Mマウントの愛用レンズ
Mマウント初心者の私は、現在「Leitz Summaron 35mm f3.5」と「Leitz DR Summicron 50mm f2」そして「Tokyo Kogaku Topcor 5cm f2」の合計3本のレンズを使っています。
Leitz Summaron 35mm f3.5

一番利用頻度が高いレンズで、いつもこのレンズをメインに街のスナップをしています。大変気に入っているので、9割くらいはこのレンズで撮っている感じになります。
Mマウント以前は28mmでのスナップが好きだったのですが、M2を手に入れたことで35mmを中心に使っていた結果、目が35mmに矯正されたようで、今では35mmが一番しっくりくる様になりました。
このズマロンは35mm f3.5という平凡なスペックですが、コンパクトでシャープな写りをする、街のスナップに向いたレンズだと思います。f3.5という暗さはありますが、開いても絞っても街の奥行きや立体感を感じられるため、非常に信頼をしているレンズです。
長年写真を撮っていると、スナップの時はカメラはもちろんレンズが小さく軽い方が良いと思うことが多くなりました。明るく写りの良いレンズはたくさんありますが、相対的にマウント径も大きくなりがちで、レンズも重く長くなります。
Mマウントは私のスナップの要件に最適で、特にこのズマロンはレンズも短く軽いので使いやすいのですが、それで写りが犠牲になっている訳でもなく非常によく写ります。たぶんf3.5という控えめな設定がこのレンズの良さなのかも?と初心者ながらに思うわけです。
ちなみにレンズのフードはIROOAを付けていまして、私のレンズはこのフードの有無でかなり写りが変わります。古いレンズをお試しされる場合は、ぜひフードも一緒に使ってみてください。
35mmと変化をつけたい場合や、f3.5で明るさが足りない場合は、どちらかの50mmを選択して使っています。私のレンズのコンディションにはなりますが、状態が良くしっかり写るのはトプコールで、DRズミクロンはクモリがあるため、その点を意識した使い分けもしています。
Leitz DR Summicron 50mm f2

「50mmのズミクロンで撮りたい」ライカを使うなら50mmはズミクロンという憧れがありました。ただこちらのズミクロンはDR(デュアルレンジ)ということで、ヘリコイドを切り替えることで、最短45cmほどまで寄れる少し変わったレンズです。
本来このレンズにはメガネが付属していて、メガネを使うと45cmから90cmあたりまで寄って撮れる様になるのですが、私のレンズにはメガネがなかったこともあり、相場より安く手に入れることができました。
ただ、残念ながらレンズに曇りがあり写りに影響が出ます。上の写真を見てもらってもわかるくらいのクモリですから、全体的に薄いベールのかかった様な写りになります。
ズミクロンはf2ですが、クモリの影響かあまり開放付近で使うと良い結果を得られません。わざとホワーとさせたい時はいいですが…ということで、そこそこ絞って使う訳ですが、そうなるとズマロンと結構近い雰囲気と色味を出してきます。同じメーカーなので当たり前かもしれませんが、このあたりの思想設計がしっかりとしているのは流石だなと思ったりもします。
このズマロンとズミクロンを使うと、35mmと50mmをあまり違いを感じずに運用できますので、写真全体の統一感を出したかったり、組み写真として考えたい時には良い組み合わせだと思っています。
Tokyo Kogaku Topcor 5cm f2

こちらのトプコールは、日本がライカをお手本に、国産レンジファインダーの開発で切磋琢磨していた時代のL39マウントレンズです。
ズミクロンを手に入れる前に50mmを探しており、名鉄クラシックカメラバーゲンで見つけて手に入れました。
トプコールのレンズは大変優秀だという噂もあり、一度使ってみたかったレンズなのですが、このレンズはレンズ構成に空気レンズという空気の層をもつことから、和製ズミクロンなんて呼ばれていたりもする様です。
そんなこともあり、ズミクロンに憧れていた私は手に入れましたが、実際に使ってみると写りも素晴らしく、正直ライカの味?というものを除けば、こちらのレンズも良く写る優れたレンズです。
ただ、個人的には和製ズミクロンというよりは、発色良くキラキラとしたカールツアイスの写りに少し近い様な気もします。(カールツアイスも大好きなので良い意味です)
35mmと50mmを同じ写りの方向性や色味で得たい時は、やはり同じメーカーの「ズマロンとズミクロン」で合わせた方がしっくりきます。撮れた写真を見て画角の違いで気付きはしますが、たまに「これどっち?」という瞬間もあります。
トプコールを使う時は、単体というか…例えば変化が欲しい時などに活躍します。お花などはトプコールの方が発色良く瑞々しさが出るかもしれません。ライカの方が渋さがあり絵画の様に、トプコールは発色良く抜けリアリティがある。そんなイメージの違いかもしれません。
どちらのレンズも、物を愛でる価値としては非常に高い満足感が得られますので、使わないものは飾っておいても満点です。



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