インドに清流はあるのか?インド北東部アッサムで水中撮影🇮🇳
インドと言えばどんなイメージですか?
カレーで、詐欺師で、汚いイメージを持たれている人が多いと思う。日本人がガンジス川に入ると病気になるらしい。
僕もYouTubeにある旅動画を見ていると「やべぇ、カオスな国だなぁ」と思ってました。
魚獲りなんてできない汚い国でしょ
しかーし!
そんなインドに清流があると。。。
しかも潜れるレベルの
インスタで見つけたんです!
しかも調べていると、アクアリウムフィッシュ(南アジア原産の熱帯魚)が多数生息しているらしい。

普段から汚いドブで魚獲りしている僕なら耐性あるし、インドもいけるっしょ!
ということで、インドに3週間、熱帯魚求めて旅してきたので、その様子を紹介したいと思う。
訪れた場所
インド北東部🇮🇳アッサム 2026年3月17日から3月26日
インド北東部🇮🇳メガラヤ 2026年3月27日から3月29日
インド南西部🇮🇳ケララ 2026年3月31日から4月8日
※今回はアッサムを書きます


アッサムはバングラデシュ、ミャンマー、ブータンに挟まれている。そして、大河ブラマプトラ川が流れている。ブラマプトラ川はあのガンジス川と合流し、ベンガル湾に注ぐ。
アッサムの小河川はヒマラヤ山脈から流れ、全てブラマプトラ川に流れ込む。いわば全河川がブラマプトラ川水系といった感じ。
まとめると、アッサムにはヒマラヤ山脈からの冷たくて綺麗な水(まだ汚染されていない)が流れているのだ。たぶん。
ちなみに、論文によってバラバラだったが、だいたい200種くらいの淡水魚が生息しているようだ。

グワハティ国際空港 到着
やる気満々!インドで水中撮影するんだ!と意気込んでウエットスーツと水中カメラを持って、アッサムにある1番でかい都市グワハティに乗り込んだ。もちろんインドは初!テンション上がる!インドほどテンションの上がる3文字ある??!!

着いた感想としては意外と涼しい!!だった。気温は23度ほどだろうか。
そして…
インドは客引きがヤバいらしい…
と警戒していたが、グワハティは全然そんなことなく、大人しくて拍子抜けだった…
が、この後がしっかりダルかった。
海外旅の必須2大インフラ「SIMとレンタルバイク」を揃えるのに手こずったのだ。
ほんまに。

インドで現地SIMを使う場合はインド人の1人の保証人的な人がいるようだ(sms認証してくるので嘘は無理)。これがマジでだるい!インド着いてすぐに友達作るとか難易度高すぎでしょ笑
僕はインスタにインドの友達おるからいけるぜっ!と思ったけど、アッサムに住んでなあかんらしくて詰んだ。
結局、ホテルのオーナーさんに無理言って保証人になってもらって何とか契約。値段は30日間、1日2ギガで700円くらい(eSIMよりはかなり安い)。

レンタルバイク屋も全然なかった。海外でバイク借りる時はGoogleマップで検索→電話番号からwhat’s upで連絡がスムーズ。



目的地到着
到着したが、思ってたんとちゃう!
バリ濁ってました。
ヒマラヤ山脈からの透明な水どこやねん!!!
のちのちわかったんだが、大きい支流はどこも濁っていた。どうやらヒマラヤ山脈の川岸を削るように流れるので川の水に土砂を含んでしまうようだ。





編み込み状になっている
網状流路というらしい
川の水の中に含まれる土砂は徐々に堆積していき、運びきれなくなると、そこから新たな流路が生まれる。
それが何回も起こることで、まるで編み込んだかのような見た目の川が形成されるそうだ。ちなみに雨季のタイミングで流路が変わる。そのため水草などは育たないと思われる。
つまり、濁っていて魚がおるか確認できなく、水草も育ちにくい
おもんない川なのだ
ということで、支流がダメならその支流に行こう!と思ったわけだ。

えぐいところ見つけました。
これこれ!これが見かったんよ。
予想通り支流は綺麗!!
インドに清流はありました
透明度は5m先が見えそうです。。。
やべぇですやん!!海外の川にしては綺麗!っと感動です。メコン川の支流よりかなり透明度が高い!


ということで、見つけた魚を紹介する。
感動した。
当たり前ですが、全ての魚が日本に生息していない魚だ。新しい種類を見つけるごとに心が躍った。
うおっ!やべっ!これがインディアンフィッシュ🇮🇳

流れのある場所を好む。石をハムハムしていてかわいい。ブラマプトラ川水系、ガンジス川に生息。複数河川で見かけた。流れを好むヨシノボリがいそうな環境にいた。

ブラマプトラ川水系に分布。一番よく見かけたドジョウ。流れのある川から池のような場所までいた。

ダツなのに淡水域にいるのでドキッとする。主に河川から池に生息。至る所にいた。流れの止まった場所にはもちろん、瀬に投網を投げて獲れたこともあった。分布も広く東南アジア、南アジアに生息。カンボジアで初めて出会ったが、その時は水が濁っており、水中では見られなかった。今回は水中で観察することができた。動きは速く、昼間は撮影が難しい。サヨリとは違い、ニードルガーの名の通り、上顎も伸び歯が鋭い。水面ギリギリを泳ぐ姿が太陽光も相まって神々しい。緑色のラインが美しい魚。

感動した。体が透明な魚。オスは繁殖期なると体が黄色になり、メスにアピール。他のオスとバトったりする。タナゴモドキの喧嘩の様。

インド北東部のみに分布。河川や少し流れのある池で見つけた。個体数は多い。群れで泳いでいることが多い。流れの速いところにはおらず、流れが落ち付いた縁や植物の根の下を好んでいた。

オスの背鰭は伸長し、うちわのようになる。オス同士で喧嘩しているシーンは出くわさなかったが、群れで、ゆったりと泳いでいる姿は優雅そのもの。探すところを間違えなければどこにでもいるので、アッサムの熱帯魚の顔といっても良いような存在だと思う。湧き水近くの透明度の高いところで、初めて目にした時は、うわ〜これよ。遠いところまで来てよかった。と心底思った。

インドではアッサム、メガラヤでも見つけた。ブッシュ周りを好む。とにかく障害物周りが好き。慣れてくると「ここゼブラダニオいそう」と思ったら、大体いる。グッピーのように絶えず止まることなくちょこまか泳いでいる。

この魚は沖縄で外来種として定着しており、フライング採集していたが、唯一無二のカラーリングは何度見てもテンションが上がる。

アッサムで一番よく見たスネヘ。アッサムではレアスネヘが多数生息しており、もちろん探したのだが、インデイアンスネヘしか見つけられなかった。インディアンスネヘは30匹以上見たのに。現地民も捕まえていた。寸詰まりな印象のスネヘ。


地元民が捕まえていた。初日に見つけたので、また会えるだろうとうと写真を撮っていなかった。ガサガサしまくったが結局会えなかった。湿地はインディアンスネヘばっかりなので、森の中の池とかに楽園があるのではないかと思っている。

インド北東部のみに分布。最も大きくなるバジスだそう。体側に黒斑が並ぶのが特徴。
オスの婚姻色は青を通り越して黒く染まる。まじでかっこいい。ずっと観察してたかった。

抽水植物の根を探検していると見つけた。透き通った魚体はグラスキャットを連想する。




東南アジアに分布するデモプンティウスに似たカラーリングのオレンジに黒のバンド。
ペティアはインドだけで30種以上生息しているらしい。
群れて泳いでおり、警戒心が高くなかなか近づけなかった。緑色の水草の中を泳ぐオレンジの姿は忘れられない。

ホテイアオイの間から突如現れた。情報が全く出てこないので諦めていた魚。まさか会えると思っていなかったので、見つけた時の興奮はやばかった。僕がただならぬプレッシャーをかけてしまったからなのか、ホテイアオイの森へ姿を消し、その後出てくることはなかった。次の日も1匹見つけたがおそらく同一個体。ほんまに運がよかった。腹鰭がこんなに伸びるとは、やばくないですか?


写真はホテイアオイに侵食されそうな浮葉植物。ホテイアオイがいない時代はどの様な景色が広がっていたのだろうか。


ホテイアオイの下から群れで現れた。
インド、ミャンマー、パキスタンに分布。流れ止まり水深がある場所でよく見かけた。レッドチークバルブ(Systomus orphoides)のような見た目。

ホテイアオイの下を群れて泳ぐ。
見てて飽きないスネへの稚魚たち。ゴンズイ玉のよう。


オイカワに似ている。インドでは日本淡水魚に似ている魚は少ない。本種とオリジアスとレピドセファリクティスぐらいではないだろうか。

オンポックってこんなところにいるんや!日本のナマズのような風貌。光を嫌ってすぐに隠れてしまった。

昼に出ていることもあったが、夜の方が遭遇することが多かった。ウナギのようにニョロニョロ逃げる。肉食魚はやはりかっこいい

夜もよく見かけた。スネヘは夜の方が外に出ていることが多い。

Pethia conchonius
刺し網にかかっていた。繁殖期になるとまるで金魚のように体全体がオレンジ色になる熱帯魚。昼間、少しオレンジがかかった個体を見つけていたが、警戒心が高く近づけなかった。

石をハムハムしている姿が可愛らしい。どちらかというと流れのある環境を好むようだ。淵頭にいることが多い。

こう見えてコイ科魚類というのが驚き。メダカにしか見えないが、泳ぎがメダカよりはるかに逞しい。数十匹から数100匹の群れを作り、流れに逆らいながら泳いでいた。現地民は巨大網で捕獲。捕まえられた姿はシラウオのようにキラキラと輝いていた。

流れの速い瀬で見つけた。スキストラはアジアに広く分布し、地域ごとで種分化しやすく(体の模様が変わる)、200種ほどいる。この子はグレーの太いバンドが入るのが特徴的。ナガレホトケが好きな人はこのドジョウもハマりそう。

最大15cmと大きくなるダニオ。かっちょいい。泳ぎが早くピントを合わせるのが難しい。複数匹で泳いでいた。

その他にも面白い採集方法を目撃。
川を堰き止めて水を切ったあと、溜まった水をかき出す。魚がピチピチしたところで手を使って捕まえる方法だ。かなり効率が良さそうだった。牛はそこら中にいる。とにかくウンコまみれがインドだ🇮🇳ウンコなのか湿地で泥っぽいかよくわからん。

今回の旅の目的の魚。目星をつけていたポイントでガサるといきなり網に入った。嬉しかったなー。水中撮影の難易度がかなり高い魚。バジスと違いとにかくブッシュが大好き。臆病でなかなかブッシュの隙間から出てくれない。水が止まっているような場所にもいた。いるところは個体数は多いが場所を外すと全くいない。


ヨウジウオはこの種しか見つからなかった。
ヨウジウオが河口から400km付近まで生息しているとは。感覚がバグる。レインボーパイプは繁殖期にメスが腹部をアコーディオンの様に開くことで求愛する。マジで衝撃映像です。AIかと思うレベル。今回は目撃できなかった。

個体数は多かった。特に石影やブッシュの影に隠れている。かっちょいい。オスはヒレ先が青い!

南アジアに分布。小型のスパイニーイール。昼間に見つけられたのはかなりラッキー。

かっちょいいい!理想の環境すぎる。15cmの個体もいた。

街にある池に投網を投げてみた。最大1mを超える大型コイ科魚類。インドでは養殖魚のようだ。市場でも見かけた。本種の他にはグラスフィッシュとプンティウス ソフォラがとれた。グラミーはとれなかった

中層を泳いでいた。大きいのでよく目立つ。

この他にはO.dancenaとO.melastigmaが生息している可能性があるようだ。

カンボジアにもたくんいたパンチャックス。インドにもいるみたい。カダヤシ目でなくメダカ目のため、卵生。

最大12cmほどの小型のナマズ。アカザの様な見た目で生息環境も似ていた。石をめくると見つかる。

南アジア。最大4cm。平瀬に投網を投げると入った。

帰り際に半日だけ、ブラマプトラ川の氾濫原で魚獲りをした。綺麗すぎる。実は僕は捕まえられず、この魚は漁師さんの巨大モンドリ入ってた魚。ドワーフグラミーは見つけられんかったが、おそらくバングラデシュで見つけた方が効率がいいのでまたの機会に…


タイプ産地にて捕獲。これも漁師さん。バジスはやる気を出すと真っ黒になるようだ。
なぜ透明度が高いのか?
おそらくヒマラヤ山脈由来の伏流水が湧き出ていることが影響しているのではないだろうか。
今回潜っていて、湧水がでている場所を多数見つけた。砂礫層で濾過された透明度の高い水が河川に入り込んでいるという訳だ。

という訳でインドに清流はあった!!!!!
それにしても喉かな場所でした。

今回の水中写真は動画からの切り出しです。
動画は編集してYoutubeにアップロード予定です。
今回の遠征で水中撮影に魅力と可能性を感じたました。
世界中の清流を探したい。
魚の名前はインドで魚の研究をしているミーンカランさんに教えていただきました。本当にありがとうございました。
https://www.instagram.com/meenkaran_ig?igsh=MWV6b3M0OTdwdG55dQ==

