【5285】ヤマックスは“九州のPCa会社”で終わらない。国土強靱化、防衛、省人化施工の3本柱で伸びる、実務型インフラ株の本命
ヤマックス(コード番号:5285)の2026年3月期第3四半期決算は、かなり強い。
売上高は194億57百万円で前年同期比17.5%増、営業利益は23億84百万円で3.3%増、経常利益は24億11百万円で4.7%増、親会社株主に帰属する四半期純利益は16億40百万円で4.1%増となった。売上だけでなく利益もきちんと伸ばしており、総資産は186億1百万円、純資産は97億11百万円、自己資本比率は52.3%まで上がっている。配当予想も年間66円で、前期58円から増配見通しだ。
この決算のポイントは、単なる増収ではないことだ。
ヤマックスは、土木用セメント製品事業で売上高119億92百万円、営業利益25億50百万円、建築用セメント製品事業で売上高70億55百万円、営業利益6億26百万円を稼いでいる。特に建築用セメント製品は売上が前年同期比61.5%増と大きく伸びており、利益も10.8%増えた。一方、不動産関連事業は売上高4億9百万円、営業損失56百万円で逆風が残るが、全体では主力2事業が十分に補っている。
しかも、この会社の追い風はかなり分かりやすい。
決算短信では、2025年度の国土交通省当初予算が前年度並みで維持され、「国民の安全・安心の確保」を実現するための公共事業推進が掲げられていること、防衛省の2025年度当初予算が前年度比9.7%増であること、さらに熊本県内では半導体関連産業の集積に伴う産業用地整備や道路整備が計画されていることが明記されている。つまりヤマックスは、公共インフラ、防災、防衛、半導体周辺整備という複数の追い風が同時に吹いている会社だ。
2025年9月には、ヤマックスが長谷工コーポレーション、麻生グループ、松村組とともにPCa製造工場を共同運営することを公表した。これはかなり大きい。ヤマックスが単独で地場需要を取りにいく会社ではなく、プレキャストコンクリート(PCa)を軸に全国的な施工合理化の流れへ食い込もうとしていることを示すニュースだからだ。公式IRでこの提携を開示している点も重い。 (ヤマックス)
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