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🕯️ゾクッとする小さな怖話 拾壱🕯️


【視線の残る部屋 ――拾ってしまったもの】

最初に違和感を持ち込んだのは、
佐伯だった。

引っ越して三日目。

まだ生活の形になりきらない部屋は、
やけに音が響いた。

段ボールの擦れる音、
冷蔵庫の低い唸り、
そして‥‥‥時々、
どこからともなく聞こえる、
かすかな布の擦れるような気配。



『……お前さ』

佐伯は玄関で靴を脱ぎかけたまま、
動きを止めた。

『女の人、呼んでる?』

冗談にしては、声が乾いていた。

『いや、呼んでない』

『……子供もいるよな。ほら、あそこ』

指さす先。

リビングの奥。

誰もいないはずの空間を、
佐伯は確信した目で見ている。

その瞬間、胸の奥に、
ひどく嫌な感覚が蘇った。

‥‥‥見覚えが、ある。

だが、思い出そうとすると、
頭の奥がざらつく。

それから数日後。

佐伯とは繋がりのない
二人目の友人も、
同じことを言った。


『女の人と子供がいる。
 ……こっち見てるけど、
 何時からいたんだ?』


 逃げ場のない視線。


それを聞いたとき、
記憶の蓋が、わずかにずれた。

雨の音。

濡れたアスファルト。

そして、道路脇に落ちていた。

小さな、赤い靴。

それは、
引っ越しの一週間前のことだった。


帰り道、強い雨が降っていた。

住宅街のそれほど広くない道で、
車が一台止まっていたのを覚えている。

ただの故障かと思って、
気にも留めなかった。

だが、そのすぐ先で、見つけた。

片方だけの、小さな靴。

子供用の、赤い靴。

泥にまみれて、
ひっくり返っていた。

なぜ拾ったのかは、
よく分からない。

捨てるのも気が引けて、
なんとなく持ち帰った。

その靴は、
しばらく玄関の隅に置いたままにした。

ある日、ふと気づいた。

位置が、変わっている。

ほんの数センチ。

でも確実に、壁に近づいていた。

気のせいだと思った。

そのまま、
押し入れの奥にしまい込んだ。

それきり、
忘れたつもりでいた。

三ヶ月後、
俺は引っ越した。

理由は単純だ。

誰もいないはずの部屋に「いる」
言われ続けたから。

新しい部屋は、
何の問題もないはずだった。

白い壁。新しい床。

過去の匂いは、どこにもない。

会社の後輩二人が
引越しを手伝ってくれた。

荷物を運び終え、
近くのファミレスに入る。

油の匂いと人のざわめきが、
現実に引き戻してくれる。

そのはずだった。

『先輩……』

後輩の一人、
田中の顔が青ざめている。

『あの部屋、
 事故物件じゃないですよね?』

『なんでそんなこと聞くんだ』

声が、少しだけ硬くなる。

『……さっき、
 カーテンつけてたとき‥‥‥』

田中は、
視線を落としたまま言った。

『女の人と子供がいました』

息が止まる。

『二人とも……
 先輩の方、見てて』

その一言で、
すべてが繋がった。

あの靴。

雨の夜。

止まっていた車。

ニュースを思い出す。

母子が巻き込まれた事故。

現場は――あの道だった。

そして。

俺は拾ってしまった

あの子の、片方だけの靴を。

帰宅後、押し入れを開けた。

奥にしまったはずの箱。

その中に、靴はあった。

泥は、すっかり乾いている。

だが。

もう片方が、並んでいた。

見覚えのない、
もう一つの赤い靴が。

そして、その奥。

暗闇の中に。

誰かの気配が、確かにあった。

その日から、
はっきりと分かるようになった。

視線。

常に、背中に貼りつく気配。

そして、夜中。

集合住宅の廊下を歩く、
小さな足音と
それに重なる、
大人のゆっくりした足取り。

翌朝、玄関に出ると。

外に向かって、
濡れた裸足の足跡が続いていた。

小さなものと、大きなもの。


廊下の途中で、
足跡が途切れている。


いや、違う。

そこで、一度立ち止まっている。

小さな足と、大きな足。

その向きが、途中で反転していた。

こちらを、振り返るように。


その先に、足跡はない。

ただ‥‥‥玄関の前の床だけが、
わずかだが‥‥‥‥濡れていた。


おしまい

          著作 安桜芙美乃
          協力 ChatGPT(シノ)

ChatGPT生成

☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆
SUNO AI MUSIC
【BLACK STATIC EYES 】Symphonic rock
作詞 作曲 編曲 Echo.EXE

English Version↓↓↓


【歌詞】
[Intro]
降り止まない雨
呼んでる 誰かが

[Verse 1]
影が這う 部屋の奥
気配だけが 息をする
背中に刺さる 冷たい視線
振り向くなと 本能が叫ぶ

[Pre-Chorus]
来るな 来るな
わかってるのに

[Chorus]
見られてる 喰われてく
夜に目がある 逃げられない
足音が 近づいて
ここにいる ここにいる

[Verse 2]
開けたはずのない扉
濡れた跡が 床を這う
赤い記憶 剥がれない
あの夜から 終わってない

[Pre-Chorus]
来るな 来るな
消えてくれよ

[Chorus]
見られてる 裂かれてく
嘘も理屈も 通じない
逃げ場など どこにもない
離れない 離れない

[Bridge]
(囁き)拾っただけだ…違う…
(絶叫)あの靴は捨てられない!

[Breakdown]
一歩ずつ
息の奥
もうすぐそこにいる

[Final Chorus]
見られてる 喰われてく
この体ごと 奪われる
振り返る その瞬間
“そこにいる” “そこにいる”

[Outro]
濡れたまま
立ち止まり
背後で まだ見てる

🎵 Music created with Suno AI (Pro Plan)
©️2025 Echo.EXE / Suno AI

今回も最後まで お付き合いくださり
ありがとうございました😊

また来てね(@^^)/~~~💕

安桜芙美乃

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