あなたは「仕事ができる人」ですか?
ご訪問ありがとうございます。はじめまして、の方はこちら↓もどうぞ。
以前の職場で「自分は仕事ができる」と自負している人がいました。確かに知識も経験も豊富。臨機応変でやることなすことそつがない。周りからの信頼も厚い。自分に厳しく、、、そして他人にも厳しい。
実はこの「他人に厳しい」部分が大きなウィークポイントでした。後輩が育たないのです。
そのあまりの厳しさに心を閉ざしてしまったり、出勤出来なくなってしまったり、、、。
「もったいないなぁ、仕事は出来るのに」
そうつぶやいた私に
「それは仕事できるって言わないよ」
とさらっと返してきたのは夫。
「仕事が出来るって、後輩、部下をちゃんと育てられるってことだよ」
会社や企業は続いていかなければならない。どんなにそつ無く業務をこなせても、後輩を育てられなければ会社はそこでストップする、ということらしい。
「育てる」とはなんて難しいことでしょう。確かに子どもを育てなければ国は滅びるのです。「親はなくとも子は育つ」と言いますが、これもある意味真理だと思います。親はいらないかもしれないけれど、社会が「子どもを育てよう」という共通認識を持っていなければ、やっぱり子どもは育たない。結果、国は滅びる。
療育は未就学児には手厚いと言われます。就学した途端に療育の場はガクッと減る。けれどLDと呼ばれる学習障害に気づくのは就学後の場合がほとんどです。いわゆる「学習」が始まってから、漢字が書けない、板書が出来ない、ひっ算が出来ない、、、と学習面に問題があることに気づくのです。保育園幼稚園はある程度の生活スキルがあれば何の問題も感じずに過ごせる場所で、就学前までは「みんなと一緒」だったのに、学習が始まった途端、「みんなと同じに出来ない」となってしまう。この戸惑いや不安はむしろ恐怖に近いかも。
LD(学習障害)が発端となって不登校、引きこもりになってしまう子はとても多いです。それはそう。みんながいとも簡単にこなしてしまうこと(漢字の書き取りや計算)をいくらやっても出来ない、解けない、覚えられない、となれば
「自分は人より大きく劣っているのだ」
と考えてしまうのは当然のことです。先生にも友達にも馬鹿にされているような気持ちになるでしょう。周りの目を気にせずそれでも学校に行き続けることができることのほうが不思議。
でも、なんてもったいない!学習障害という名前はついているものの、知的に問題のない子は多いし、コミュニケーション面でもつまづきを感じない子も多いのに、、、。ならばどうする?なにか手立てを考えなくては。
今、世の中は人手不足が大きな社会問題です。AIの躍進により今まで人がやっていた仕事を機械やロボットがこなしてくれるようになったとはいえ、それでも大抵の企業は人材探しに躍起になっています。そんな中、LD(学習障害)がきっかけで不登校、引きこもりになって仕事につくことをあきらめてしまう若者がいるなんて、こんなにもったいないことはないと思うのです。
後に続く人たちを育てられないのは「仕事ができない人」ならば「仕事のできる人」に政治をおまかせしたい。保育、教育についてもっと真剣に学び、取り組んでいただかないと国は滅んでしまいます。膨大な数に膨れ上がってしまった不登校児の問題をどう改善していきましょう?
私の仕事は子どもの「育ち」に関わる仕事です。身も心もいっぱいいっぱいになっている保護者の方の子育てを応援したいし、生きづらさを感じている子がいるのなら、少しでも上手に世の中の波に乗っていけるような「技」を教えてあげたいと思っています。それならば沢山の「技」を私は知っておかなければ。
欧米では一般的といわれるビジョンセラピー(日本ではビジョントレーニングといいます)。そろそろ日本でも、「視覚」についてもっと真剣に考える人が増えてきてもいい頃だと思っています。
漢字が左右逆になってしまうのは左右の認知が定まっていないからで、これは身体の左右を別々に動かすトレーニングである程度改善が見込まれます。線が一本多かったり少なかったりするのは両目がうまく使えてない場合が多いので、眼球を左右上下、ぐるりと回したりする眼球運動が効果があります。
すべての学習障害にビジョントレーニングが効果があるとは言いません。けれど、ビジョントレーニングを続けることで明らかに学習面での向上が見られるケースがたくさんあるのは事実です。
療育の現場でTEACCH(ティーチ)やABA(応用行動心理学)を学び実践してきました。ビジョントレーニングを学び、また違った面からのアプローチを試みています。
あなたは「仕事ができる人」ですか?
私の今年の目標は「仕事ができる人」になること。はてさて、どうなることやら。
そんな話もまた今度。
