家は一級建築士に建ててもらう方が安心なのか
私は二級建築士です。
そう名乗ると「一級じゃないんですね」と少し残念そうな顔をされることがあります。
もちろん、一級建築士は難関資格ですし、物理や構造力学などを得意としていないと合格できない試験です。本当に努力と知識が必要で、尊敬すべき資格だと思います。
ただし、一級と二級の違いは受験の難しさや扱える建物の規模であって、建築士としての価値そのものに差があるわけではありません。
建築士の中にも、それぞれの専門分野がある
建築士とひとことで言っても、実際にはいくつかの専門分野に分かれています。大きく分けると
意匠(デザイン)設計
建物の間取りやデザインを考え、暮らしやすさや美しさを形にする役割。構造設計
建物を支える骨組みを計算し、地震や風に耐えられる安全性を確保する役割。設備設計
空調や水回り、電気など、快適に暮らすための機能を整える役割。
こうした分野ごとの専門家が集まって、ひとつの建物が完成します。
そしてその中でも、普段携わる仕事内容により細かく専門分野が分かれます。
家を頼むなら、一級建築士が安心か
「家を頼むなら一級建築士の方が安心」という言葉をよく聞きます。
ですが本当のところは「一級、二級問わず、専門分野以外は得意ではない」と考えるのが正解です。
例えば、木造の家を建てたいなら、普段から木造の家を建てている建築士に頼んだ方が安心です。一級建築士は商業施設やマンションなど大規模建築を扱う人も多いため、意外と住宅経験が少ない場合もあります。
結局のところ、一級か二級かで判断するよりも、自分が建てたい家に近い実績や専門性を持っている建築士(建築会社)を探すことが一番大切です。
私の専門分野
私の専門は 木造戸建て住宅の意匠設計です。
家の間取りをどうするか、光や風をどう取り込むか、素材をどう選ぶか…お客様が毎日過ごす空間を心地よく整えるのが私の仕事です。
木造戸建てであれば、一級建築士の資格がなくても十分に対応できます。だから私は胸を張って「二級建築士です」と名乗ります。
私はこれからも間取りの専門家として、住む人の生活がより豊かになる家を提案し続けたいと思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
