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青森県民だけど、ねぶた祭りは観たことがない|自然農法農家の日誌

「青森県民ですが、ねぶた祭を観たことがありません」


青森県民なら誰もがねぶた祭を見ていると思われがちですが、
実は青森市以外に住んでいる人には、意外とそんな人も多いのではないでしょうか。
というのも、同じ時期に県内各地で夏祭りが開かれているからです。

八戸には八戸三社大祭というものがあります。

毎年、7月31日~8月4日まで
巨大で豪華な山車が市内中心部をゆっくり練り歩く祭りです。

三社大祭の目玉は豪華絢爛な山車です。
これらは各地区の有志が手作りしており、ねぶた祭のように専門のねぶた師が制作しているわけではありません。

歴史ものをモチーフに作らています。
三国志や西遊記の山車もあったりします。ワールドワイドです。

わたしが上京する前は横に少し開くくらいでしたが、
今は、電動で大きく変形する仕掛けや夜間運行のライトアップなど、
まるで巨大な舞台装置。
昔とは比べものにならないほど迫力が増し、
見応えのある祭りへと進化しています。

そして、この祭りの特徴のとして、大人し目で、
こどもが主役、ということがあげられます。

大太鼓だけは大人が叩きますが、
山車を引くのも、掛け声をかけるのも、小太鼓や笛を吹くのも
小中学生が中心です。
ただ最近は少子化の影響で大人の場合もあります。

夏休みの夜に友達と集まって練習する。
それだけでも小学生には特別な時間でした。

7/31は前夜祭。
夕方に市役所から市の中心部にかけて、すべての山車が集合します。

8/1は本祭、通称「お通り」。
三社の名の通り、三つの神社を経由しながら市内を一日中練り歩きます。

かつては騒音計が設置されていて、何デシベルまで出せるかを競うように、みんなで声を張り上げていました。

8/2は中日で、市役所に山車が集合し、こどもたちは屋台やお化け屋敷で遊びまくります。こどもにとってはこの日がメインです。

8/3は「お還り」。
役所から各地区に帰り、以前はこの日で終了でした。

8/4は「後夜祭」。
わたしが上京していた約20年の間に始まったようで、よくわかりません(笑)。

農家になってから気づいたこともあります。

三社大祭の期間中は、市内のスーパーや産直へ野菜を出荷しても、いつもより動きが鈍くなります。

みんな祭りに出かけて、夕飯も屋台で済ませる人が多いからでしょう。

かくいうわたしも、お祭りの日くらいは屋台で済ませてしまいます(笑)。

野菜が売れないのは少し困りますが、それだけ街中がお祭り一色になっているということなのかもしれません。

三社大祭は、
ねぶた祭のように観光客が跳ねて参加する「ハネト」の文化はなく、基本的には沿道からじっくり眺めて楽しむ祭りです。

だからこそ、初めて訪れる人でも気軽に楽しめます。

席に座って山車が近づいてくるのを待つだけでも十分に迫力がありますし、一台一台違う題材や仕掛けを見比べるのも面白いところです。

およそ300年の歴史を持ち、現在ではユネスコ無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」の一つにも登録されています。
豪華絢爛な山車だけでなく、神社行列や郷土芸能も、この祭りならではの見どころです。

ねぶた祭ほど全国的な知名度はないかもしれませんが、八戸には八戸ならではの夏があります。

来年の夏、青森旅行を考えている方は、ぜひ八戸三社大祭も候補に入れてみてください。




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