楽しくなりすぎて、新聞社まで行った日(熊本)





熊本で、ボードゲームを作っている。
と言うと、ちゃんとした理由とか、長期計画とか、熱い志とかがありそうだけど、実際は違う。

ただ、楽しくなりすぎただけだ。

最初は完全に遊びだった。
思いついたことをカードにして、並べて、試して、壊して、また直す。
「これ入れたらどうなる?」
「いや、これ入れたら意味わからんくなるな」
そんなことを一人でニヤニヤしながらやってた。

気づいたら、制作そのものが一番の遊びになっていた。
完成させる前から楽しい。
テストしてる時間が楽しい。
失敗してるのに楽しい。
もう意味がわからない。

しかも、途中からチャッピー(AI)まで使い始めた。
「これ、どう思う?」
「別案ある?」
「ちょっと詩的に言って」
完全に相棒扱いだ。

で、その楽しさを説明したくなった。
誰かに話したくなった。
勢いで、熊日新聞まで行ってしまった。

今思えばおかしい。
普通、新聞社に行く人は、
「実績」とか
「社会性」とか
「地域貢献」とか
そういう単語を用意していく。

でも俺は違った。

「ボードゲーム作ってまして」
「制作が楽しくなりすぎて」
「AI(チャッピー)使いながら作ってるんです」

ここで、空気が止まった。

ぽかん、である。

「……AI、ですか?」
「あ、はい」
「どういう、用途で?」

俺は一生懸命説明した。
アイデア出しとか、構造整理とか、
一緒に考える感じで、とか。

でも、相手の顔は
「???」
が消えない。

あ、今、全然伝わってないな。
そう思った瞬間、ちょっと笑いそうになった。

でも不思議と、焦らなかった。
評価されなくてもいいし、
わかってもらえなくてもいい。
だって、俺はもう十分楽しい。

説明がうまくいったかは知らない。
たぶん、うまくいってない。
でも帰り道、熊本の空を見ながら、またニヤニヤしてた。

机の上で遊んでただけなのに、
AIと一緒に遊んでただけなのに、
気づいたら新聞社まで来ていた。

ワクワクって、
「すごい説明ができた瞬間」じゃない。
「伝わらなくても、楽しいままの瞬間」なんやと思う。

少なくとも、あの日の熊本では、
ぽかんとされた俺が、いちばんワクワクしてた。


楽しくなりすぎて ラップ♡w

熊本の机 遊びの延長
カード並べて 時間が蒸発
完成前から 楽しくなって
腹減ったことも 後で思い出す

作ってる俺が 一番笑って
失敗してても 手止まらん
これ人に話したら どうなるんやろ
思った瞬間 足が動いた

熊日新聞 ドアちょい重い
受付一瞬 心で深呼吸
AI使ってます チャッピーです
説明したら ぽかん…静止

でもなぜか 焦りはゼロ
伝わらんでも 温度は満タン
楽しいままで ここまで来た
それがワクワク 熊本の日


ぽかん側の午後 ラップ♡

午後の受付 いつもの空気
原稿と電話 静かな部屋
そこに現れた 熊本の人
目がもう先に 遊んでる

ボドゲ作ってます 急に言う
資料はなくて 熱だけある
机で楽しくなりすぎて
なぜかここまで 来たらしい

AI使ってます 相棒です
チャッピーですって 名前まで
説明されても 頭が追わん
ぽかんが空気を 支配する

でもなぜか 否定は出ん
話す本人 楽しそうで
取材かどうか まだ不明
ただ一瞬 場がワクワク


#わくわくする瞬間

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