ショートショートnote杯で、お別れした発想集
1.はじめに
新下彗と申します。
ショートショートnote杯に参加された方は、お疲れさまでした。期限間際は、怒涛のラッシュでしたね。
私は、最後の1、2日は、フォロワーの皆さまの作品等を拝読することに専念していました。だんだんとフォローいただける方が増えてきて、全ての作品に目を通せなくなってきているのが残念です。今後も時間が許す限りは、フォロワーの皆さまの作品をお読みしたいと考えています。
さて、今回は、タイトルのとおり、ショートショートnote杯に応募するものを考える中で、お別れした発想を残しておきたいと思います。いわゆるボツの発想です。
ボツにしたものであり、完成した形になっていないけれど、私にとっては大事な宝物ですので、誰かの目に届くのであれば非常に嬉しいです。
なお、応募しないボツの発想ですので、発想の被りがあったとしても、ご容赦いただけますと幸いです。応募したものも、その下に載せますので、興味があれば、ぜひ、ご覧ください!
2.しゃべるピアノ
音楽の授業中、隣の席のタケルと話していたら、先生に注意された。
「おしゃべりは、ピアノでね!」
ピアノでしゃべれる訳ないだろ、と心の中でツッコんだ。
吹奏楽部のタケルは「演奏記号で注意すんなよ」とブツブツ言っていた。
3.1億円の低カロリー
「1億円!? ぼったくりじゃないですか!」
「いや、『100.000.000円』って書いてるんで。『カンマ』じゃなくて、『小数点』なんで、100円っすね」
「え!? 十万石まんじゅうが、1000個で!?」
「いや、『100.000石まんじゅう』が『1.000個』って書いてるんで。百石まんじゅうが、1個っすね。十万石まんじゅうより、低カロリーっすよ。」
4.株式会社リストラ
「あなたのクビを元に戻します」
ストレートネック用のコルセットを販売する、株式会社リストラのキャッチコピー
5.アナログバイリンガル
外国人が話しかけてきた。
どうしよう英語が分からない。英語が分からないことすら話せない。
え? 「エキ」とかカタコトで言ってる。駅に行きたいのかな。
結局、私は、外国人の手を取って、最寄りの駅に向かった。
電車に乗る外国人を見送る。電車に乗る前に言われた言葉は、何も分からなかったが、私のことが見えなくなるまで、ずっと笑顔で手を振ってくれていた。
この電車に乗りたかったことは、英語を話せたとしても内緒だ。
6.違法の冷蔵庫
長い残業を終え、帰宅したら、冷蔵庫の扉が全て開いていた。
朝、慌てて開けっ放しにしたのか。いかん、いかん。12時間くらい空いていたのか。電気代がマズイな。
ん? でも、製氷室の氷は溶けてない。ラッキー!
7.数学ギョウザ
ギョウザ王決定戦の会場に応援しにきた。親友が出場してる。
親友は、「焼きギョウザ」と「ゆでギョウザ」を既に作っている。残りは、制限時間内に「蒸しギョウザ」を作るだけだ。
「ガンバレー! 『蒸し』が一番得意だろー!」
俺は、蒸し(64)ギョウザを作る親友に、発破をかけた(8×8)。
8.コロコロ変わる名探偵
私は、探偵だ。名前は、白鳥誠一。別名、白石賢治。またの名を、白山ハジメ。通称、白神山地。a.k.a、白い稲妻。ペンネーム、白い変人。ラジオネーム、真っ白なウソ。ハンドルネーム、Shiro。
そして、誰もがこう呼ぶ、コロコロ変わる「名」探偵と!
9.空飛ぶストレート
ピンチになった。
みんながストレートを待ち望んでいた。
「キャー! ストレート様よー!」
ストレートは、空から飛んできた。そして、そのまま一番右の壁沿いに、スッと着地し、一瞬にして全てを消し去った。
画面には、「テトリス」の文字。
10.金持ちジュリエット
「噛んじゃダメと思えば思うほど、何故か噛みたくなるわね」
表敬訪問を受けたジュリエット市長は、選手から手渡された金メダルを持ちながら、内からくる欲求に耐えていた。
11.君に贈る火星の
にっき
おじいちゃんがたんじょう日に、お人ぎょうをくれた。うれしかった。
おかあさんは、「れいはいらないわよ」といっていた。だから、ありがとうをいいたかったけど、がまんした。
日記
今日、お父さんが、ユウミの誕生日に、プレゼントを持ってきた。
セーラーマーズの火野レイのお人形。
私は直撃世代だけれど、いまの子はレイはいらないでしょ。せめてセーラームーンだし、プリキュアとかでしょ。ユウミも、嬉しそうじゃなかったな。
12.ショートショートnote杯を走りました
最後のショートショートができたぞー。100個も作ったから大変だったけど、やり切って本当に良かった。
ハッシュタグを付けて、「公開」と。
ギリギリ間に合って良かった。1分前じゃないか……。
ん? あれ?
投稿を見直した私の目に映る「井ショートショートnote杯」。
悪寒が走った。
13.おわりに
ここまで、ご覧いただき、誠にありがとうございました。
ついにショートショートnote杯が終わってしまいました。それしかやってこなかった私にとっては、今度こそ本当に何を投稿すれば良いか分かりません……。
いずれにせよ、noteを始めて約1か月で、たくさんの活力をいただきました。しばらくは、皆さまの作品を読みながら、余韻に浸りたいと思います。
なお、フリーのお題でも、3つ作っていますので、よろしければ。
