていった季節の話を書きました。
落ち着いた日々の中で、私はあの子の暮らし方から、あることに気づかされていきます。
ただ、それだけの毎日
猫の毎日は、とても単純でした。
お腹がすけば食べて、
眠くなれば寝る。
遊びたくなれば急に走り出して、
夜中でもおかまいなしに、家の中を駆け回ります。

人間の都合は、あまり関係ありません。
呼んでも来ない日もあれば、
こちらが何もしていないのに
急に隣に座る日もあります。
休むことに、焦っていた
私は療養中でも
「しっかりしなければ」と
いつもどこかで思っていました。
休んでいるのに、
休んでいることに少し焦りを感じたり……。
猫は
休みたいから休む。
動きたいから動く。
それだけでした。
見ているうちに、
それでいいのかもしれない、と思うようになりました。
今日できないなら、できない日。
眠いなら、眠る日。
深い意味はなくて、
ただ体の声に従っているだけ。
猫の日常を見ているうちに、
少しだけ肩の力が抜けていきました。
「療養中に出会った1匹の猫⑤」へ続きます。
